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タイトル未定
私は歩く。
右手に光る乱反射を見ながら、夜の海岸線を1人歩く。
矛盾を抱えながら歩く。
嫌われ続けながらも誰かを嫌い続ける。
人を拒みながらも人に期待をし続ける。
冷たい風と海と人生と。
それでも私は歩き続ける。
海の向こうで私が私を見つめている。
私は見つめられている。いや、私は見つめている。いや私が私に見つめられているのを、見ている。
わからない。
わからない。
わからない。
私は立ち止まる。
私は劣等感に生きている。
誰からも愛されず、必要とされず、評価されず、見つけられず。
私は歩き出す。
私はもう自分が何者かわからない。
最初から何者でもないのかもしれない。
私は歩く。
歩く。歩く。歩く。
歩く。歩く。歩く。
もう足の裏に接する感触もない。
頭が上である保証もない。
見える景色が正しいとも限らない。
帰る地面もないかもしれない。
このひたすらな海岸線らしきものを歩き続ける。
うまく歩けているかもわからない。
前に進んでいるのか。後ろに進んでいるのか。
それでも私は歩く。
歩くことしかできない。
あとがき
私は歩くことが好きです。
地面からの反発が私をこの世界に引き留めていてくれるような気がします。
幽霊なったらどうでしょうか。歩いている感覚は残るのでしょうか。
なってみないとわかりませんね。
この世界でこの反発だけが、私に接してくれているようです。




