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暗殺者幻想入記録  作者: 暁月 しゅか
第4章〜火炎に包まれし鳥〜
27/34

暗殺者幻想入記録 第二四話〜紅と白銀〜

はい。どうも。今回は、リア友のリクエストで、新キャラを二人追加しました。

フェニックスらしきものを追いかける三人。

どうなるのか…

ここで、告知を。6月頃から連載投稿を始めました、もう一つの小説がありますので、そちらの方もぜひ、お読みください。

URL↴

https://ncode.syosetu.com/n5650ig/

それではどうぞ。

暗殺者幻想入記録 第24話〜(あか)白銀(しろ)

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

索夜side

白銀の世界に、紅い光の筋が、一つ。

俺たちはその光を追い続けていた。

「なんなのあれ!?フェニックス!?」

「知らない!だが、多分そうだ。」

恐らくだが、あれはフェニックスで間違いないだろう。

なら、なんでここにいるのかという疑問も当然出てくるのだが。

「それにしても、ここどこなの?」

「まぁ、多分フェニックスと繋がってる場所だろ。」

「うん。見たら分かるよ!?」

それしか言い表す方法無いんだが…

そんな事を考えてるうちに、俺たちは一段と広い部屋に出た。

すると

『お前たちは誰だ』

と眼の前の少し透けた体を持ち、剣を片手に下げている男が言った。

「幻想入りしたものだ。」

と答えると、

『幻想…?何だそれは。』

幻想郷を知らない…?

と、とりあえずそんなことは置いといて。

俺はスペカを使う。

「『放符【ヒバナ】』。」

だがしかし、スペカが発動されることはなかった。

「なっ…」

「え!?何で!?『恋魔【ラヴィング・ステップ】』。」

蛍もスペカを発動するが…出来ない。

能力は?

「『能力/ヘカートⅣ』。」

…出ない。

「いやなんでだよ。」

「えぇ…スペカ使えないの?『秘剣【ブリングリーヅ】』。」

純連もスペカを発動させる。

いやいや発動出来ないよ。

――純連の手に両手剣が生成される。

「…出るのかよ…」

なんだ?どういうことだ?これは純連への試練…なのか?

