20 油断大敵!
翌朝。
組長が椅子に座り、落ち着いた表情で話す。
「流石のササキも、警備が強化された事務所には乗り込まんだろう」
ジャスティスが身を乗り出しながら答えた。
「油断大敵!」
グラスも頷く。
「ジャスティスの言う通り油断はできません」
組長は自信満々に言う。
「だが奴でも、この警備を突破するのは不可能だろう」
その時、組員が慌てて駆け込んできた。
「ササキから手紙が届きました!」
組長はすぐに受け取る。手紙にはこう書かれていた。
『今日の23時、〇〇山の山頂に来てください。何人で来ても構いません。来なければ人質を殺します。』
手紙には神山組幹部の高須が縄で縛られた写真が貼られていた。
組長は顔を強張らせた。
「高須!」
グラスが問いかける。
「どうします?」
組長は迷わず答えた。
「高須を助ける。それが最優先だ」
ジャスティスも拳を握りしめる。
「どんな罠があっても、俺たちが必ず救い出す!」
組長は深く頷き、声に決意を込めた。
「夜までに準備を整えろ」
その夜、冷たい風が山頂を吹き抜ける。
神山組の組長は数十人の組員を率いて、険しい山道を慎重に登っていた。
グラスが銃を構えながら言う。
「道中に罠があるかもしれません。気を抜かず進みましょう」
一行は息を切らしながらも山を登り続けた。
「かなり疲れたな」
組長がつぶやく。
突然、グラスが銃口を向け、周囲を警戒する。
「近くに気配がある」
ジャスティスが拳を握りしめ、大声で叫ぶ。
「来い!」
闇の中、鋭い音を立ててササキが現れた。
次々と組員が斬られていく。
ジャスティスは全力で体当たりを仕掛けるが、ササキは軽やかにかわし、同時に横腹へ強烈な蹴りを叩き込んだ。
ジャスティスは一瞬動きを止めるが、すぐに反撃の拳を連打で繰り出す。
しかしササキはすべての攻撃を完璧に避け、冷たく言い放った。
「パワーはあるが、技術がありませんね」
そのままササキはジャスティスの胸へ鋭い蹴りを叩き込み、ジャスティスは苦しげに倒れ込む。
「次はあなたの番です」
ササキは鋭い目でグラスを睨みつける。
「いや、まだ先のようだ」
グラスがそう言った瞬間、倒れていたジャスティスが勢いよく立ち上がり、ササキに殴りかかった。
「ぐっ!」
ササキは不意を突かれ、勢いよく木にぶつかる。
グラスは銃口をササキに向け発砲する。
だがササキはそれを刀で防ぐ。
グラスはさらに撃つがササキは木の後ろに隠れた。




