18日目・助け
コンビニ強盗の現場に向かったところ、犯人に気付かずに殴られて意識を失った梶原、、、どうなる梶原!?どうするエリス!?
「誰にも見られないような上空からだと下が見えにくいなぁ」
梶原からの招集によりコンビニへと空を飛んでいたエリスは独り言を呟いていた。
誰にも見つからないようにと言われたため、かなり上で飛んでいるが、慣れない場所なためコンビニの位置が分かりにくい。
「もう少しくらいなら下がってもいいか」
少しずつエリスの体は下がっていき、そこらの家よりかは上くらいになった。
するとちょうどコンビニの駐車場にいる梶原が見えて来た。
「おーい、梶原さん!来たよー」
きょろきょろと周りを見渡して、周りに人がいない事を確認すると梶原に声をかけた。
だが、答えてくれない。振り向きもしなかった。
(声量が足りなかったかな?)
着地してから声をかけようとして駐車場の方へとどんどん下がっていくが、足がつく前に梶原が店内へと入って行ってしまった。
すると、入って行った梶原の後ろからトイレにいたと思われる大きな体の男が梶原の頭めがけて拳を振り下ろしてしまった。
「っ梶原さん!」
大きく息を呑むような光景を見てエリスは声をかけた。だが、それももう遅い。
梶原の体はピクリとも動かなくなってしまった。
急いで着地し、コンビニ内へ入ると男3人が梶原を奥の部屋へと運んでいる最中だった。
「その手を離しなさい!」
店内に響き渡る声で言ってしまった。
エリスは自分の口を手で抑えながらしまった、、、という顔をした。
すると、せっせと運んでいた3人はグリンと顔をこちらに向けて来た。
(どうしよう、どうしよう)
勢いよく飛び出したは良いもののエリスは内心とても怖がり、焦っていた。
エリスは魔法が使えるが、ほぼ基礎的な魔法なのだ。無詠唱が使えるなんて天才だ!
と言われてはいたが、強力な技というわけではない
モンスターと戦う時には多くても2人ずつに分断して戦っていたため、3人対1人ではエリスは負けるかもしれないのだ。
放心状態となったエリスに1番大きな男が近づいて来たかと思えば話しかけて来た。
おとなしくしてくれたのだろうか?
「邪魔すんじゃねぇよ」
そういうと男はエリスの腹部に強烈なパンチを入れて来た。
菓子の並べられている棚まで飛ばされた。
カハッ
エリスの口から唾液と胃液が混ざったものが出てきた。並べられていた菓子はあたりに散らばり、棚の角はぐにゃりと曲がっている。
(さすがに、そんなおとなしくなるわけないかぁ)
そんなことを考えていると1番小柄な男が言った。
「兄ちゃん、その子女の子だよ?優しくしようよ」
どうやらエリスを見て庇ってくれているようだった。
「黙れ、こいつが女だろうが関係ねぇんだよ。
お前も同じような目にあいてぇのかよ。」
だが、そんな希望は虚しく散った。
どうやらこの巨体の男はこの2人の兄らしい。
(ならば、この小柄な人の方が1番下の人かな?)
長男の圧なら怖気付いたのか今では次男であろう男の後ろにブルブルと震えながら隠れている。
するとエリスはすっと立ち上がり杖を突きつけた。
「はぁ、はぁ、私は警察官のエリスです。
捕まってください。」
息を切らして、先ほど殴られたあたりを手で隠しながら言った。
「ケッサツかよ、ならこいつの仲間かぁ?」
そういうとその男は梶原の髪の毛をわしづかみ、上にあげた。梶原の頭がゆらゆらと揺らされているのを見てエリスは苛立っていった。
杖の先が光ったかと思えば、何かで3人は縛られた。それは縄のような見た目をしているのにも関わらず掴めない。
「アァ?なんだこりゃ、ほどきやがれ」
抵抗をしようとするが、この拘束魔法は使用者が体内の魔力を乱さない限り解くことは不可能。
そう魔力を乱さない限り、、、
「ゴフッゴホッゴホッ」
先ほどのパンチがまだ効いているのかエリスはゴホゴホと咳き込んだ。
「しまっ、、、」
魔法が解けてしまった。すると男が走ってこっちまで駆け寄って来た。最後まで話さず、即座にエリスは首を締め上げられた。
足が浮くほどに、、、
かっこいい技名は大体英語なのかなしい
読めないよ




