暗殺者幻想入記録 第十四話〜新たな生活〜
日常回第2回です。
最後に、重い話(?)が入ってきます。
それではどうぞ。
暗殺者幻想入記録 第14話〜新たな生活〜
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索夜side
「お~い、蛍、起きろ〜」
「う〜ん…ふわぁ…おはよっ♪お兄ちゃん♪」
「おう。おはよう。」
「…いつ見てもここきれいだねぇ。」
「そうだな。…と言っても、まだここに来て1日目だけどな。」
ここは、俺達の新しい家だ。
蛍の館はどうした?と思うだろう?
異変解決した後、崩れ去ったよ。
蛍は、そこに沢山の服を仕舞っていたようだ。
おかげで、引っ越し早々、クローゼットを買うことになった。
…多かった。とにかく多かった。
お前毎日着替えてんのか?って程多かった。
俺なんて、ずっと同じ服だぞ?
服の持ち合わせが無いんだよ。
「なんかいいバイト無いかな。」
「う〜ん…レミリアさんとこのメイドとか?」
「あぁ。いいなそれ…いや、メイド服は着たくない。」
「う〜ん。じゃあないね。」
「はぁ。どうすれば…「索夜さん。紅魔館までお越しください。」…は?」
急に咲夜さんが来た。
「私も行く〜。」
〜紅魔館にて〜
「索夜。貴女を呼んだのは他でもない。フランの専属メイドになってほしいのよ。」
…はぁ?
「…えーと…?何で?」
「フランがね…」
〜過去に遡る〜
「お姉さま、私も咲夜みたいなメイドが欲しい。」
「う〜ん。そんな事言われてもねぇ…いい人材が居ないし。」
「えぇ〜…あ、そうだ!お姉さまは?」
「え?私?」
「違うよ、索夜お姉さまだよ。」
「あぁ、そうね。索夜なら安心ね。咲夜。呼んで来なさい。」
「承知しました。」
〜時を戻そう〜
「って事があったのよ。」
「…なるほど分からん!」
…嘘だろ。んなことあるのかよ。
「お兄ちゃん…どんまい。」
「おかしいだろぉぉぉ!」
「よろしくね♪索夜♪」
「はあぁぁぁ!?」
「あ、あと、これ着てね。」
そう言って出されたのは、黒を基調としたメイド服だった。
〜更衣室〜
「ちょっ…自分で出来るから。」
「貴女は元男なんですから。しわにでもなったら大変ですよ。」
「そうだよお兄ちゃん。女の子は、身だしなみは命なんだよ?」
…初耳なんだが。
「いや、だとしてもなんでお前らがやってるんだよ。」
「それはね。お兄ちゃんのメイド服を誰よりも先に見たいからだよ。」
「完全に同意です。」
…え?
「俺に逃げ場は?」
「無いよ?」
終わった。
「止めろぉぉぉぉぉぉぉ!」
〜数分後〜
「…何だよこれ…股がスースーする…」
「女の子ってそんなものだよ?」
「そうですね。」
スカートには絶対に慣れないな。
「まぁ、いいか。すごい不快だけど。」
「頑張れ。」
「次は口調の練習ですよ?」
…………
「は…はあぁぁぁぁ!」
〜数時間後〜
フランの部屋の前に来た。
あぁ…行かなきゃいけないのか。
『コンコン』
「え…えと…フランお嬢様…し、失礼します?」
そう言ってドアを引き開ける。
「あ、やっと来た!早く早く!」
…いつもどおりか。
いや、それでいいのか。
緊張することなんて無いんだ。
「えと、フランお嬢様。何をいたしますか?この俺…いや、私になんなりとお申し付けください。」
「ん〜…じゃあ、トランプしよ!」
「…はい、承知しました。」
…それから、色々なことをした。
UNO、じゃんけん、弾幕ごっこ(という名の殺し合い)。
この口調にも慣れてしまった。
「フランお嬢様、次は何を…『ガタン!』…すいません。お時間みたいで…「お兄ちゃん。私も混ぜて!」何でお前が…」
「お兄ちゃん。口調。」
「う…すいませんでした。えと…蛍さん?」
「私のことは蛍でいいよ。」
「そうですか。承知しました。」
「じゃあ、なにや…「私も混ぜなさい!」…」
「…どうしますか?フランお嬢様。」
「ん〜、いいよ」
「では、何にいたしますか?『かりちゅまお嬢様』。」
まじでかりちゅまだからな。
「ちょっ…私は『かりちゅま』じゃ無いわよ。」
「…え?かりちゅまじゃないの?」
「違うわよ!」
…なにこの言い合い。
「では、何にいたしましょう?」
「じゃあ、…」
それから、俺…私達は、フランお嬢様たちと、遊びました。
…すごく疲れました。
〜家にて〜
「メイド服のお兄ちゃん、すっごく可愛かったよ。」
「止めてくださ…止めろよ。」
口調が…残っている。
「まさかここでもメイドやってくれるの?」
「やらない。絶対にやらない」
誰がやるか。
「…残念だなぁ。まぁ、お兄ちゃんにはこれを着てもらうけどね。」
そう言って取り出したのは、シンプルな白のワンピースドレスだった。
…は?
