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暗殺者幻想入記録  作者: 暁月 しゅか
第2章〜歪んだ愛〜
15/34

暗殺者幻想入記録 第十四話〜新たな生活〜

日常回第2回です。

最後に、重い話(?)が入ってきます。

それではどうぞ。

暗殺者幻想入記録 第14話〜新たな生活〜

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

索夜side

「お~い、蛍、起きろ〜」

「う〜ん…ふわぁ…おはよっ♪お兄ちゃん♪」

「おう。おはよう。」

「…いつ見てもここきれいだねぇ。」

「そうだな。…と言っても、まだここに来て1日目だけどな。」

ここは、俺達の新しい家だ。

蛍の館はどうした?と思うだろう?

異変解決した後、崩れ去ったよ。

蛍は、そこに沢山の服を仕舞っていたようだ。

おかげで、引っ越し早々、クローゼットを買うことになった。

…多かった。とにかく多かった。

お前毎日着替えてんのか?って程多かった。

俺なんて、ずっと同じ服だぞ?

服の持ち合わせが無いんだよ。

「なんかいいバイト無いかな。」

「う〜ん…レミリアさんとこのメイドとか?」

「あぁ。いいなそれ…いや、メイド服は着たくない。」

「う〜ん。じゃあないね。」

「はぁ。どうすれば…「索夜さん。紅魔館までお越しください。」…は?」

急に咲夜さんが来た。

「私も行く〜。」










〜紅魔館にて〜

「索夜。貴女を呼んだのは他でもない。フランの専属メイドになってほしいのよ。」

…はぁ?

「…えーと…?何で?」

「フランがね…」






〜過去に遡る〜

「お姉さま、私も咲夜みたいなメイドが欲しい。」

「う〜ん。そんな事言われてもねぇ…いい人材が居ないし。」

「えぇ〜…あ、そうだ!お姉さまは?」

「え?私?」

「違うよ、索夜お姉さまだよ。」

「あぁ、そうね。索夜なら安心ね。咲夜。呼んで来なさい。」

「承知しました。」






〜時を戻そう〜

「って事があったのよ。」

「…なるほど分からん!」

…嘘だろ。んなことあるのかよ。

「お兄ちゃん…どんまい。」

「おかしいだろぉぉぉ!」

「よろしくね♪索夜♪」

「はあぁぁぁ!?」

「あ、あと、これ着てね。」

そう言って出されたのは、黒を基調としたメイド服だった。





〜更衣室〜

「ちょっ…自分で出来るから。」

「貴女は元男なんですから。しわにでもなったら大変ですよ。」

「そうだよお兄ちゃん。女の子は、身だしなみは命なんだよ?」

…初耳なんだが。

「いや、だとしてもなんでお前らがやってるんだよ。」

「それはね。お兄ちゃんのメイド服を誰よりも先に見たいからだよ。」

「完全に同意です。」

…え?

「俺に逃げ場は?」

「無いよ?」

終わった。

「止めろぉぉぉぉぉぉぉ!」






〜数分後〜

「…何だよこれ…股がスースーする…」

「女の子ってそんなものだよ?」

「そうですね。」

スカートには絶対に慣れないな。

「まぁ、いいか。すごい不快だけど。」

「頑張れ。」

「次は口調の練習ですよ?」

…………

「は…はあぁぁぁぁ!」





〜数時間後〜

フランの部屋の前に来た。

あぁ…行かなきゃいけないのか。

『コンコン』

「え…えと…フランお嬢様…し、失礼します?」

そう言ってドアを引き開ける。

「あ、やっと来た!早く早く!」

…いつもどおりか。

いや、それでいいのか。

緊張することなんて無いんだ。

「えと、フランお嬢様。何をいたしますか?この俺…いや、私になんなりとお申し付けください。」

「ん〜…じゃあ、トランプしよ!」

「…はい、承知しました。」







…それから、色々なことをした。

UNO、じゃんけん、弾幕ごっこ(という名の殺し合い)。

この口調にも慣れてしまった。

「フランお嬢様、次は何を…『ガタン!』…すいません。お時間みたいで…「お兄ちゃん。私も混ぜて!」何でお前が…」

「お兄ちゃん。口調。」

「う…すいませんでした。えと…蛍さん?」

「私のことは蛍でいいよ。」

「そうですか。承知しました。」

「じゃあ、なにや…「私も混ぜなさい!」…」

「…どうしますか?フランお嬢様。」

「ん〜、いいよ」

「では、何にいたしますか?『かりちゅまお嬢様』。」

まじでかりちゅまだからな。

「ちょっ…私は『かりちゅま』じゃ無いわよ。」

「…え?かりちゅまじゃないの?」

「違うわよ!」

…なにこの言い合い。

「では、何にいたしましょう?」

「じゃあ、…」










それから、俺…私達は、フランお嬢様たちと、遊びました。

…すごく疲れました。










〜家にて〜

「メイド服のお兄ちゃん、すっごく可愛かったよ。」

「止めてくださ…止めろよ。」

口調が…残っている。

「まさかここでもメイドやってくれるの?」

「やらない。絶対にやらない」

誰がやるか。

「…残念だなぁ。まぁ、お兄ちゃんにはこれを着てもらうけどね。」

そう言って取り出したのは、シンプルな白のワンピースドレスだった。

…は?

