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玉座の間

47


城に行くか。


王冠を被った白髭が言う。


「おぉ、そなたがヘンタイか。パプリカ村の村長から伝達は届いておるぞ」


あの村、そんな名だったのか。


「だがワシはそなたの力量を測りたい。ここから東にあるほこらに行ってはがねのつるぎを取って参れ」


「それなら既にある」


「おぉ!前途有望だな、若者よ。それでは正式にそなたを国公認冒険者と認定しよう」


「王よ、冒険者とは、何だ?」


「魔王を倒す存在じゃ」


「魔王とは?」


「魔物を統べる存在じゃ」



48


「魔物を統べるとは?全魔物は魔王の一命令によって動いているのか?」


「詳しくはワシにも知らぬ。だが、この国が出来た頃には、既に魔王の存在は語られておる」


「王が知っている範囲で構わない。魔王を見たことは?」


「ない。恐らくあったら今頃ワシの命はないだろうな」


「魔王を見たと言っている者は?」


「それも見たことはないのう」


「魔王を倒すとどうなる?」


「何でも、魔物の魔物化が防がれると、口伝で伝わっておる」


「この国が出来たのはいつだ?」


「正確にはもっと古いが、正式に国として構えたのは300年余り前になる」

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