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熟した果実は舌に甘く。熟しすぎると人をも酔わせる。

作者: ネオンアホウドリ

ぬるいですが性的表現があります。苦手な方はおすすめしません。

 

 とある高級住宅街の一角にある花屋にそのひとは働いていた。



 僕の通う共学の高校は駅の近くの高級住宅街を抜けた小高い丘の上にある。

 最寄りからはそこそこ遠く、道中は上り坂になるため、朝からしんどいのは言わずもがな。


 その道の途中にあるお洒落な外観の花屋で毎朝通り過ぎる生徒に挨拶をしてくれるのが、店長さんの『真昼(まひる)』さんだ。

 背は女性にしては高くて男性にしては少し低く、すらっとした華奢なモデル体型。カラスの濡れ羽色とはこのことを示すかのような黒く艶のある綺麗な髪を一つにまとめ。

 浮世離れした物腰と丁寧な言葉使い儚げな印象と、なにより年齢を感じさせない芸能人顔負けの綺麗な中性的な顔立ち。

 声を聴いても男性か女性か判別ができないし、話をしても過去や家族構成などが一切わからないミステリアスな真昼さんは、うちの高校の生徒はもちろん近所の人達からも人気だ。


 そんな綺麗でミステリアスで儚げな真昼さんに僕は恋をしている。


 まぁ、僕だけじゃなく真昼さんを知っている多くの人はあのひとの魅力に夢中だと思う。

 実際に真昼さんに告白して玉砕した生徒や近所の人たちの噂は絶えない。


 先月ぐらいに、上の学年のイケメンで有名な先輩が告白して見事に玉砕。しばらくショックで上の空だったが、吹っ切れたのか一週間後には真昼さんを忘れようと知らない人のふりをしていた痛々しい噂があった。

 隣のクラスの女子もこの前あのひとに告白して、フラれたらしく暫く心ここにあらずな状態だった。


 そこら辺の芸能人やモデルなんかよりも、ずっと優れた容姿を持っている真昼さんがなぜ花屋をやっているのか不思議ではあった。

 同じクラスの女子が真昼さんにモデルの仕事とかしていたのかと聞いたが、本人曰く


「目立ったり人前に出るのが苦手で…それよりも色んなお花を育てたりお世話するのが好きだから」


 困ったように眉根を寄せながら笑っていた真昼さんに僕は何となく察しがついた。そりゃあその容姿ならば人間関係に何かしら揉め事とかあっただろう。

 それに綺麗で儚げな真昼さんと花というのも見ていて絵になるほど相性がいいから、手の届かない芸能人よりもずっと親しみやすく、何となく個人的には安心したような優越感なのか不思議な感情に見舞われた。


 そんな男女ともに人気な真昼さんを僕は見ていることしかできなかった。

 クラスにはそれなりに溶け込めていて、そこそこ友達もいるクラスカーストの真ん中ポジションの顔も勉強も平凡な僕とあのひとじゃあ全く釣り合わないのは分かっている。

 イケメンで有名な先輩もフラれたんだ僕なんか見向きもされないだろう。


 そう諦めていた。


 諦めていたけど、幸運は巡ってくるのかもしれないと今日ばかりは心の中でガッツポーズを決めていた。


 そう、普段思春期の高校生男子が花屋で買い物なんてよっぽどのことがない限りありえない。

 だけど嬉しいことに僕の母親の誕生日が近いこともあり、父さんとプレゼントを相談した結果。僕が花束を、父さんがケーキを用意することとなった。花束の予算は僕と父さんで半分ずつ、ケーキは父さん持ちとなった。まだ誕生日には日にちがあるからこれを口実にあの花屋に行って真昼さんと話をしたい。


 ただそれだけだった。


 その日の放課後に早速、真昼さんのところへ行き、かなり緊張しながらも、母さんの誕生日プレゼント用の花束の相談という目的を伝えると、真昼さんは花が咲くような優雅な笑顔を浮かべて了承してくれた。

