暗殺者幻想入記録 第二十二話〜桜の下での宴〜
どうも。今回は、宴会…になる予定なのですが…宴会か?という場面がある…というか大半なので、そこのところ、ご了承ください。(すいません…)
それではどうぞ
暗殺者幻想入記録 第22話〜桜の下での宴〜
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索夜side
今日は、白玉楼で、宴会だ。
…人里にある家から遠いのだが…おまけに背中に蛍を乗せていかなければいけないという…
「あら、あんたたち、遅かったわね。」
と、霊夢がそんなことを言うので
「いや、遠いし、おまけに蛍いるし。」
と、言い訳じみた事をいう。
「まぁ、そんなことはどうでもいいのよ。さぁ、飯を作ってきなさい。」
…こいつ…飯作るのどれだけ大変か分かってんのか…
と、そんなことを内心で愚痴りつつ、俺はキッチンへと向かうのだった。
〜キッチン〜
「あれ、索夜さん。なんでここに来たんですか?」
キッチンには妖夢がいた。
「霊夢のやつに料理作ってこいって言われたんだよ。」
「それは…大変でしたね。」
…全くだよ。と愚痴りたい衝動を抑えつつ、俺は妖夢と料理を作ったのだった。
料理ができた。
料理はできたのだが…
「なあ、これ、多くね?」
量が多いのだ。100人前ぐらいはありそうだ。
「…幽々子様は、大食いですから…」
…大食いのレベル過ぎてるだろ…
「…と、とりあえず、持ってくか。」
「これは…何回も往復しないといけなそうですね。」
と、そんなことを言うので
「いや、1回で終わらせられるぞ。」
という。
「…え?どうやってですか?」
「こうやるんだよ」
俺は、料理を浮かせ、自身の周りを旋回させた。
「……………」
妖夢は絶句している。
「まぁ、そんな驚くことでもないだろ…俺らも行くぞ。」
「は…はい。」
「料理持ってきたぞー」
と俺が言うと、真っ先に反応したのは幽々子だった。
「あら、ありがとぉ。」
俺がテーブルに置くと、すぐさま食べ始める。
…食うスピード早…
いやそんなことより…
俺は能力を使い、食べてもまた補給されるようにした。
所謂、『食べても食べても無くならない料理』という感じだ。
と、その時
「やっほ〜永遠の美女、紫ちゃんよ〜」
と、BB…ゴホン。紫が来た。
「あ、索夜じゃない。最近どう?その体でうまくやれてる?」
と聞いてくるので、
「…俺は全くそんな事望んでないんですけどね。」
と返す。
とそこに
「紫さん。お久しぶりです。」
と純連が来た。
「…あんたら知り合いだったのかよ。」
「うん。幻想郷に連れてきてくれたのは紫さんなんだよ。」
…やっぱり。
「まぁ、ボクはご飯食べてくるね〜」
とすみれが言い、戻っていった。
と、不意に。
「そういえば索夜、貴女汗かきすぎじゃない?」
と、紫が言ってきた。
「あぁ。なんか100人前の料理作らされたからな。」
と答える。
「なら、博麗神社の近くに水場があるから、そこで水浴びでもしていらっしゃいな」
と言って来たので、
「あぁ。そうする。」
と、俺は水浴びに行こうと思ったのだが…
「お兄ちゃん、私も行く。」
と、蛍が言ってきた。
…気まずくね?
「え…お前はそれで良いのか?」
「うん。お兄ちゃんは今は女の子だし。いいよ。」
…良いのかそれは?
…まぁ行くか。
「じゃあ、行ってくるんで。」
「はい。いってらっしゃーい」
「…広…」
俺は、あまりに広大なその湖に絶句した。
その間に、蛍は服を脱ぎ終えた。
そして勢いよく、『バシャーン』
…確実に気もちいいだろうな。
「何してるのお兄ちゃん。早く入りなよ」
と蛍が言うので、俺も服を脱ぎ初めた。
しかし、どうしても下着を脱ぐ直前、手が止まってしまう。
紫の温情か、上の下着も着てはいるが…
何か、俺が服を脱ぐのに、罪悪感を覚える…
「…お兄ちゃん…もしかして、その上の下着の外し方分かんない?」
違うのだ。…いやそうでもあるけど、意味が違うのだ。妹よ。
と、そんなことは蛍に届くわけもなく、
「私が外してあげるよ。」
と蛍は上がり、俺の下着を弄る。
「なっ…」
俺が反射的に飛び退こうとした瞬間、はらりと、それは俺の足元にわだかまった。
「はい、お兄ちゃん」
…もうここまで来てしまったら、やるしかない…か。
俺は、戦闘中もかくやという頭の回転スピードで、そう考え、下着も脱いだ。
そして、俺は一糸まとわぬ裸体を、ゆっくりと水の中に入れる。
蛍は先に入っている。
と、蛍が少々不貞腐れた声と表情で、
「…お兄ちゃん、私より胸大きいなんて…」
というので、俺は真面目な声で、
「…いや、これ結構不便だぞ。肩凝るし、邪魔だし。」
という。
「えぇ…なら私のほうが恵まれてるのかな。」
「まぁ、そんなことより、頭と体洗えよ?」
そんな話をしていると、不意に、
『カラーン』
と、何かが落ちたような音が、俺と蛍の背後から聞こえてきた。
「誰だ!」
いつの間にか敵に距離を詰められていたようだ。
俺は身構えながら振り向く。
しかしそこにいたのは、敵ではなく。
「あ…あわわわわわ…」
と、赤面しその場に立ち尽くす、純連だった。
「…どうしたんだ?純連も水浴びしに来たんじゃないのか?」
と俺が声をかけた瞬間、
「きゃぁぁぁぁぁぁぁ」
と、純連が声を上げた。
「…いや、普通悲鳴上げるのこっちなんですけど。」
「いや、ねぇ、何で索夜はそんな平然としていられるの!?羞恥心というものは無いの!?」
羞恥心…か。
「いやぁ…元々男だったから…見られても何も思わないなぁ…まず、純連だったら見られてもいいし。」
「…え?」
「ってなわけで、入ってこいよ。」
「いやでも…」
いつまでもオドオドしている純連に向けて、強制的に動かざるを得ないことをいう。
「あんたが来ないなら、俺が出ようか?」
「え?いやちょっとそれは…」
…早く来なさい…そろそろほんとに。
「もう出ちゃおっかなぁ。」
「わ…分かった!入るから出ちゃだめぇ!」
と言って、純連は服を脱ぎ始めた。
「ねぇ、タオル無いの?」
「…俺らがタオル使ってるように見えるか?」
「…いや、全く。」
「よし。なら頑張れ。」
俺等だって使ってないんだから、男(男の娘)の純連が使うわけにはいかないよなぁ?
