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義父母と鬼嫁のドリフな毎日~ラジオ編~

作者: まおちゃり

 義母は時折、庭の草むしりをしてくれる。そのお供にラジオが欲しいと、かつて営んでいた店にあったものを取ってきて使うようになった。

 加えて最近、自分たちの寝室でもテレビ代わりに聴くようになった。しかも耳が遠いため、大音量で。

 幸い私は「ながら族」のため、雑音の中で仕事をすることは苦ではないのだが、家の中はさながら映画館、もしくは参院選の選挙カーがひと足早く走り始めた感じだ。

 今日も朝食を終えてひと休みする義父とともに寝室へ引き揚げた義母が、大きな音でラジオを聴き始めた。……と、しばらくして自分だけリビングへ戻ってきた。ラジオは付けっぱなし――「だめだこりゃ。」

 あわてて部屋を見に行くと、義父は騒音の中ですやすや眠っている。安眠妨害にならずに済んだことにほっとしながら、草ならぬプラグをむしり取る鬼嫁であった。

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