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衆の子、毛利の子  作者: ルビー
第1章・戦国に生まれて
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第1話・戦国に生まれてしまった・・・

平成25年・7月19日

「やっと終わったー」

俺は一学期が終わり、すっかり浮かれていた。

それがいけなかったのかもしれない。

だが、その時の俺はそんなことを微塵も考えず、

国道沿いに歩いていた。

「きゃー」

「やめろっ」

「なんだ?」

俺は声のする方向に向かった。

すると、そこにはナイフを持った男が・・・。

通り魔だ。

その通り魔は一直線に俺に向かってくる。

「「グサッ」」

おれは、刺されたのか?

意識が遠のいていく・・・・・


「福様、元気な男で御座います」

「そうですね。よく泣いております」

なんだ?おばさんと、きれいなお姉さんが俺を見ている。

な、なんだよ。

あれ?話せない。それを思うと余計泣けてきた・・・。


その後、成長していくとともに自分の置かれている状況が分かってきた。

俺が生まれたのは天文23年、

西暦でいえば1554年の出雲国の尼子家の本拠・月山富田城の城下だ。

あっ、こう見えても、歴史は結構詳しいほうだ。

話を戻す。天文23年といえば、遠く東で、

北条氏康・今川義元・武田信玄の間で三カ国同盟が結ばれた時期である。

ということは、私は戦国時代に転生してきてしまったのだ。

ああ、家族の話をすると、こっちに来てからの家族は、

母上、そして、俺が2歳の時に生まれた妹の美祢の三人暮らしである。

母上はなぜか父上のことを教えてくれない。

なぜだろう・・・。

それはともかく、そんなこんなで俺は8歳になった。

そんなか、我々の住む月山富田城に毛利家が出兵してくるという。

この戦で私の運命は大きく変わるのだった。

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