その頃あの人は……
新キャラ登場
緊張するものですね~。
オレンジがかったブラウンと白のレンガのの石造りの王宮の一角の薄暗い吹き抜けの廊下をを突き当りまで歩く。ひんやりした心地いい風が吹き抜ける。
空気は乾燥していて太陽はさんさんと照っている。昼寝したらさぞ気持ちいいことだろう。
耳が音を拾う。誰かが陽気に歌を口ずさんでいるようだ……庭師だろうか。クスリと口元を緩ませて男はさらに足を進める。
早く仕事に向かわなければ。
コンコンとノックをして中に向かって声をかける。
「おはようございます。ユリウスです。入室の許可をいただけますか?」
軽い足音がドアまで近づいてくる。軽く後ろに下がって姿勢を低くし待機する。
カチャリ、キィと音を立ててドアが開く音がする。
抑揚のない感情を含ませない女性の声で、
「おはようございますユリウス様。殿下がお待ちでございます。
中へどうぞ。では、私は奥に下がっております。もし御用があればお申し付けくださいませ。」
姿勢を正し、女性に視線を向け軽く会釈をし、部屋の方向へと身体をまわして、執務室へと入る。
後ろ手にドアをしめて息をついて、肩から少し力が抜く。そして部屋の窓際に座っている人物に頭を下げ挨拶を述べる。
「おはようございます殿下。今日もご機嫌麗しく私も嬉しく存じます。」
窓際にいた人物がこちらに目を向けそして身体全体をこちらに向ける
燃えるような煌煌とした紅い髪に赤茶けている、きつめのブラウンの瞳。前髪を後ろに流し撫で付けている。そして作りは簡素だが、いい生地を使っているのが見る人が見れば一目瞭然の服を身に纏っている。
「ああ。おはよう お前は相も変わらず真面目一辺倒だな」
少しの呆れを含ませてこちらも挨拶を返す。
「職務ですので」
少し首をかしげながらも、こちらも至って真面目に述べる。
黒いスカートをふわりとさせてキレイにまとめられた髪をした先ほどの女性が声をかける。
「失礼します。ヒューイ様がいらっしゃっておりますがいかがしましょう?」
「通せ」
と彼が簡潔に側仕えの侍女に命令を下す。
「承りました」
「今日は早いな ヒューイ。珍しい」
「そうで御座いますね。良いことです」
――シーン
「………。空気が重い。息苦しい。ヒューイ、カイト早く来い」
だらん両手を伸ばし机の上に乗せ、そこに頭をコツンぶつけて、ちいさく呻く
カチャリとドアを手でそっと開けて、誰かが入ってくる。
「おはよぉございます。陛下ー。
あれ……? カイトさんまだいらっしゃってないんですか?」
「おー はよーっす まだあいつは来てねェな」
上体を起こし手をヒラヒラさせながら言う。
「陛下。挨拶くらいはきちんとなさってください」
「うるさいな お前はオカンか」
「オカンではないです。陛下付きの護衛です」
「兼何でも屋だな。」
「もう 母さんってば最近口うるさいんだからぁ♪」
とヒューイが茶々を入れる。
「……オカン設定は固定なのか。
おかしいな、さすがにこの辺でカイトがまとめに入る頃なんだが。
アイツ今何やってるんだ? 朝の支度ならまだしも朝食に時間をかけるような奴じゃないだろう。
まさか寝坊なのか? 珍しい……。ヒューイじゃあるまいし」
「もぉー ひどいですよっ 陛下」
ヒューイが腕をジダバタさせて抗議する。
「……でも アイツが急にいなくなる時って、たいていその後なんか起こるんだよなぁ」
と足をくみ、ガッと机の上に乗せて上体を椅子に深く預け、息をつく。
――しかし、その頃カイトはネコ耳つきフードから逃れるため奮闘していたのであった。
殿下の名前が出せない…
殿下呼びで今回は終了。
ヒューイはもっと弱気設定だったんだけど
この方が動かしやすいなぁ。
こんな感じで大丈夫でしょうか。
……不安だ。
現代と比べると書きにくいです。
最初あたりの尊敬語に四苦八苦です。普段使わないですもんね。




