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canvas of Devil  作者: 小枝
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side.0

似たもの同士のエクソシストと混血悪魔の馴れ初めです。

〜番外編〜

世界のど真ん中でアホなくらい楽しそうに

笑って暮らしてる人たちを、僕は隅っこに

突っ立って眺めてた。

生まれつき綺麗に死んだ碧眼は、

今日も天国を睨みつけてる。


これで満足かい神様、どうでもいいけどさ。


でかい溜息を地面に叩きつけて、僕は血を流しに歩き出した。

晴天の日はなんだか憂鬱で、

ローブのフードを目深に被って

伏し目がちに行きたくもない目的地を目指す。

段々と街の喧騒が小さくなっていき、

ボリューム0になった所で始まる決闘。

相手はガタイのいい赤目、でも何かおかしい、

何かが違う。

まぁいいや、適当に口上吐いてとっとと

終わらせよう、今日を食いつなぐための

仕事と君の命。

戦闘開始、やっぱり変だ。

どうしてこいつはこんなに弱い?魔力、邪気、

そして血。

ダガー二本で終了、血を流すまでもなかった。

君は虫の息付きながら、手負いの獣の目で

僕を睨みつけた。その目を僕は知っている、

似てる死んだ目の奥、不遇を呪い

小さく燃える炎が見えた気がした。

だからこう言ったんだ。


「奇遇だね。」

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