17日目・事件は起こる
仕事へ行った梶原とお留守番中のエリスさん
「暇だなぁ」
梶原が仕事をしに本部へ行ってしまったので、暇になったエリスはもう自分の家のようにソファでくつろいでいた。
「勉強するか」
だらけていた体を起こしてテレビをつけた。
勉強とはこの世界のことだ。まだまだエリスは知らないことが多い。
そのため、テレビやスマホで日本についてを学ぼうと考えたのだ。
「えーと、立てこもりー強盗ー万引きー殺人ー事故ー」
なにやら物騒な言葉ばかりが出てくる。
だがこれには意味かあり、刑事とともに仕事をするということはこのような事件について行っておかなければならないのだ。
「ふむふむ、これがやっちゃいけないことなのか」
この世界について学んだエリスだった。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
一方でその頃の梶原は心配をしていた。
(エリスはしっかりとやれているだろうか、、、?
キッチンを使って火事を起こしていないだろうか)
子供のいる親が毎日どんな気持ちなのかを梶原は知った。
「あぁもう一体どうすれば良いんだ」
「お悩みですか?先輩」
頭をかきながら悩んでいると話しかけて来たのは八重森だった。
八重森は座っていた梶原を立たせて、別の部屋へ手招きしてきた。
梶原もそれに応じて部屋を移動すると八重森が話し始めた。
「もしかして、悩んでるのってエリちゃんのことですか?」
耳元で囁いてきた。
本部にいる人間でも、エリスの存在について知っている者もいるが、知らない者の方が多い。
それを知っている八重森は気を使って、別の部屋で話し始めたのだろう。
「あぁ、そうなんだよ。
家でエリスがどうしているかが心配でな」
「そんなことですか。もっと大変なことだと思いました。」
拍子抜けしたような、顔で言うもんだから言い返した。
「そんなことって、、、まだこの世界のことも全然知らないんだぞ?」
「分かってますよ。でも、それ以上に分かっているのはエリちゃん自身です。」
何も言い返せないまま、沈黙が続いてしまう。
だが、その沈黙はすぐに遮られた。
2人のいた部屋のドアがガタンっと勢いよく開いたかと思えば、ひょこっと刑事が出て来て言った。
「永見市ののコンビニで立てこもり強盗が出ました
!梶原さん対応お願いします!」
どうやらコンビニ強盗がまたも発生したようだ。
勢いよく部屋を飛び出して、本部から外に出ると梶原はエリスに電話をし出した。
3コールほどした後にエリスは出て来た。
「エリス!聞こえるか?」
「はい!聞こえています!」
「コンビニ強盗だ。犯人は、複数人いる。今から住所を送るから来てくれ!」
そういうと住所を送り、パトカーを走らせた。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
「ここか、、、」
外から見たコンビニは少し騒がしかった。
梶原はコンビニの外から犯人たちに声をかけた。
「出て来い、警察だ!」
声はかけたものの、応答はない。
外から見ると犯人は2人ほどであり、報告よりも少なかった。
(見間違いだろうか?)
そんな疑問を抱えながら、腰の方にあった拳銃を取り出して前に出しながらコンビニへ入っていく。
店内を見渡すと奥に人質にされて縄で縛られたであろう客と2人の強盗犯がいた。
拳銃を突きつけて梶原は言った。
「おとなしく捕まれ!」
そういって犯人たちを拘束しようと一歩踏み出した瞬間に目線がガクンと下がった。
気づけば床に倒れ込んでいた。
「ちょっと、遅いよ兄ちゃん。」
「本当だよー」
前にいた2人の強盗犯が誰かと話している。
(報告は間違っていなかったか、、、)
梶原は意識を失った。
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