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ある日の午後  作者: ラゼル
Chapter 1
5/72

Let's go with kaito

ふー。ちょっとだけどイチャイチャがかけてすっきり。

今回長めです。 切りどころが難しいなー

 ……さてどうしようか。

 この際大阪観光案内でもしてしまおうか。

 難波から徒歩だったら、ひっかけ橋の異名をもつ道頓堀、吉本、今時?のNMB劇場

 大阪の秋葉原らしい日本橋、アメ村、あとはたこ焼きとか……?


 何気に大阪に住んでると行かないところだよね。というかなんというか胃もたれしそうだ。

……改めて考えると大阪濃ゆいな。

しかし日本橋のメイド喫茶&道頓堀=日本と思われるのも何か違う気がする。

いや、日本の文化の一部ではある。確かに


 それかいつものウィンドウショッピングしてどこかでご飯みたいな普通コースか……


 決めらんないな……カイトに丸投げしてしまおうか。


「ここから徒歩でいける観光名所的なところと私のいつもの散策コースどちらがいいですか?」

「そうだな 右も左も分からない状態だからな。どうしたもんか……そういや元々の予定とかなかったのか?」

「まぁそうですよね。今日はお気に入りのシリーズの新刊買いに行って 秋物の服を少し見て回ろうと思ってたくらいですかね」

 この前雑誌で見た秋物面白かったんだよね。


「じゃ それついて行ってもいいか?」

「そんなのでいいんですか?」

「おう 案内頼むぜ」

 ……いいのかなーそんなんで。

 とりあえず参りますか。


「じゃあ、そっちの荷物かせ。

んで右手だせ」

「えと ハイ」

 ん……?


「ってその荷物マジで重いですよ!

それになんで右手握ってるんですか!?」

「そりゃー女性に荷物持たせて歩かせるわけにはいかねぇだろ。右手は迷子防止だ。しっかしこの荷物何入ってんだよ。

……重いな。普段からこんなに持ち歩いてんのかー?」


そりゃあ色々入ってますよ。

 一応法学部に在籍しててポケット六法は必需品だったりする。マジで重い、ロッカーが欲しい。

ちなみに水筒も入っていたり……。

 普段のお出かけでは財布・ケータイ・ポーチのみのときは心なしか体が軽い。学校に行くだけで体力トレーニングです。


「辞書が入ってますからね。大学行くつもりでしたし」

「大学…… 教育機関か?」

「そうですよー。よくわかりましたね」

 まず駅前のショップ周るか。

 カイトの手を引いて信号を渡って駅前に戻る。

車がたくさん行き交う。人も大阪の有名どころだけあっていろんな人が早足で進んでいる。そういや、車とかその他諸々に色々突っ込みは入れられないのだろうか? それとも……順応はやいのか。

 もう腹くくって受け流しているのか、意外と内心驚いているのかどうなんだろう。


 ちらりとカイトに目を向ける、が――普通に見える。むしろ目が微妙に輝いているような?

 建物に入って少し歩く。平日の昼間だからすいてて歩きやすい。

 クーラー涼しいぃ……。


 ここからエスカレーターなんだけど、カイト大丈夫か……!?

 カイトはユーレイとかとは違って物に触れられるし。まぁユーレイとか会ったことないけど。


「カイト、足元気をつけて。この階段動くから」

「……。わかった」

 トンと片足をエスカレーターに乗せるカイトさん。しかし…ずるりと体勢を崩した。おおっと注目するがあえて助けないで居ると、


ッダン! ともう片方の足で踏ん張って体勢を取り戻した。


「ッチ 転ばなかったか……!」

 つまらん。

「おまえな……」

 微妙に怒ってらっしゃる。

さすが現役騎士様。慣れない体験で足を一瞬崩したが、体勢直したぞ……!と感心した。


「まぁまぁ 落ち着いて さー行きましょ 行きましょ」

 お店が見えてきた。トルソーが新作を着ている。もうセールも終わってるなー。張り紙もはがされてるし……。


「ふうん。いい仕立てだな、高そうだ」

「そうでもないですよ。こちらでは大量生産して、さっきのエスカレーターみたいなカラクリつかってますからね。ここはわりと手頃なお店です。最近のお気に入りなんですよ」

 いやーセール時には買った買った。だって安いんだもの


 おお、このデニムジャケット可愛い。値段は少しお高め。んー、とりあえず写メだけとっといて保留かな


「へーおもしろいな。あちらではこれとか禁止色なんだが、大丈夫なのか?」

「あー 昔はこの国にも 身分色ってありましたけどね。

確か染めて仕立てる費用を出せるだけの身分かどうかって感じだったっけかな?

今はそうでもないですね。服とかは自由ですよ。たまに男の人が女物着ててぎょっとしますけど」

 メイクしたりして女装する人っていうのはまだわかるんだけど、まんまオッサンのままミニのスカートとか着ている人が視界に入っちゃうと もう目の毒だよね。公害だよね……! 

 なんでその上ツィンテールなんだ……!

 あれはどういう気分 どういう動機でそれを行っているんだろうか……。


「おーい、大丈夫か。遠い目してるぞ」


――っは!


 目の前でカイトが手のひらをひらひらしながら声をかけていた。

ヤバイ 意識がどこか彼方へ飛んでた……


「ありがと、ごめん。次あっちの店いこうか」

「了解」

 ごつごつした手がするりと肩に乗って引き寄せられて並んで歩き出す。

ナチュラルにエスコートですか。年の功を感じます。というか手が腰に回ってきている……。


 ――つっこむべきなのか。


 うー、でもなんか心地いい。あったかいなぁ……。

なんか手つきがエロ目的ではなさそうなんだよな……。ふ、と息をつく


――閑話休題


 さっきのベーシックなショップとは違って次の店はちょっぴりロックテイスト。実はメンズも置いてあるのですよ☆

 テンション上がる……!

 誰かの服を見立てるのって楽しいよねー。ちなみに弟に似合いそうな服とかあったら買っていくのです。やー見立て甲斐のある弟でお姉ちゃんはうれしいです。


 というかいまさらなんですが……。


「騎士の制服。かっちりしてますし、息苦しくないですか?」

 視線がこないとはいえ、めっちゃ浮いてますがな。


 制服は青とシルバーを基調としたジャケットを黒のワイシャツにの上に着ていて、ボタンはすべて閉じられている。色々装備されたベルトを腰に付け、同じく黒のパンツにごつめのブーツ。


 うん、目の保養だね。しかし背景とのそぐわなさが半端無いな。道頓堀連れて行ってやればよかったかもしれない。グリコの看板の前でポーズでもとらせたろか。


「ああ、確かにちょっとな。ボタン少しはずすか」

 とははっと爽やかに笑う。するりと腰から手が退かれ、胸元をボタンを外して緩ませる

 色気が1割増しだ……これもある意味目の毒だ。 



――うっかり目線をそらして、小さく頷く。その後に背筋がゾっとしたのは気のせいかな


キャラクターの性格が初期設定から話数が重なるごとに変わっていきそうで怖いなー

というかカイトの猫かぶりがでてくる話が遠い…

早く書きたいー


ちなみにオッサンのことは実話です。


大阪はまぁ好きです。 ウチの母は活気があって好きだそうです。

私の場合どちらかというと母の実家のほうが好みの雰囲気ではありますが。

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