表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
星夢ノ戦  作者: SCⅫ
始まるファンタジー
24/35

24:特訓と勉強

「特訓……?勉強……?」

「あら、当たり前じゃない。知識テストと戦闘、どっちもこなさなきゃいけないの。たとえ戦闘に関する心得があったとしても、ここ神夢場では勝手が違うからね。それじゃあ、まずは知識問題から。始めるわよ!」

「え、ええ……」


こうして星夢ノ戦に向けた勉強と特訓を始めることになった。


◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆


「まずはこの前話した今の神様事情について。とりあえず覚えてる限りでいいから言ってくれる?」


「えぇっと…全神様、っていうこの次元の仕組み全てを作った神様の神様みたいな神がいて……その神様が最近、現界……僕たちが住む世界にお忍びで遊びに行くことが増えていた。ただこれは大体100年前ほど……」


あまりにも衝撃的過ぎたが故か、修矢はほぼ全てを覚えていた。


「そんな風に選ばれた人たちを……星神帝様の友神の夢神帝様が作った神夢場ここを使ってたくさんの試験を行って、そこに最後に立っていた人を自分の跡取りとする、って風になった……それがこれから僕たちが挑む星夢ノ戦。」


「………」


スコーピウスはあまりの正確性に度肝を抜いていた。


「あれ、何か抜けてたっけ?」

「違うよ!逆に完璧すぎるから驚いたのよ!」


半ば放心状態だったスコーピウスに対して、自分でも驚いたくらいに覚えていた説明に抜けがあったのか確認する修矢。それに対し、冷静に、しかし抑えきれない驚愕をもって声をだすスコーピウス。


実に仲がいい。


「時事的?な話は大丈夫そうだね。それじゃあ、神という存在についての勉強が基本になるかな?少しずつ話すから一つ一つ覚えていってね。」


(え~ここから先、ほぼ蛇足的な僕(作者)の妄想設定の類です。ぶっちゃけこれから先の展開で役に立つか分からないので、この話はここで切っても構いません。)


「まず最初に神という存在の定義から。


神というのは大雑把に言えば〈管理に長けた知的生命体〉。


神だから不老かつ寿命は無限ではあるけれど不死ではないからね。


急所の位置とかあまり人間と変わらないし。


ぶっちゃけると神だからといって特別強いとかはないよ。


神によってはそこら辺の下界の人と変わらない程度の戦闘の実力なんてものはないの。


でも星夢ノ戦に戦闘があるのは純粋に上の神様達ってのは大昔からいて、そのときの娯楽なんてのは戦闘くらいしかなかったからだね。


ただ人で言うところの脳のリソースだけは単なる無限。


つまりはどういうことかというと、人間やそれに近しい知的種族は寿命だったりの理由で自分の持てる知識量に限界があるんだ。それを超えないように人間たちは必要、不必要な情報を取捨選択するし、容量がいっぱいいっぱいになると不必要そうな情報から少しずつ消していく。


でも神様はそういうことがない。無限に覚えていられるんだ。ただ、理解力は必要だけど。


そしてもう一つ。神にはちょっとした技能がある。


簡単に言えばほぼ自動長距離ノータイムで複数の神に情報を伝達できる技能だよ。


神ってたくさんの情報を同時に複数に送らなきゃいけない場面ってのが大量にあるの。


神の仕事っていうのは『世界の管理』だからさ。一瞬の間違いが大きく影響を与える。


実際それで滅んでしまった世界だってあるから。


そしてそういう神の世界に干渉・管理する力の源っていうのは神玉しんぎょくと呼ばれる物質。


このおかげで神様は自分の持つ力を超えて力を行使できる。


神って言うのはこんな感じ。「人間ってどんな存在?」って言われても厳しいのと同じくらい説明難しいから、あとで追加の話があるかも。


それじゃあ神の成り立ちについて。


これは二通りに分かれる。


それは神として全神様もしくはその全神様に許可された神々に作られた神。


神力と呼ばれる一種のエネルギーから作られるの。この産まれ方が神全体のおよそ9割7分だよ。


そしてもう一つ。元からあった別の存在が全神様に認められて神となるパターン。


この方法で星夢ノ戦の優勝者は神帝になるの。


現状神のなり方はこの2パターン。


それじゃあ次に神の階級について。


基本的に神は下から、現人神あらひとがみ一般神いっぱんじん下位神帝かいしんてい中位神帝ちゅういしんてい上位神帝じょういしんてい神王しんおう最上位神帝さいじょういしんてい、全神様。


現人神っていうのは神の素質だったり力をもって生まれた別の存在で、だいたい神への道が見えてる存在なんだ。


一般神。世界の細部に干渉するための神様とかがそう。


次に神帝。一般神は基本的にここの神様によって作られてる。言ってしまえば一般神の上司にあたるね。神帝はさっき言ったように下位、中位、上位、最上位に分かれるんだけど、その位の決め方は司る事象の重さだね。


星神帝様は上位神帝という話はしたと思うんだけど、星神帝様が司るのは正確には星ではなくて、存在の存在する場所以なんだ。


まあ分かりやすく言うのであればそれこそ星だよ。全ての世界で全神様に存在と定義されてるもの以外しかないからね。


……こんな風に大分大雑把だし、名前だけを聞いても何を司るのかを理解しにくいのもかなりいる。


ちなみに私は星神帝様に作られた存在で一般神とほぼ変わらないけど、私自身にも神様を作る力は与えられてるから一応中位神帝という立場。


神数しんずうだけど今は上位神帝は12はしら、最上位神帝は5柱だよ。


それじゃあ神王について。


これは上位神帝と同じ位だよ。


ただ、神ではない場合があるんだ。やることは神と同じ世界の管理なんだけど、司ることの都合上、一柱の神で済むの。


だから純粋に不老だったり神ではないのにずば抜けている存在でもできる、ということでたまに神以外が任命されることがあるんだ。


現人神と違うのは、明確に現人神には神の力が微妙に扱えるんだけど、神王は使えない。


まぁここ1000年は神王なんて生まれてないから一応覚えておこう、みたいな感じだけど。


最後に全神様。言わずもがな。全知全能。常に成長し続けている。神玉を使うことで世界の全てに干渉可能。以上。


まぁ神様関連はこれでいいかな?」

誤字脱字報告、批評(批判じゃないよ)コメント、よろしくお願いします。

こんな設定で私の物語の神が生まれています。

次回は8月7日 18:00を予定しています。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