「そして、今お兄ちゃんが着てる服は洗濯をします。服が欲しかったら、買ってきてね。」

…えぇ…






〜翌日〜

「なぁ、これ、ほんとに着なきゃいけないのか?」

「うん。そうだよ。」

…嫌だ。

「はい、分かったら着る着る。」

…………







〜着替え完了〜

「うぅ…やっぱりスースーする…」

「そこは我慢しか無いよ。」

「…ってか何で白なんだよ!汚れるよ!?」

「…し〜らない♪」

「服買ってくるよ」

「いってらっしゃ~い…いや、私も行く。」

「え?何で?」

「だって、お兄ちゃん。男性用の服を買いに行きそうだもん。」

「駄目なのか?」

「うん。だめ。」

嫌だぁぁぁぁぁ!

着る必要がない。女物なんて。

「はい、行くよ!」

…そうして俺は、引きずられていった。






〜服屋〜

「お兄ちゃんに似合いそうなのは…これと…これと…ブツブツ」

…あいつの行動早いな。

なんでこんな早いんだ?

あ、帰ってきた。

「…おいおい、なんでそんなに買ってくるんだよ。多すぎだろ。」

「全然。女の子はこれくらい日常茶飯事だもん。」

…まじかよ。まぁ、帰るか。





〜家〜

「で?何で貴女がここにいるんですか?紫さん。」

「いや、貴女たちを、外の世界と自由に行き来出来るようにしようと。」

…は?

「んなことできんの?」

「ええ。出来るわよ。貴女の能力を使えば。」

…スキマか。

「スキマで外の世界に繋げばいいんだな。」

「ええ。そうよ。」

『ズニュン』

スキマが開き、その奥には、外の世界が写っていた。

「おお。久しぶりの外の世界だ…出かけるか。」

「私も行く」

「いってらっしゃい。」

「おいちょっと待て。着替えさせろ」








〜外の世界・商店街〜

外の世界は、夜だった。

「ふう。やっぱこの服が一番だな。」

「え〜。さっきのワンピースドレスの方がいいよ。」

「…嫌だよ。」

そう言い合いをしながら歩いていると、不意に、2人の男が近づいて来た。

「おいおい、姉ちゃんたち、こんな時間にどこ行くんだ?こんな時間に出歩いたら駄目だろ?」

「そうだぞ姉ちゃん。罰として、俺達と遊んでもらうぜ。」

「なっ…誰があんたたちと…!」

「はい、分かりました。」

「おに…お姉ちゃん。」

「じゃあ、こっちに来いよ。」

そう言って、俺たちは、路地裏に連れて行かれた。







〜路地裏〜

「さて、何をする?姉ちゃん達。と言っても、姉ちゃん達が服を脱ぐのが先だけどな。」

「さあ、早く脱げよ。脱がねえと無理やり脱がせるぞ。」

俺は動かない。

「はぁ、もういいや。俺たちで脱がそうぜ。」

そう言って、男たちはズカズカと歩み寄ってくる。

「…い…いやぁ…」

男の手が俺と蛍の服に触れた、その瞬間、俺は男の手を掴み、もう一人の方へ投げた。

「おまっ!?来るな!うわぁぁぁ!」

『ガッシャーン!』

「え…?お姉…ちゃん?」

「『殺剣【人命吸死(じんめいきゅうし)魂斬討剣(こんざんとうけん)】』。」

「なっ!?警察に銃刀法違反で訴えるぞ!?」

「好きなだけ訴えたらいい。最も、その時間は渡さないがな。じゃあ、黄泉の国でな。」

「うわぁぁぁぁ!」

『ザシュッ』

「あ…あぁ…」

「さて、動けないところ悪いけど、君にも死んでもらうからね。」

「止めろ…」

哀れだな。

「お前が死ぬ前に言っておくけど、俺の名前は『月影索夜』だ。これが冥土の置き土産…かな。」

「なっ…!『月影索夜』…だと…!お前…そんなところに…」

「お前ら、俺のターゲットを、次々殺していた奴らだろ?もう俺に会った瞬間から、お前らの命は無かったんだ。」

「や…止めろ。」

「無理だね。それじゃあ。」

『ザシュ』

…返り血がついたな。あぁ。この服を血で汚すのも久しぶりだな。

「…帰るか。蛍。」

「…う…うん…ね、ねぇ、お兄ちゃん。お兄ちゃんは、幻想郷に来る前、何をしてたの?」

…出来ることなら、その話は蛍にしたくなかったんだが…仕方ないか。

「じゃあ、行くぞ。」

『ズニュン』

俺たちはスキマを開き、幻想郷へと戻っていった。












〜博麗神社〜

『コンコン』

「霊夢、いるか?」

「ええ。いるわよ。入ってきなさい。」

「おお。索夜。どうしたんだぜ?」

許可を取ったので入る。

『ガラララ』

「いらっしゃい…え?どうしたの?その服…」

「お、おい!どうした!?誰にやられた!?」

「やられた…じゃない。殺ったんだ。」

「…………………」

「やった…?」

「お、おい、蛍。何で喋らないんだ?」

「………………」

「今日は、この場にいる全員に、大事な話がある。俺の過去に関してだ。」

「「「………………」」」

「それじゃあ、始めるぞ。」

そうして、俺は自分の過去について話し始めた。

次回は過去編です。

遂に過去が明かされます。

索夜は何故暗殺者になったのか?

それではばいなら!

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