48日目・本当の始まり
マジで、昔の日本について全く知りません、、、
設定とか絶対ミスってたりその時代にないものとかあります、すみません。
→つまり日本の歴史をめちゃ曲がることになります。
気がついた頃には視界の歪みが治まっていたものの気持ち悪さはまだ抜け切っていなかった。
しばらくアーサーは目をパチパチとさせて光に慣れさせるとまた目を見開かせた。
「…は?なんだよ…これ」
アーサーの目の前に広がる土地。
それはダンジョン内でもなく、ノワール王国でもない初めて見る景色だった。
それはどこか古びた家が多く、カラフルな色合いの街がたくさん建っているノワール王国とは比べ物にならないほどだった。
「どこだよ…ここ、国の中にこんか集落あったか?」
アーサーも何十年も同じところにいたわけではない、世界各地へと周り、知識をつけていたのだ。
日本も国ではあるが、アーサーのいう国であるノワール王国や世界にこんな街並みは見たことがなかった。
歩く人は皆、着物のようなものを見にまとい出歩いている。
「誰だ貴様!」
そんな中でアーサーに声をかけてきたのは1人の強面な男だった。
その男は戸惑っているアーサーの手首をガシッと掴んだかと思えばそのまま思いっきりアーサーの体を投げた。
背負い投げと言う奴だ。
「は?ちょっと待ちやがれ!」
地面に這いつくばらされ、アーサーがいつにもまして戸惑っているとその男は大声で応援を呼んできた。
(マズイ…)
何が起きているのか全くわからないアーサーだがこの状況があってはならないとのだということはわかった。
「風の精霊よ、我が声に応えよ…」
その途端に男らは突風によって跳ね除けられ、それと同時にアーサーは必死で逃げた。
「あいつがやったのか…?」
「いや、それはないだろ」
距離が遠のいた頃に立ち上がった男たちは、追うことを諦めてそんなことを話していた。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
「はぁはぁはぁ」
最近はトレーニングをし始めたがまだまだ体力が完全に戻っているとは言い難い。
少し走っただけで息切れを起こしてしまうのは最近になって体が戻ったからだろう。
「ったく…マジでここどこだよ…」
「…日本。」
アーサーはどこからか落ち着いた女の声が聞こえた気がした、そしてそれはまるでアーサーの放った事の答えのようだった。
「ア゛?」
「こっち」
声がする方に目を向けると、川にかかっている橋の下に1人の女がしゃがんでいた。
「かくれんぼ中かよ、随分大きい子供だけどな」
「それ皮肉?」
その女は、ニヤッと笑いながらアーサーの言う皮肉に対応した。
「ていうか日本って?」
「ここの話」
そう言いながら女は地面を指差した。
「君、あっちの世界から来たでしょ?」
「…ここはあっちと違う世界なのか?」
「っそ」
アーサーは、"あっちの世界"その言葉が通じるこの女は自分と同郷なのだとすぐに勘づいた。
「私、マリア・ノアだよ」
「俺はアーサー・ディオルドだ」
マリアは自己紹介をしながら手を差し出して握手をしようとした。
それに応えてアーサーも手を握ろうと手を伸ばしたが、マリアの手は下がって元の位置へと戻ってしまった。
「…うっそ伝説の勇者様とおんなじ名前じゃん
まっその勇者様は人殺しなんだけどねぇ」
驚いた顔をしたがからかうような様子で言ってきた。
名前が奇跡的にに同じなだけでアーサーがその"勇者様"であることを知らないからだ。
「あぁ俺がそのアーサーだな」
今度は俺のターンだと言わんばかりにニヤッと笑ってアーサーは言った。
するとマリアは意外にも良い反応をしてくれて、口元を両手で覆い被せながら小声でつぶやいた。
「うっそ…」
それは先ほどの「うっそ」よりも声色が低く、小さな小さな声だった。