「そして、今お兄ちゃんが着てる服は洗濯をします。服が欲しかったら、買ってきてね。」
…えぇ…
〜翌日〜
「なぁ、これ、ほんとに着なきゃいけないのか?」
「うん。そうだよ。」
…嫌だ。
「はい、分かったら着る着る。」
…………
〜着替え完了〜
「うぅ…やっぱりスースーする…」
「そこは我慢しか無いよ。」
「…ってか何で白なんだよ!汚れるよ!?」
「…し〜らない♪」
…
「服買ってくるよ」
「いってらっしゃ~い…いや、私も行く。」
「え?何で?」
「だって、お兄ちゃん。男性用の服を買いに行きそうだもん。」
「駄目なのか?」
「うん。だめ。」
嫌だぁぁぁぁぁ!
着る必要がない。女物なんて。
「はい、行くよ!」
…そうして俺は、引きずられていった。
〜服屋〜
「お兄ちゃんに似合いそうなのは…これと…これと…ブツブツ」
…あいつの行動早いな。
なんでこんな早いんだ?
あ、帰ってきた。
「…おいおい、なんでそんなに買ってくるんだよ。多すぎだろ。」
「全然。女の子はこれくらい日常茶飯事だもん。」
…まじかよ。まぁ、帰るか。
〜家〜
「で?何で貴女がここにいるんですか?紫さん。」
「いや、貴女たちを、外の世界と自由に行き来出来るようにしようと。」
…は?
「んなことできんの?」
「ええ。出来るわよ。貴女の能力を使えば。」
…スキマか。
「スキマで外の世界に繋げばいいんだな。」
「ええ。そうよ。」
『ズニュン』
スキマが開き、その奥には、外の世界が写っていた。
「おお。久しぶりの外の世界だ…出かけるか。」
「私も行く」
「いってらっしゃい。」
「おいちょっと待て。着替えさせろ」
〜外の世界・商店街〜
外の世界は、夜だった。
「ふう。やっぱこの服が一番だな。」
「え〜。さっきのワンピースドレスの方がいいよ。」
「…嫌だよ。」
そう言い合いをしながら歩いていると、不意に、2人の男が近づいて来た。
「おいおい、姉ちゃんたち、こんな時間にどこ行くんだ?こんな時間に出歩いたら駄目だろ?」
「そうだぞ姉ちゃん。罰として、俺達と遊んでもらうぜ。」
「なっ…誰があんたたちと…!」
「はい、分かりました。」
「おに…お姉ちゃん。」
「じゃあ、こっちに来いよ。」
そう言って、俺たちは、路地裏に連れて行かれた。
〜路地裏〜
「さて、何をする?姉ちゃん達。と言っても、姉ちゃん達が服を脱ぐのが先だけどな。」
「さあ、早く脱げよ。脱がねえと無理やり脱がせるぞ。」
俺は動かない。
「はぁ、もういいや。俺たちで脱がそうぜ。」
そう言って、男たちはズカズカと歩み寄ってくる。
「…い…いやぁ…」
男の手が俺と蛍の服に触れた、その瞬間、俺は男の手を掴み、もう一人の方へ投げた。
「おまっ!?来るな!うわぁぁぁ!」
『ガッシャーン!』
「え…?お姉…ちゃん?」
「『殺剣【人命吸死魂斬討剣】』。」
「なっ!?警察に銃刀法違反で訴えるぞ!?」
「好きなだけ訴えたらいい。最も、その時間は渡さないがな。じゃあ、黄泉の国でな。」
「うわぁぁぁぁ!」
『ザシュッ』
「あ…あぁ…」
「さて、動けないところ悪いけど、君にも死んでもらうからね。」
「止めろ…」
哀れだな。
「お前が死ぬ前に言っておくけど、俺の名前は『月影索夜』だ。これが冥土の置き土産…かな。」
「なっ…!『月影索夜』…だと…!お前…そんなところに…」
「お前ら、俺のターゲットを、次々殺していた奴らだろ?もう俺に会った瞬間から、お前らの命は無かったんだ。」
「や…止めろ。」
「無理だね。それじゃあ。」
『ザシュ』
…返り血がついたな。あぁ。この服を血で汚すのも久しぶりだな。
「…帰るか。蛍。」
「…う…うん…ね、ねぇ、お兄ちゃん。お兄ちゃんは、幻想郷に来る前、何をしてたの?」
…出来ることなら、その話は蛍にしたくなかったんだが…仕方ないか。
「じゃあ、行くぞ。」
『ズニュン』
俺たちはスキマを開き、幻想郷へと戻っていった。
〜博麗神社〜
『コンコン』
「霊夢、いるか?」
「ええ。いるわよ。入ってきなさい。」
「おお。索夜。どうしたんだぜ?」
許可を取ったので入る。
『ガラララ』
「いらっしゃい…え?どうしたの?その服…」
「お、おい!どうした!?誰にやられた!?」
「やられた…じゃない。殺ったんだ。」
「…………………」
「やった…?」
「お、おい、蛍。何で喋らないんだ?」
「………………」
「今日は、この場にいる全員に、大事な話がある。俺の過去に関してだ。」
「「「………………」」」
「それじゃあ、始めるぞ。」
そうして、俺は自分の過去について話し始めた。
次回は過去編です。
遂に過去が明かされます。
索夜は何故暗殺者になったのか?
それではばいなら!




