3日目・食を知る
あたりを見ると、コンビニが、、、
エリスはもちろんいきます
「一度見てみようかな」
そう言うと、高くにいたエリスはゆっくりと下がっていきコンビニの駐車場に着地した。
そして、入口へと歩いていった
「いらっしゃいませ〜」
「!?」
そんな店員の声を聞いて、エリスは体を震わせて目に見えるほど驚いていた。
(いや、別に急に言われたからびっくりしただけだし、、、)
驚いたところを人に見られたエリスは赤面しながら頭の中で言っていた。
そんなことを思っていたエリスだったが、すぐに注目は店内へと移った。
「わあぁ」
思わず声に出してしまうほどに美味しそうなものが棚に並んでいた。
ノワール王国の食文化とはかなり違っていると見た目から思ったが、店内のかすかな匂いでエリスは美味しい食べ物と認識したらしい。
そうして、エリスは店内を見渡し始めた。
すると、一つの商品を手に取った。それは美味しそうなパンだった。
食文化は違えど、ノワール王国でもパンはよく食べられる。馴染みのあるものを選んだのだろう。
それを持って帰ろうとし、エリスが店内を出ようとすると、店員に肩を掴まれた。
「待つんだ、このっ万引きはん!」
「はいぃ?」
急なことだったのでびっくりしたエリス。
なにが悪いの?という顔でいるので余計に万引きはんっぽい。
でも、エリスはここで買うのにはお金が必要だったと言うことを知らなかったので当然である。
「とりあえず、裏来なさい。店長も呼ぶから」
低い声で言われたエリスは初めての土地であったこともあり、応じることにした。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
レジを通って行くと、応接室のようなところに来て、エリスは椅子に座らせられた。
小さい机に椅子が二つ。その片方に座らせられたエリスが静かに待っていると、閉まっていた扉からさっきとはちがう人が入ってきた。
エリスが座っているものとは別の椅子に座るとエリスに話しかけてきた。
「こんにちは」
「、、、こんにちは」
なぜ急にあいさつをされたのか分からないがとりあえず返してみた。
「僕はね、ここのコンビニの店長なんだけど。
君は万引きがダメなことって分かるくらいの年齢ではあるよね?親御さん呼べるかな?」
店長にそう言われたが、まだきたばかりでこの世界のことはわかっていない。
コンビニとはなんのことか、万引きとはなんなのか、自分はその万引きとやらをしてしまったのだろうか?そして、この口調はなんだろうか?完全に子供に対するそれなのだが。
しばし沈黙を貫いていたがエリスは店長の圧に耐えられずに口を開いた。
「あの私16歳ですし、実はこことは違う世界から来ていて、ダメなことって知らなくてぇ」
だんだんと泣きそうになるが、余計幼く見えるためこらえた。
「そう思うことで家庭内でのことを紛らわしているんだね。まだ幼いのに、、、
すぐに警察を呼ぶから待っていなさい。」
、、、よく分からないが最大に勘違いされていると感じたエリスは必死に誤解をとこうとするが全く聞く耳を持ってくれない。
「そんなぁ」
警察を呼ぶと言っていたな。おそらくこの世界で違法なことを取り締まるような人たちなのだろう。
けれど、店長さんは意外と優しく取ろうとしていたパンを警察が来るまで、とくれたのだ。
「ふぁりあとうおざいまふ」
口をモグモグさせながら、感謝を伝えた。
「バンッおい!裏にいる連中全員出てきやがれ!」
「いや!なんなの!?誰か、警察呼んでよ!」
店の表側から響く、銃の音と叫び声。
「店長ッ!」
扉からさっき肩を掴んできた店員があわててやってきた。
「どうしたんだ!」
「強盗です!銃を所持していて、お金の要求をしてきました!」
すると店長の顔が青ざめていき椅子から立ち上がった。
「君はここで待っていなさい」
きっと私に向けた言葉なのだろう。
そう言うと店長と店員は出て行ってしまった。
強盗がやってきてしもたぁ




