1枚目 【文章】改行について
ネット小説における改行の多さは、他の媒体とは比べ物になりません。
それは何故か。私が考える理由は2つです。
1つ目は、他の媒体だとたくさんの改行ができないから。
例えば、紙の本でたくさんするとします。普通に無駄です。
その分お金もかかりますから。自然と文字を詰めるようになるでしょう。
2つ目は、視認性の向上です。
いまやネット小説は漫画やアニメに並ぶ娯楽の一つです(私調べ)。そのため、従来の「本を読む人たち」だけでなく、「あまり本を読まない人たち」もネット小説に触れるようになりました。
文字を愛している人から、あまり好きじゃない人まで。すべての層に読みやすくするためには、改行を多くするのが良いのでしょう。
と、文章を並べられてもわかりにくいと思うので、例を示します。
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A
「公爵令嬢モニカ・ナタリエール! お前との婚約を破棄する!」
あぁ、最悪の気分です。高揚感に包まれていた心が、一気に冷めていきました。こんな馬鹿のせいで。第一、仮にも婚約者だった相手に対して「お前」とは、失礼すぎるでしょう。
婚約破棄された令嬢――モニカ様は、肩を震わせて俯いています。真面目な方だと聞きますのに、婚約破棄されるなんて。よほど相手方に恵まれなかったのでしょう。で、その相手方は……と見ると、勝ち誇った顔でモニカ様の方を見ています。周りは全員「うわぁ……」みたいな顔で見ているのに、気づかないのでしょうか。
B
「公爵令嬢モニカ・ナタリエール! お前との婚約を破棄する!」
あぁ、最悪の気分です。
高揚感に包まれていた心が、一気に冷めていきました。こんな馬鹿のせいで。
第一、仮にも婚約者だった相手に対して「お前」とは、失礼すぎるでしょう。
婚約破棄された令嬢――モニカ様は、肩を震わせて俯いています。真面目な方だと聞きますのに、婚約破棄されるなんて。よほど相手方に恵まれなかったのでしょう。
で、その相手方は……と見ると、勝ち誇った顔でモニカ様の方を見ています。周りは全員「うわぁ……」みたいな顔で見ているのに、気づかないのでしょうか。
拙作「舞踏会でプロポーズしているときに婚約破棄をする空気が読めない令息……というかただのアホ」より引用
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AとBの文章、どちらが読みやすいでしょうか。Aも悪くありませんが、目が滑るような気がします。その点、ほとんどの層に受け入れられるのがBのほうではないでしょうか。
そして、ここにCを足してみます。
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C
「公爵令嬢モニカ・ナタリエール! お前との婚約を破棄する!」
あぁ、最悪の気分です。
高揚感に包まれていた心が、一気に冷めていきました。
こんな馬鹿のせいで。
第一、仮にも婚約者だった相手に対して「お前」とは、失礼すぎるでしょう。
婚約破棄された令嬢――モニカ様は、肩を震わせて俯いています。
真面目な方だと聞きますのに、婚約破棄されるなんて。
よほど相手方に恵まれなかったのでしょう。
で、その相手方は……と見ると、勝ち誇った顔でモニカ様の方を見ています。
周りは全員、
「うわぁ……」
みたいな顔で見ているのに、気づかないのでしょうか。
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どう感じたでしょうか。実はこれ、私が前やっていた文章です。
さすがに、改行が多すぎます。――と思ってしまうのは私だけでしょうか。
私の好みの問題かもしれませんが、意味ごとに段落がまとまっている方がきれいに見えると思います。
いかがでしたか?皆さまの意見もお聞かせください。