「うぅ…」
純連は、服を脱ぐときから水に入るまで終始後ろを向いたままだった。
「…なぁ、抱きついていいと思うか?」
「…うーん…それ良いね!お兄ちゃん!よろしく!」
「はいはーい」
と、蛍からの許可が出たので息を潜め、純連の背後に行く。
そして
俺は勢いよく純連に抱きついた。
「え?…うわぁぁぁぁぁぁ!」
『バシャーン』
俺と純連は二人して水中に倒れた。
「ちょ、ちょちょちょ!?何やってんの!?索夜!?」
と、慌てふためく純連に、俺はより一層身体を密着させ、かつ上目遣いで、
「駄目だったのか?」
と聞いた。
「あわわわわわわわわわわわ…」
純連はより一層顔を赤らめ、混乱した。
良いものが見れた。
「さて、そろそろ上がるか。」
「うん。」
と、俺達二人が上がろうとすると、
「おっと…ここに人間が三人もいるとは…やっぱ俺はついて…ビギャァ!?」
…何かいたような気がするが…まぁいいか。
「え?お兄ちゃん?…一瞬でアレを殺すなんて…」
と、蛍が不思議なことを言うので、
「ん?お前は何を言ってるんだ?俺は何も殺してないぞ?」
と答える。
「…………」
今度こそ俺達は水から上がった。
そして服を着替え、
白玉楼に戻ろうとしたタイミングで、
「…待って、ボクも出る。」
と純連が言った。
「おう。なら待っとくわ。」
「よし。いいよ。」
純連の着替えが終わったようだ。
「…やっぱり純連って、女物の服着てても違和感ないよなぁ。」
「…逆にお兄ちゃんと純連さんの服を入れ替えたら…」
「駄目だ。この服を誰かに着せるわけにはいかない。この人殺しの服はな。」
〜白玉楼〜
「ただいまーって…コイツラ酔ってんな。今日はもうお開き…かな。」
「おかえりなさいませ。そうですね。幽々子様ももう寝てしまいましたし。」
「そうだね。じゃあ、またね。索夜。」
そんな感じで宴会はお開きになりそうだ。
「また、異変のときにな。」
「うん。」
「じゃあ、俺らは帰るよ。」
「じゃあねー」
そうして、俺は背中に蛍、両脇に霊夢と箒を持たせた魔理沙を持って、白玉楼を去った。
…宴会というか、俺らにとっては、水浴び会になったな…
…魔理沙の家って…
霊夢を博麗神社に置いてきたあと、俺は魔理沙の家を探していた。
そして、ある森に差し掛かったとき、
「あら。魔理沙じゃない。」
不意に、声をかけられた。
髪は金髪で、近くを人形が飛んでいる。
「こいつの家を探してんだよ…」
と、俺は普通に答えた。
「なら、私が送っとくわよ。ありがとう。」
どうやらこの少女が家まで送っといてくれるようだ。
「ありがとう。あと、俺の名前は、『月影索夜』で、隣りにいるこいつが、『月影蛍』だ。」
「よろしくお願いします。」
「よろしくね。索夜。蛍。わたしは、『アリス・マーガトロイド』よ。」
アリス。…この世界、俺らと同じような…というか同じ名前多くないか?
俺こと『索夜』、紅魔館のメイド『咲夜』然り、純連の活動名『A.L.E.C.E.』、そして目の前の『アリス』然り。
これは偶然なのか、はたまた必然なのか…
「まぁ、ありがとう。それじゃ。」
俺達はアリスに別れを告げ、その場を去った。
東方キャラとの名前の一致…これは、本当に偶然なのでしょうか。
次回は、オリジナル異変になりそうです。
それではばいなら!