「つまり、私達は何も出来ないんだね。」

「まぁ…そうだな。」

「えっと…あの人、倒して良いのかな。」

『ふむ…火炎鳥様から承ったこの場の守護という任務を遂行している私に、そんな大きさだけが取り柄の軟弱な剣一本で挑むか。良い心構えだな。』

「さて。大きいのはそうだけど、軟弱なのかはどうかな。」

と言って、純連は男に突っ込んでいく。

戦いの火蓋が切られた。


























三十分後。

『…確かに…火炎鳥様から…ここに招待される…程の力はあるようだ…』

それがこの男の最期の言葉であった。

男はその場にうつ伏せに倒れると、火に包まれて消滅した。

「はぁ…はぁ…」

「…一回戻るか。」

純連が予想以上に疲れていたので帰還することにする。

「…どうやって帰るの?お兄ちゃん。」

…どうするんだろ…

「うーん…来たときと同じなら…純連。開放スペカを使ってくれ。」

「え?別にいいけど…『開放【フェニックス】』。」

本来ならここで純連は炎に包まれるのだが…

スペカから眩い光が迸り、辺りを包んだ。


























目を覚ましたところは、さっきまで居た白玉楼だった。

「え!?皆さん!?」

倒れながら上を向くと、妖夢が居た。

いやっ…ちょっ…このアングルはまずいっ…

俺が妖夢を見上げる形になっているので、スカートの中のものがギリギリ…ほんとにギリギリのラインで見えてない状態だ。

その事に気づいた妖夢は顔を急速に赤くし、

「キャァァァ!」

と叫ぶと、スカートの裾を引っ張る。

それと同時に、俺の体に妖夢渾身の蹴りが入りそうだったので、結界で防ぐ。

俺は急いで体を起こす。

「ちょっ…ちょっと、待て!これは不可抗力だろ!?落ちてきた場所が場所なんだから!」

「むぅ…///」

「いやまぁ俺がその場からどけばよかった話なんだけどな…」

と言った瞬間、

「なら何で早くどかなかったんですか!」

妖夢はまた蹴りを入れようと…

「いやあぶねぇ!?」

これは…弁解に相当時間がかかりそうだな…

























どうにか妖夢を弁解できた俺は蛍たちと一緒に(弁解した瞬間に起きたため)あったことを話した。

「えぇ!?そんな事が!?」

そうそう。そんな事がね…

「なんか凄かったよねぇ。」

と、蛍がのんびりした口調でいう。

「随分呑気だね!?」

それに対し、純連のツッコミが入る。

「まあ、今やることは、純連のスペカの増加と、とりあえず学校の提出物なんだよな…」

「「あ…」」

二人共完全に忘れてたみたいだな。

「仕方ねぇ…持ってきてやるよ。」

と、俺は立ち上がり、家へと戻った。


























翌日

「…蛍、純連。起きろ。」

俺たちはまだ白玉楼にいた。

学校へは大抵のことがなかったら行かなければならないだろう。

しかも蛍はまだ中学なのだ。なおさら行かなければ…というか行けよ…

「ふわぁ…おはよう。索夜。」

「おはよ。お兄ちゃん。」

「ほい。朝飯食って、準備したら行くぞ。」

「「はぁーい」」


























〜学校〜

「今日は転校生がまた二人きます。」

途端、

『うわァァァァァ』

と、クラス中の男子が騒いだ。

「女かな!?」

「愛さんみたいな子がいいな…」

…うん。うるせえ。

「あはは…すごい盛り上がりようだね。」

「仕方がない…ですかね?これ。」

そんな話をしているうちに、

「はい。では、入ってきてください。」

と、担任が手招きする。

そして、入ってきたのは。

黒い髪に紺色の目を持つ、瓜二つの男女二人だった。

「では。自己紹介を」

と言われ、男のほうが黒板に字を書く。

そして、右に綴りを書いた。

森神蒼葉(もりがみあおば)

と。しかし、彼は書くことをまだやめない。

何を思ったのか、今度は左側に綴りを書く。

森神蒼葉(もりがみあおは)

あおばとあおは。

蒼葉と蒼葉。

「どうも。『森神蒼葉(もりがみあおば)』です。」

「その妹の『森神蒼葉(もりがみあおは)』です。よろしくお願いします。」

今気がついたのだが、二人共、目を見張るほどの整った容姿を持っていた。

当然、女子からは

『キャー』

という黄色い歓声が飛び、男子からは

「遂に!俺たちにも!春が!?」

と叫ぶものと、

「俺は愛さん一択だ!」

と固い(?)決意を口に出すものも居る。

「はい。えーと、愛さんも、転校生同士仲良くしましょうね。」

「あ、はい。」

…言うて転校生かどうか怪しいところではあるんだよな。

どうやら森神兄妹の席は俺の右隣ということになったらしい。

途端、

「よろしくお願いします。如月さん。」

と、蒼葉(あおは)が話しかけてきた。

「よろしくお願いします。森神さん。」

「いえいえ、私のことは蒼葉(あおは)で良いですよ。その代わり貴女のことは愛さんと呼ばせていただきますね。」

「全然大丈夫です。森神さん…蒼葉(あおは)さん。」

というと、蒼葉(あおは)は嬉しそうに頷く。

途端、

「あの…如月さん…と亜吏拆さん。ですよね。放課後、屋上で待ってます。」

と、蒼葉(あおば)が話しかけてきた。

するとクラス全体が

『えぇぇぇぇ』

と騒ぐ。

俺はこの状況で、

…大変なことになりそうだなぁ

と呑気なことを考えていた。
















〜放課後・屋上〜

「それで、話ってなんですか?」

「えっと、『幻想郷』ってご存知ですよね。」

「えっ…」

…何故そんな事を聞くのだろうか。

幻想入りしてから知ったのだが、現実世界にも『東方project』というものが有り、その舞台がまさしく『幻想郷』なのだ。

そして俺みたいに幻想入りした者の物語が2次創作としてネット小説やらに書かれているそう。

ちなみに、幻想入りした者は俺たち以外には居ないようだ。

「ま…まぁ…知ってますけど…」

「何でそんな事聞くんですか?」

と、タジタジな俺とは裏腹に、純連がはっきりとした声で聞く。

その問いに、蒼葉(あおば)が答える。

「実は、この学校の校長に言われたことががあるんです。」

嫌な予感と共に俺は思わざるを得なかった。

――またあいつか。

と。

蒼葉(あおば)が続ける。

「教室へと入ったら、、まずは『亜吏拆純連』という人と、『如月愛』という人に話せって。」

今度は、蒼葉(あおは)がいう。

「えっと、確かその人の名前が、『八雲紫』…何故か学校のときと違う漢字…まぁその理由も知ってるんですけど…なんです。そして、その人がいきなり手をかざして、その瞬間、頭の中に映像が流れたんです。皆さん…お二人方がどのようなことをされ、どのように過ごしたのか。そして、愛さん。純連さん貴女達は…男の人…なんですね。しかも、愛さんは、本来の名前は、『月影索夜』っていう…」

ははは。ぬかしおる。

あいつどこまで言ったんだ!?もうほぼ全てじゃねえか!?

