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衆の子、毛利の子  作者: ルビー
第2章・いざ戦場へ
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第9話・立花山城入城、合戦の幕開け!

なんだか最初のほうと間があいてるせいかキャラの印象が変わってきているような・・・


【永禄11年・毛利元広】


「叔父上、お待ちしておりました」

「元広、久しぶりだな。春継も」

「は、ご無沙汰しております」

「これがおぬしの初陣じゃ。励め」

「はっ」


とうとう行くんだよ。

この時のために槍やらなんやら練習したけど。

一騎打ちとか挑まれたらどうしよう。

あ~、ど~う~し~よ~。

落ち着け自分、俺は当主の弟だ。

そんなことあるはずない。

それに叔父上や祖父上のいるから。

大丈夫。なはずだ。


【永禄11年・大友宗麟】

秋月と高橋、散々よくしてやったことを忘れたようだな。

古来より続くこの大友家を敵に回せばどうなるか……


「皆の者、よく聞け、

 今より裏切り者を成敗する。

 戸次、臼杵、吉弘よ。今すぐ高橋を成敗せよ」

「「はっ」」


秋月、高橋よく見ておれ。

おぬしらの後ろ盾が崩れゆく姿を。


【永禄11年・毛利元広″立花山城″】

我ら毛利軍は高橋鑑種の手招きで大友軍から奪い取ったという立花山城に入場した。

これを奪い取るって、やっぱり戦国時代はすごいな。

まだ現実味がないな。


「元広、何をやっている」

「あ、はい」



「毛利殿、お待ちしておりました」

「高橋殿、こちらこそお待たせいたした。

 この通り、援軍を連れてまいった」

「それは頼もしい」

「それで、秋月殿は?」

「はい、奮戦しておるようでございます。

 ところで、そちらのお人は?」

「ああ、こいつはわしの孫で毛利元広という。

 今回が初陣じゃが、実力はあるぞ」

「そうですか。それは見ものです」


祖父上、実力あるってどういうことですか。

急にハードル上げないでよ。

こ、こうなったら何が何でもなにか武功をあげないと。

お、俺の実力、みせてやる。



それからしばらくして、

大友軍が攻めてくるという情報が舞い込んできた。

とうとう俺の初陣だ。

でも戦国時代にあこがれてはいたけど

いざ戦ってなると相当な抵抗あるなぁ。

で、でもここまでくればやるしかないか。


「大友軍がこの城、囲み始めております」

「そうか。指揮は誰じゃ」

「戸次・臼杵・吉弘の三名であります」

「ほお、主力3名を出してくるということは奴らも本気の様だ。

 元春、隆景、こちらもやるぞ」

「「はっ」」

「元広、お前は元春の陣に入れ、戦とはどういうものか、しかと見ておるがよい」

「わ、わかりました」


叔父上、あまり暴れないでよ・・・


こうして俺は元春叔父上に付き、大友軍と戦うため、立花山城をでた。




【永禄11年・毛利元広″立花山城″】

今日は大晦日だというのに、戦って・・・

年の瀬まで戦うなんて本当にこの時代の人って戦好きだなぁ


「元広、また出陣だ」

「叔父上、今までも何度か出陣しましたが、どれも小競り合い、

 私が出陣する必要あります?」

「なんだその態度は。それに、戦とはそういうものだ。

 毎回毎回大戦が続いていては、体が持たんわ。

 文句を言わず早く来い」

「は、はい・・・」


完全に怒られました。

というよりキレてた。

怒ると叔父上、やっぱり怖い。

……出陣するか……


次回は本当に戦います。

※2015年12月29日

 大友宗麟・毛利元広の部分、会話を変更

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