1話 二人の仕事
初めての小説です!
1話目は短めなのですぐに読み終わるかと思います。
連載ですので少し長くなるとは思いますが、最後までお付き合いください。
現在は夜中の二時。
二人の怪盗はある宝石展示会の開催場所である建物に居た。
「ふぅ、取り敢えず建物の中には入れたけど…すず、セキュリティどうなってる?」
「目玉の宝石の周りは監視カメラが5つ、あとは赤外線センサが張り巡らされてんな。」
「ふーん、なるほどねぇ…まぁあんたなら簡単に解除出来るんでしょ?」
すずと呼ばれた黒髪マッシュの男は、"余裕"と言いニヤリと笑みを浮かべるとパソコンをハイスピードで打ち始めた。
そして一分程経ち…
「……ルナ、解除出来たぜ。」
「流石ね。ふふ…後は私に任せなさい!何処を踏んだら警報が鳴るのかは調査済みよ。」
そう言うとルナと呼ばれた明るい茶髪でロングの女はステップを踏む様に軽い足取りで宝石の前まで行き、白の手袋をはめた手で慎重に宝石を手に取りバッグの中に入れた。
「はいお仕事終了〜、今回も楽勝ね」
「おいおい俺が居たからだろ?1人の手柄にすんじゃねぇぞ。」
「はぁー?私のお陰ですぅ」
「あんま調子に乗んじゃねぇぞ茶髪女」
「ちょっと!その呼び方やめてよ!
…あーもうなんでこんな男とコンビ呼ばわりされなきゃいけないの?不本意すぎるわ。
さっさと私が活躍しましたって首長に報告しに行こっと。」
「おい!?」
ーーこれは二つの怪盗組織の中からエリート同士で不本意にもコンビを組まされた二人の話。
出来るだけ早く投稿しますので、次も見ていただけると嬉しいです!