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【前編】 察しがいいから

 俺は割と察しがいい。

 察しの良さは自他ともに認める感じでほめられるの8割、嫌がられるの2割ぐらい。いや、7:3ぐらいか?

 案外人間ってのは分かりやすいもんだ。

 仕草や目の動きや声のトーンは基本で、もちろん相手がどんな人間か過去にどんな言動していたか知っていれば申し分ない。

 それで大体想像はつく。


「お前、彼女と別れたんか?」

「なんで分かったんですか? ……そうですよ、振られました」

「だと思った。おおかたあの子が浮気でもしたんだろ」

「えっ? どこからの情報ですか? 誰にも言ってないんですけど――」


 こういったことは日常茶飯事だ。

 ま、それでも今一つ分からないって時もあるが、困ったら大声、とまではいかないがちょっぴり圧をかけたり、古い言い方だったらメンチを切る(やり過ぎて苦情が出ないぐらい)とかするとよりサインが分かりやすくなる。


 そうは言っても毎回当たるもんでもない。

 当たったらラッキー、ぐらいのつもりなら十分に役に立つ。思い込みと大差ない外し方で痛い目見る事もあっても、トータルなら結構プラスだ。

 意識すればするほど上達していっているようだ。

 ただ、その力を利用して少々強引にコトを進めると時には反感を買う。


 俺は今不審な男に追いかけられている。

 そいつはこっちに敵意を向けてきていた。

 いや、それどころか殺意まで抱いているようだ。


 俺は察しがいいから気づいた。

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