 僕は嬉しくて何度も神様に感謝した。


 それから毎日のように相談と称して通い詰めていた。

 僕自身もバイトがあったため放課後の短い限られた時間しかなかったけど、それでも二人っきりで話ができるのは楽しかった。

 時折、真昼さんの無防備な仕草や、近づいた時に香るいい匂いに邪念が湧きそうになるのを必死にこらえていた。

 ふとした瞬間の真昼さんの目が放課後の夕日に照らされて赤くきらっと光った時もドキッとした。


 真昼さんとの相談の甲斐あってできた花束を無事、母さんに渡すこともできて次の日の朝に喜んでくれたことを報告しようといつもより早く起きて、足取り軽く通学路を歩いていた。


 わくわくが抑えきれずに小走りで向かった先、見えた店にはシャッターが閉まっていた。

 良く考えれば、今日は定休日だから開店の準備はしていないようだ。

 なんか少し残念…

 明らかにがっかりするように肩を落とすが、早い時間の通学路だから誰も見ていない。

 ふと、店の裏から何か音がするのが聞こえた。


 不審に思いそっと裏道へ入り、店の裏の窓が空いてるのに気がついた。

 ダメだと分かっているが好奇心が抑えられずに、窓を覗くと誰かが動いているのがわかった。

 よく見るとグレーのスーツを着ている人物の背中。


 何か話し声がするがよく聞こえない。頭の中で嫌な予感が一瞬過ぎったが好奇心には勝てずに目を凝らすと、グレーのスーツに抱きしめられている真昼さんが見えた。

 驚いて目が離せなくなっていると、頬を朱に染めた笑顔の真昼さんがスーツの男に覆いかぶさられて見えなくなる。


 ダメだ、これ以上は、見てはいけない。そうは分かっていても足は鉛のように動かなくなり、あまりのショックで指先がどんどん冷えてくる。

 スーツの男が体を持ち上げると、服が少しはだけた真昼さんが見えた。


 ガンガンと誰かが頭を叩いてるかのような衝撃で眩暈を起こしそうになっていると、真昼さんの視線がチラッとこちらを見た。


 やばい。目が合った。


 僕は弾かれるようにそのまま逃げて行った。


 一瞬見えた真昼さんの瞳が赤かった気がするけど、今はそんなことどうでもいい。

 真昼さんには恋人が居たのか。

 スーツの男は誰なのか。

 あのスーツどっかで見た事あるような…


 その日の授業中は全く内容を覚えていなかった。

 板書もほとんどせずに、ただ今朝の起きた出来事に、後悔と悲しみが綯い交ぜになってどうしたらいいのか分からなかった。

 せめて次の授業にはなるべく集中して、真昼さんのことを忘れようと決意した瞬間。

 クラスの誰かが、次の授業の担任が病欠で自習だという事を皆に話していたのを聞いて、机に突っ伏した。






 それから何日かしても、僕はあの日の真昼さんの姿が忘れられなかった。

 それぐらい衝撃だった。


 今まで以上に授業に集中して、通学路は避けられずとも、なるべく姿を見ないように逃げるように店の前を通り過ぎる。

 明日はあの店が定休日だからゆっくり通れると、考えを巡らせていると、廊下ですれ違った教師の姿を見て僕は信じられないショックを受けた。


 その教師は先週、病欠で自習になった授業の先生。

 グレーのスーツをいつも着ていて、愛妻家でいつも食べ終わった愛妻弁当を食堂の手洗い場で洗っている事で有名な教師たちの中では比較的若い先生だ。

 よく思い出せばあの時見たスーツの男の右側の顎の付け根にホクロがあった。


 僕は恐る恐るそのすれ違った教師を見て、膝から崩れ落ちそうになるのを必死で堪えた。

 右側の顎の付け根。あの時見たホクロと同じ。

 グレーのスーツ。ホクロの位置。

 愛妻家で有名なこの男が朝っぱらから真昼さんと会っていた。

 いやそれ以上の事??

 訳が分からなかった。あの時の病欠はズル休み?奥さんは?いつも弁当を洗ってるのはどういうこと?

