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異世界の魔法使いは特殊警察官になりました。  作者: 友人A
3章・暗殺者ギルド「夜の蝶」
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31日目・事情聴取

「お前たちはさっき夜の蝶と名乗っていただろ。

組織に関係している奴の名前を言え。」

「は!誰が言うかよ」


梶原が男たちに聞くと大柄の男は真っ先に反発してきた。


「言いますからぁ痛いことはしないでください!」

「僕らはギルドの一員でもかなり下の立場なんですよぉ」

「なっ!お前ら何言ってんだよ」


だが、そんな男とは対照的に細い男2人は焦った顔をしながらペラペラと話し始めた。


「すみません、その前にギルドってどういうことなんですか?」


そこへ割って入ってきたのはエリスだった。

この世界にはギルドは存在しない。

なぜ組織がそんな名前を広めているかを知りたかったのだ。


「僕らは知らないですぅ夜の蝶を立ち上げたメンバーが決めてることなので、、、」


(創設メンバーにこんな名前をつける奴がいるのか、、、)


暗殺者ギルドなんて名前を犯罪集団につける奴なんてどうかしている。

傷害はしているものの人を殺したなんて報告はまだ受けていなかった。


「創設メンバーに漫画好きでもいたんですかね?」


少しニヤニヤとしながら京香が言ってきた。


(頼むからふざけないでくれ、、、)


そんな梶原の思いとは逆にエリスは何か神妙な面持ちになった。


「漫画といえば、、、この前八重森さんと話したと思うんですけど、この世界に私と同じ世界から来た人がいるかもなんですよね、、、」

「えっ!?じゃあエリスちゃんみたいに魔法使える人がいるってこと!?」


新たな情報に京香は目を輝かせた。


「いえ、魔法使い以外にも盾使い(タンク)や剣士とかもいるのでそうとは限らないんですけど、、、」


そういうと京香は途端に顔をうつむかせてしまった。


「そっかぁ」


正直今日はこの世で使うことのできないもの、自分ができないことに憧れを抱いているため剣や盾などの物理的なものに興味はないのだ。


「で、でも可能性はありますから!」

「うん、、、」


励まそうとするがテンションの下がった京香はしばらくそのままであり、気まずい空気が流れた。


「あーえーと、その創設メンバーは誰か知ってるか?」


そんな空気感を断ち切るように梶原が口を開けた。


「しらねぇーよ」

「すみません知らないです、さっきも言ったように自分は下の立場の人間なのでそんな情報は来ないんですよ」


反発するように答える大柄の男を差し置いて、男は話した。

3人も指示をされたがため一緒に居ただけで、今日が始めた会ったらしい。


とうとう仲間割れが始まってしまった。


「お前らの拠点はどこだ?」

「しらねぇーよ」

「5つほどに拠点が分かれているので全ては分かりませんが自分たちの所属しているのは海岸付近です。」


梶原の質問に対して大柄の男が反発し、その後にすぐ裏切りをして情報を男が吐くという謎のループが始まってしまった。


「多いな、、、」


梶原が顎を持ち、悩んでいると操縦者が話しかけてきた。


「警察さんが来ましたよ」


前を見るとうっすら赤い光が見えてくる。


「少し早かったな、、、この後は事情聴取で聞こう。エリスはここから1人で帰れるか?」

「はい!」

「よし、見つかる前に帰っていてくれ。

すまないな」

「分かりました!」


エリスは自分の手をおでこに当ててピシッとたった。バスの外へと出たエリスはキョロキョロと周りを見たあと、杖に乗った。


すると杖は少しずつ浮いて行った。


「わぁぁ」


京香は口から声が漏れていることに気がつかないほど魔法に夢中になっていた。


「では!梶原さん後はよろしくお願いします。」

「あぁ」


少しずつエリスは見えなくなっていった。


「かっじわっらせーんぱい!」


陽気な声で話しかけてきたのはチャラいような見た目をした警察官。


「はぁ八重森、来てくれてありがとう」

「おやすいごようです」


八重森はふふーんと自慢げに笑った。


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