「まぁ…ボクは、『男の娘』って言う分類に入るかな…」

「男の娘…」

これには蒼葉(あおは)も驚かざるを得なかったようだが、これに驚いていたら、俺のには耐えられんぞ。

「…はぁ。そこまで分かってんなら、今更俺が女の口調する意味ねえな。と言っても、肉体的には女だぞ?元々が男だっただけで…この口調も正直違和感でしかねぇんだよな…」

「「…」」

二人共唖然としている。

「と、言っても、この学校では『如月愛』なので、この口調で行かせてもらいますが…」

と、そこまで言ったとき。

『ズニュン』

とスキマが開き、幻想郷姿の紫が出てきた。

「えっと、この子達を幻想郷に連れていきたいから、階段から覗いてる子達を追い払ってきてくれる?」

「はいはい。まぁ、ずっと見られていて不快でしかなかったからな。」














…すごい数。男子も女子も全校生徒分ぐらいあるんじゃないか?

「えと…告白とかじゃないので、帰ってくれますか?」

「え!?告白じゃないの!?」

「はい。全く。ただの世間話ですよ。」

「な、なら、俺と付き合ってください!」

と、それをきっかけにしたように、

「俺も!」「俺も!」

と、男子から告白を食らう。

「私、告白してくる!」

と、言った瞬間、人垣の大暴落が起き…かけた。

女子が完全に決壊する前に、俺は密かに能力を使い、目には見えない結界を作ったのだ。

そして、俺は男子の告白を、

「告白の件ですが…すいません。無理です。」

「「「「「「「「「なっ…」」」」」」」」」

男子。落胆。

そして女子。諦め。

人垣は戻っていった。
















「やってきましたよ。これでいいですか。」

「えぇ。良いわよ。さてと索夜。悪いけど蛍ちゃん呼んできてくれる?あと、あなた達、着替えたら?」

「分かりました。」

俺は空を飛ぶと、自分と純連の姿を消して、家へと向かった。

























〜数十分後〜

「呼んできましたよ」

「うわぁっ!」

と、蒼葉(あおは)が驚く。

「楽しかったー」

と、蛍は呑気なことを言っている。

「この人たちは?」

「私のクラスメイト…というか転校生。です。」

と言うと、

「お兄ちゃん!その口調のまま居て!女の子の服持ってくるモゴモゴ…」

最後のは俺が蛍の口を塞いだ音だった。

「いや、ふざけんじゃねぇ。何で幻想郷でも俺はこれを着てるか分かってんのか…」

「むー…」

と、蛍は恨みがましい眼で俺を見つめてくる。

「とりあえず、紫さん。幻想郷に行くなら行くで早くしてくれ。」

「分かってるわよ。ならみんな。この中に入ってね。」


























〜博麗神社〜

「…いや、多すぎない?」

「それは紫に言ってくれ。」

「…」

ふと右を見ると、蒼葉(あおは)がこっちを見ていた。

「どうした?」

「あ…いや、愛さん…索夜さんの服が、似合いすぎてるから…」

そう言われ、俺は自分の体を見下ろす。

暗殺者時代から着続けている服。

幾度となく他人の血に塗れ、しかし服には一切の滲みもない。

これがこの服のすごいところであって、俺は今白いパーカーを着て、上から黒いコート…どちらもフード付き…を着ているのにも関わらず、きれいなのだ。

ボスによると、特殊な加工が施されているとかどうとか…

そんな、言わば暗殺用の服は、不思議と女である今の俺の容姿にあっている。

「…まぁ、でもこれは人を殺すためだけの服だし、そんな縁起が良いもんでもないよ。」

「いや…でも…」

と、蒼葉(あおは)は食い下がってくる。

「暗殺者…まさか、愛さん…索夜さんって…数々の人間を屠ってきた、『漆黒の狙撃手』の『月影索夜』?」

「…いや、いやいや…いやいやいやいや…え?俺ってそんな二つ名つけられてたの!?めっちゃイタイじゃん!?なんそれ!すっごい嫌なんだけど!?」

蒼葉(あおば)が言ったことに多少のショックを覚える。

嫌なんだけど…

「…でも、世間一般ではそうやって…」

「終わり!この話終わり!霊夢、この二人の能力調べて…「そんなの自分で出来るでしょ!」…ハイ。」

霊夢に任せて俺は逃げようと思ったのに…

「『能力/能力鑑定』。」





『自然を操る程度の能力』





まずこれが蒼葉(あおば)の能力。





『自然を操る程度の能力』






蒼葉(あおは)の能力…一緒か?







「結果だけど…二人共、『自然を操る程度の能力』…だった。」

はい。名前が完全に一緒だから書きにくい…

ということで、新たな二人を連れて異変解決!

あの二人はどのようにストーリーに絡んでくるのでしょうか。

それではばいなら!

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