 あの教師が笑って生徒と話してるのを見て、酷く嫌悪感を感じた。どうして平気な顔をして授業をやっているのかが分からない。

 怒りと恐怖で震える手をぎゅっと握りしめ、カチカチなる奥歯を食いしばった。





 放課後、僕は信じられない程憔悴していた。

 あの教師と真昼さんが…

 どうして、あんな…


「お疲れ様」


 突然横からかけられた声に僕はびっくりした。

 そこにはあの真昼さんがいて、僕は店の前まで考え事をしながら歩いてきてしまってた事に気がついた。

 かけられた言葉にどう答えていいか分からなくて、あ…とか、う…とかしか出なかった。


「どうしたの?顔色悪いよ?」


 そう言って僕の頬を撫でた真昼さんに僕は思わず手を弾いてしまった。

 お互いびっくりした顔をして、僕はすかさず謝った。

 真昼さんは僕を心配してくれただけなのに。申し訳ないことをしたと。

 真昼さんは困ったように眉根を寄せながら、気分が悪いならうちで休んだらいいと言ってきた。

 僕は一旦断ろうとしたが、真昼さんの居住スペースに入れるまたとないチャンス。好奇心と欲望に負けてしまった。




 ソファへ案内されローテーブルに出された暖かいお茶を飲むと幾分か気持ちが落ち着いた。

 真昼さんの計らいで店は留守にしている札をかけて僕は真昼さんと2人っきりの空間に居た。

 ここで、あの教師と真昼さんが…そう思っていると、隣の1人用ソファに座った真昼さんが話しかけてきた。


「落ち着いた?」


 僕が静かに頷く。実際は落ち着いてなんかいないむしろ気持ちのざわつきが更に増した気がする。

 僕の返事を素直に受け取った真昼さんがよかったと呟いた。


 僕は真昼さんの顔が見れずにじっとカップに注がれてるお茶を見つめた。

 時計の秒針が刻む音締め切った窓の外から聞こえる部活をしている生徒たちの掛け声が、この空間を満たしていた。


「ねぇ」


 真昼さんがおもむろに声をかける。

 僕は体をビクつかせて顔を上げると、真昼さんは頬杖をついて今まで見た事ないくらい優雅に微笑んでいた。


「何かあったのでしょ?」


 何か?ナニカ…あの日の事?教師との関係?不倫??

