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24 組長撃たれる


 神山組の組長は重苦しい空気の中、事務所の椅子に深く腰を下ろし、ようやく安堵の息を吐いた。


 「ふぅ……ササキのことも片付いた。これで一安心だ」


 ササキは事務所の地下で手錠に繋がれている。


 突然、組長室の扉が激しく開く。


 「誰だ、お前は!」


 目出し帽をかぶった男が拳銃を構え、冷たい銃声が鳴り響いた。


 バンッ!


 組長は叫び声をあげながら椅子から転げ落ち、床に倒れ込む。


 目出し帽の男はそのまま無言で立ち去り、暗い廊下へと消えていった。


 ニュースは瞬く間に駆け巡った。


 神山組の組長が撃たれ、意識不明の重体だと報じられた。


 犯人の姿は未だ掴めず、街は緊張に包まれた。


 一方、グラスは小屋の薄暗い部屋でテレビの速報を見つめていた。


 「マジかよ……」


 隣にいたタコ松も画面を見て声を上げる。


 「組長、撃たれたのか!」


 グラスは慌ててパソコンを開き、すぐさまメールを打ち始めた。


 「とりあえず連絡するか……」




 暫くして、パソコンの画面にメールの通知が現れた。


 「動くなだってよ」


 グラスはつぶやいた。


 タコ松が不安そうに聞く。


 「犯人、探さねえのかよ?」


 「さぁな」


 その瞬間、部屋の窓が激しく割れる音が響き渡った。


 「何だ!?」


 タコ松が叫ぶ。


 銃弾が飛び込んできた。


 「撃たれてる!しゃがめ!」


 グラスがそう言うとタコ松はその場にしゃがみ千冬もタロウを抱いてしゃがむ。


 グラスは胸ポケットから手鏡を手に取った。


 鏡越しに敵の姿を探る。


 「二人だけか…よし、やるぞ」


 グラスは拳銃を構え、敵の銃に狙いを定めて引き金を引いた。


 「バンッ!バンッ!」


 銃弾が敵の銃を弾き飛ばす。


 隙を突かれた敵は慌てて身を守るが、その隙にタコ松が一気に距離を詰めた。


「これで終わりだ!」


 タコ松が叫びながら、二人の敵に飛びかかる。


 素早いパンチとキックが連続で炸裂し、敵はたちまち倒れ込んだ。


 グラスはタコ松に目をやり、感謝の表情を見せる。


 「よくやった、タコ松」


 「俺はタコ松だぜ?こんなの楽勝よ!」


 タコ松は笑みを浮かべた。



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