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異世界の魔法使いは特殊警察官になりました。  作者: 友人A
3章・暗殺者ギルド「夜の蝶」
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33日目・お話しよ?

昨日会ったばかりなのに少し距離が近いなと感じます。

「ううん、魔法は大丈夫。それより昨日の話しよ?」

「え?」


京香から発せられた言葉にエリスはただただポカンとすることしかできなかった。


「もちろん魔法もみたいんだけどさ、、、

実は昨日のギルドっていうやつの話をしたくて」


どうやら京香は昨日の出来子供について話したいらしい。


「それがどうしたんですか?」

「実はね私の事務所(ところ)にもあの組織関係の依頼がちらほら来てるんだよね〜」


エリスが聞くと、悩ましいというような顔つきで言った。


「誘拐とか空き巣とかそういうのの依頼が来るんだけど、私みたいなたいして権力がないような奴にはそういう依頼を受けられないんだよ」


話す。というよりもエリスに相談するような形で話が始まっていっていた。


「だから少しでも知って相談くらい聞いてあげたいなって」


そういうと、エリスはくすっと笑った。


「京香さんって優しいですよね。

私ができることならなんでもいいですよ」


笑顔でそんなことを言うエリスを見て、京香の心は締め付けられた。

そして、気づけば京香はエリスに抱きついていた。


「エリスちゃん優しい〜大好きすぎる」

「えへへほんとですか?」


2人ともあまり人、同性と話す機会もなかったため、京香は妹ができた気分、エリスはお姉ちゃんができた気分になっていた。

しばらくするとさすがに離して口を開いた。


「エリスちゃんと梶原さんはあいつらに会ったことあった?」

「いえ、昨日が初めてですね、、、あまり情報はもっていないんですけど、、、」


しょんぼりした顔で言うエリスは俯くことで頬がぷくっと膨れてとっても可愛らしかった。


「もぉいいんだよ!仕方ないしさ!」

「ありがとうございます」

「もうさ敬語取っちゃお!私のことはお姉ちゃんとでもお呼び!」


京香にとって人と関わる時間が少なかったため人見知りのようになっていたが、元々は根っからの陽な者なのだ。

そんな京香に対してエリスはマリアのような安心感を覚えており、まんざらでもなさそうだった。


「本当です、、、本当?ありがとうお姉ちゃん」

「えへへ」


(お姉ちゃんという響き、悪くない)


京香はお姉ちゃんと呼ばれるごとにとても嬉しくなった。

エリスが魔法を使える。なんてことはもう忘れており、ただただ今はエリスとの時間を楽しんでいたのだった。


「実は私の親代わりというか師匠みたいな人の作ったギルドも夜の蝶っていう名前だったんだ!」

「えっ!?じゃあその人がボスって可能性はない?」


そんなとんでもないエリスの発言に京香は動揺を隠せなかった。


「でもその人、私が小さい頃にどこかへ行っちゃって帰って来ないんです、、、」


悲しそうな顔で言うエリスの頭を京香はそっと撫でた。


「大丈夫?よしよーし」


そんな京香の思いやりに少しだけ涙がこぼれそうになりながらエリスは顔をあげてにこっと笑った。


その瞬間にピロンと弾けるような高い音がした。

それは京香のスマホだった。


「ごめんね、エリスちゃん。依頼が来ちゃったかも、、、」


そういってスマホを確認した。

するとそれは依頼によるメールではない、通知だった。


「、、、集団誘拐犯、立てこもり!?」


部屋に響くよな大きい声で京香が放った言葉にエリスは反応した。

なぜなら以前梶原に話されていたのだ。


最近子供を狙った誘拐が多いらしくてな。

しかもそれがこの前話した組織らしい、、、

エリスは見た目が子供っぽいから気をつけろよ〜


そんなことを笑いながら言われたのを思い出していた。


すると、違う部屋にいたはずの梶原がやって来て2人に告げた。


「今、夜の蝶が立てこもっているらしい。

捕えるチャンスだ!いくぞエリス!」

「えっ!?休みじゃないんですか、、、?」

「そうだが、組織を担当している警官はできる限り集まるようにと言うことだ」


京香は急いでいる2人を見て帰ろうとするが、不満が顔に思いっきり出ているエリスを見逃さなかった。


「私も行っていいですか?迷惑はかけませんので」

「あーもういい!じゃあ早く行くぞ」


半ば諦めた声で梶原はいうと2人を連れて現場に向かった。

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