 そんなの本人に話せるわけない。

 ぐるぐる考えてると真昼さんが近づいてきた。


「全部話して?」


 何故か真昼さんの言葉は僕の体にまとわりつくように絡め取り、捕食せんとしているかのように聞こえる。

 全部話したら楽になる?僕の中にある真昼さんへの思いも、今日知った怖い事実も、真昼さんへ抱いてるこの××××も…

 真昼さんがソファにのしかかり、僕の体と密着する。


「大丈夫、全部受け止めるから」


 夕方の日が差す部屋の中で真昼さんの目が赤く光った気がした。

 息がかかるほど顔を近づけて僕のこわばった頬を撫でる。その手つきが今まで経験したことないくらい滑らかになぞられ、ゾクッと背中を戦慄かせる。


「何もかもさらけ出してみせて?」


 その言葉で僕は弾かれるように覆いかぶさっていた真昼さんの両腕を掴み、ソファに組み敷く。

 真昼さんへの想いも、今日知ってしまった恐怖心も全て吐き出して、真昼さんにぶつけるかのように、無理やりその形のいい唇に噛み付いた。


 真昼さんが驚いて暴れるのが分かった。でももう止められない、誘ったのはそっちの方だ。

 拘束を解かずに唇を離すと真昼さんの声が聞こえた。


「育てた甲斐がある…ねぇ、もっと見せて?」


 真昼さんの形のいい唇から熱っぽいため息交じりに紡がれた妖艶な声。

 普段の真昼さんからは想像もつかない声音に驚いた。

 真昼さんを見るとその人形のように整った顔が恍惚の表情を浮かべている。

 僕はその表情に驚いて思わず真昼さんの腕を掴んでいた手を緩めてしまった。


「あぁ…途中でやめないで、もっと感情を高ぶらせて」


 拘束から抜け出した真昼さんの白魚のような手が淵をなぞるように僕の頬を撫でる。

 その熱っぽい声と蠱惑的な手つきと相俟ってかゾクゾクとしたものが背中を駆ける。


「ねぇ…君の深いところ」


 心のどこかでやめようと誰かが話しかけている、だけど真昼さんのしなやかになぞる指は止まることを知らず、這うように首筋を通り鎖骨を撫でた。

 今まで見たことがないくらいに妖艶に笑う真昼さんから目が離せない。


「もっと見せて?」


 耳元で熱っぽく囁かれ辛うじて残っていた理性の糸が切れた。

 内に秘めていた大きく重たい欲望が塊となってあふれる。


 好き。××××。閉じ込めたい。××××。支配したい。愛してる。束縛したい。

 ××××。誰の目にも触れさせたくない。××××。××××。××××。

 ××××。××××。××××。××××。××××。××××。


 色んな欲望が滝のようにあふれ出てそれ以外の考えを巡らすことができない。

 何故か体は固まったように動かせず、視界に映っている綺麗な唇が三日月のように弧を描いて、今まで見えてなかった犬歯が異様に目立って見えてあまりにも不自然で、でも違和感がなくて、それから歯の奥から覗く赤い舌が誘うようにぺろっと舌なめずりをする。

 訳が分からず荒くなる呼吸とふと視線を移した真昼さんの目が赤く光って見え……






 ◇◇◇




 けたたましく鳴る目覚ましの音で目が覚めた僕は、体にのしかかる脱力感と心にぽっかりと空いた虚無感に襲われていた。

 昨日学校帰りに何があったのか全く覚えていない…

 むしろここ何日かの記憶が曖昧なようだ…


 母さんに昨日のことを聞いてもいつもと変わらなかったと言われ、ここ何日かの記憶が曖昧だと言うと、疲れているんじゃないの?とか、風邪?熱は?とも聞かれたがどうも病気の類ではなさそう…

 少しボーっとする頭で考えていたら、母さんに学校を休んだら?と聞かれたが授業はなるべく休みたくないからやんわりと断り家を出る。


 僕の通う共学の高校は駅の近くの高級住宅街を抜けた小高い丘の上にある。

 最寄りからはそこそこ遠く、道中は上り坂になるため、朝からしんどいのは言わずもがな。


 その道の途中にあるお洒落な外観の花屋で毎朝通り過ぎる生徒に挨拶をしてくれるのが店長さんの…

 えっと…

 名前、なんだっけ?

 前に聞いた気がするけど、忘れてしまった。

 とりあえずお洒落な花屋で働いてる店長さん。今日は定休日だから開店の準備はしていないようだ。

 なんか少し残念…あれ?なんで残念なんだ?

 そもそもなんで花屋の店長さんの事気にしてるんだ?


 まあどうでもいいか。


 僕はそのまま(もや)のかかった頭を振って通学路の坂道を上って行った。







 ◆◆◆


 薄暗がりの部屋でカーテンの隙間から、通学路の坂を上っていく生徒たちを見つめている人物がひとり。

 背は女性にしては高くて男性にしては少し低く、すらっとした華奢なモデル体型。カラスの濡れ羽色とはこのことを示すかのような黒く艶のある綺麗な髪を今は下している。

 儚げな印象と、年齢を感じさせない芸能人顔負けの綺麗な中性的な顔立ち。

 黒いはずの瞳は血のように赤く光り瞳孔は蛇のように縦に割れ、肉食獣の如く鋭い牙が形のいい唇から覗く。


 真昼は優雅で蠱惑的な笑みを浮かべながら店の前を通り過ぎる昨日の男子生徒の姿見てぺろりと舌なめずりをした。


「ふふふ…10代後半の子供は感情に素直だから…上質な生気が出来上がりやすい♡」


 吸血鬼(ヴァンパイア)

