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45日目・ここから

昨日は投稿ができなくて申しわけありません、、、

普通に忘れてました

アーサーが魔法を使うために魔法学を学び始めてから何十年か経った。


毎日、図書館へと通いながら魔法の使い方や行使の条件を勉強していた。


よくリズから魔法の習得がどんなに大変なことなのかを理解してほしいと言われ色々なことを聞かさせていた。


もちろん魔法の使用条件や魔力の適正などの話などのアーサーが学んだことも話していたがその時のアーサーには魔法の知識なんて必要がない。


そのため話を聞くふりだけしてやり過ごしていたのだ。


国王がアーサーに殺されてからは新しい国王が立てられておらず、今やアーサーに楯突くものなどノワール王国に存在しなかった。


「何年経ったかな…」


アーサーは時間感覚を忘れて勉強へと没頭しており目のしたには真っ黒なクマが浮かんでいた。


あの日から36年ほど経った。


魔法学を学び始めた頃に28歳だったアーサーはもう64歳になり、大人びているを通り越して顔にはたくさんの皺ができはじめ、肌にハリがなく、髪の毛の割合の半分は白髪がしめていた。


リズの話を聞いていなかったとしてもアーサーの元々ある才能と寝る間を惜しんで勉強に取り組んでいたということもあり、かなりの知識を蓄えることができ、魔法ももう少しで発動することができるようになるところだった。


「ふぅ…集中、集中」


今日は図書館へと行ったあとに魔法を行使できるか試してみることにしていた。


山奥へと入ったアーサーは地面に落ちていた30センチメートルほどの小枝を構えた。


するの小枝の先は光始めた。


やがて光が消えると、他の魔法のようなわかりやすいような変化はなかったため、アーサーは持っていた小枝で思いっきり左手の手のひらを突き刺した。


「…痛いな」


少し痛いとは感じるもののとてもとはならず、アーサーの感覚は痛覚までもがおかしくなっていたのだ。


小枝と手のひらの隙間からドロドロと流れ出ていく血は少しすると固まり始め、小枝を抜けば貫通した手のひらは少しずつ治っていった。


「これが…不老不死の魔法…」


(不老不死の魔法がどのくらいにすごいものなのかは、分かっているつもりだったがここまでとはな…)


さすがのアーサーもこの魔法の回復速度には驚いていた。

そして痛覚がおかしくなりつつあるのも、魔法の効果だったのかも知らない。


するとアーサーはなぜか体がとても軽いことに気がついた。

ここ最近は年のせいか体が重く、近場の図書館へと行くのも辛いほどに動きづらかったのだ。


(まるで冒険者をやっていた全盛期のようだな)


少し前からアーサーは悩んでいることがあったのだ。不老不死となり魔法の研究に時間を使うことができるようになったとしてもこの弱った体で国に歯向かい、何百ともなる人を殺すことは可能なのか。


だが今の体は少し動いただけでやる気が生まれてくるように感じることができた。


そんな体の状態にアーサーを心を躍らせて嬉しさのあまり手を強く握り締めた。


するとアーサーの視界に入ってきた手に違和感を覚えた。

手に小枝を刺そうとした時にも感じたが異様に手の皺がなくなっている。


(これはこの体の状態に関係しているのか?)


ハリのある手で自分の顔を触ってみるとやはりいつもと何かが違う。


アーサーは急いで滝の流れる川へと走ったかと思えば、着いたと同時に川へと顔を近づけて覗き込んだ。


反射で水面に映るアーサーの顔はシワがなくハリもあり疲れなど見られない。


(20代後半…いや前半か…?)


水面に映る顔は今の体の状態に比例するかのようであり、アーサーたちが魔王討伐を目標に戦っていた頃。つまりアーサーの全盛期ごろの顔だった。


アーサーは体の能力だけが変化したのではなく、正真正銘、昔のアーサーの肉体となっていた。


(若返りの作用もあるのか…?)


何がともあれ全盛期の肉体ともなれば、心配していたことなんて関係がない。


「これで…何年かかっても2人を必ず助けられる…」


他の世界があるなど所詮はおとぎ話、伝説と言っても過言ではない。


だとしても最悪この世界の人間を贄とすれば確実に助けることができる。


確証が持てたことでアーサーは少しずつ前までの様子を取り戻しつつあった。


全50エピソードになりました!

見てくれていた方々、本当にありがとうございます!

これからもよろしくお願いします

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