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9話 1ヶ月後

今回は怪盗回です。

1ヶ月は意外と早く、あっという間に仕事の日。

二人はいつも通り茨首長と樂首長の居る会合室に向かい、任務内容を聞きに行った。


「今日の仕事は、あの小柳っていう有名な彫刻家が作った彫刻を盗む事だな。」

「そう。今回は監視カメラと、お目当ての物に触った瞬間警報が鳴って通路を塞がれるって話。」

「通路の確保をどうやってやるかって事だ。」

「それが難点ね、塞がれると向こう側に付いてるボタンで解除だからすずも難しいし…

あ、思い付いたーー」

「よし、今から監視カメラを切るからさっさとやれよ。」

「分かってる。あんたもヘマするんじゃないわよ。」

「わーってる。んじゃいくぞ。」

すずがパソコンのキーを押すと、監視カメラが停止した。

そしてルナが彫刻に近付き、手に取ると素早くバッグに詰め込んだ。

途端に大音量の警報が鳴り響く。

するとルナは彫刻の乗っていた台に登り、屋根裏に続く点検口へと手を伸ばした。

「よし、簡単に空いたわ!よいしょっ…

すずも早く!」

「おう!」

そして道具で穴を開け、屋根裏から脱出した。

するとルナは片手を軽く挙げ、すずの前に掌を向ける。

すずは少し驚いた表情をしたが、照れ臭そうに自分の掌を合わせてハイタッチをした。

「この流れで聞くけど秘密って何。」

「いやどの流れよ。教えないわよ。」

「ちっ。」

「「首長、只今戻りました。」」

「あぁお帰り。…大成功だった様だね。」

「なんで分かったんですか…?」

樂首長は微笑を浮かべて言った。

「君達の表情を見れば分かるよ。

何だか少し仲が良くなったように見えるね。」

二人は少し顔を見合わせて、"気の所為ですよ"と口を揃えて言った。

次は今日か明日です。多分。

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