 それも肌に傷をつけ血を吸うのではなく人間の感情エネルギー、つまり生気を主食とする珍しいタイプの吸血鬼。

 真昼はその中でも特に偏食家で若い人間の負の感情を好んで喰らっていた。

 そのためか高校の近くの花屋は格好の餌場。

 毎日ではないが、誰もが見惚れる容姿を存分に使って相手を散々煽りそして堕とす。

 さながら対象物の心に種を植え実を育てるかの如く。


「やっぱり、お花の世話が1番楽しい…♡」


 次はどの子にしようかと舌なめずりする優雅な笑顔のその目だけは、獲物を狙う蛇の如く鋭かった。





読んでいただきありがとうございました!

よかったたらブクマ高評価いただけると嬉しいです!

かるーくあとがきというか設定など↓


真昼(まひる)

高校生の生気を喰らうヴァンパイア(吸血鬼)

性別不明。年齢も不明。


ネタ元は

真昼→まひる→ひる→蛭(別名:血吸蛭)

吸血から吸血鬼のヴァンパイアを連想させています

蛭の中にはハナビルという体内に入り込んで血を吸う個体もいるようでそれをもとに、体内ならば心に侵食するタイプの吸血鬼もいいのでは?と生まれました。

ハナビルだから、ハナ→花→花屋さん


真昼に生気をという感情のエネルギーを吸われた人間は、一口食べられると軽い倦怠感、それで気に入れれると記憶の一部ごと食べられてしまいます。感情エネルギーの根幹で自分に関する記憶ごと食べちゃうという感じですね。

感情エネルギーを爆発させるように、思春期の少年少女を誘惑しているのが真昼です。

悪い吸血鬼ですねー

ちなみに大人もたまにですが、その誘惑に負けてしまいます。



◇主人公の男子高校生君

よくケーキ屋さんの綺麗なお姉さんとか、図書館の文学系司書さんに恋しちゃう感じの普通の男子高校生。

見た目も成績も運動も平均的で家族構成は父、母、主人公、弟の四人家族。(残念ながら弟くんは話に出せませんでした)

ごく一般的な普通の家庭で、主人公君は家族思いないい子。

今回真昼にターゲットにされ、文字通り餌食にされてしまい儚い恋も叶わなかった不憫な役回りです。

こういういい子はいずれいい人に巡り会えますよきっと。



◆イケメン先輩。

噂で登場したイケメン先輩。

本当にイケメンです。まあ言わずもがなちょっとナルシスト入ってたので真昼に告ればワンチャン付き合えるんじゃね?って思ったら断られた挙句ひと口もぐもぐされちゃった1号

その後暫く軽い倦怠感でぼーっとしてたものの、やっぱり諦めきれずにもう一度告ったが、面倒だと思った真昼に記憶ごともぐもぐされちゃいました。ちゃん☆ちゃん☆って感じです。



◇隣のクラスの女の子

結構可愛い感じの子。愛嬌ある感じのジャニオタ系、ティーンズ雑誌買って最近のトレンドを常にリサーチしているタイプ。

真昼に告ってひと口もぐもぐされちゃった2号。

その後軽い倦怠感でぼーっとするも、好きなアイドルグループのライブがその後にあったからすぐに元に戻ることができた模様。イケメン先輩の二の舞にならなかった救われるパターンの子。



◆主人公を恐怖のどん底に落とした教師

担当は英語、清潔感のある30代後半の男性。

たまに真昼の罠に引っかかるタイプの大人で、真昼に面倒だと思われ一発で記憶ごともぐもぐされてしまった人。通常ならば記憶をもぐもぐされても日常生活に支障はないのですが、この人は無理やり食べられてしまったので、体調不良を起こし帰宅→授業は休み、となりました。

ちなみに愛妻家は継続中。


最後に真昼自身は性別がないのでBLもGLもNLもないです。

真昼自身、食欲を満たすこと以外の欲はほとんどないのです。

健全を目指そうとしたらこうなってしまったよ…

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