表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

夏生詩集

書くことが好きで…

作者: 夏生

書くことが好きでした


作家になりたくて

作家の先生のもとで

学びました


「書き直せ、とは言わないけど

これ、どうなんだろう」


書き直せ、が不快だ、と

言っているような

先生の冷ややかな眼差し


批評されることの覚悟なしに

何も知らなかった私は

あっさり筆をおりました


十年以上たって

書きたいことに巡りあい

もう一度、筆をとりました


好きなように

好きなことだけを

自由に


人に見せるようになると

欲に眩んで

自由ではなくなって

武装した文章ばかり

書くようになりました


評価を気にして

人の言葉に流されて

私の作品は

私の心から離れていきました


私自身も

流されて、見失っていました


書くことが怖くなっていました

書いた作品を削除して

逃げて、黙り続けました


ある夜

一人でふっと

感じたことを言葉に載せてみました


定まらなかった思い

浮かんだままの感情が

一篇の詩になって姿を現しました


自己満足、それでもかまわない

心に素直になって、日常を

今を、思い出を書いていきたい

その夜から詩作をはじめました


私の言葉が誰かの、何かの役に立てたら

贅沢な願いを抱きながら



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] あなたの詩たちは素敵ですよ!
[一言] "自己満足"でいいのではないでしょうか。 自分を満足させるために創作する。 創作しても満足しないから、次を目指す。 それが、創作意欲だと信じています。 これまでの夏生さんの作品からは十分に…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