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異世界の魔法使いは特殊警察官になりました。  作者: 友人A
1章・魔法使いエリスの出会い
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12日目・エリスのこれから

エリスと八重森がショッピングに出かけたあとの

会議室内での会話です。

(出て行ったか。)


「みなさんは魔法が使えるエリスをこれからどのようにしようと考えていますか?」


2人が出て行ったことを確認したあとに話し始めた。


「あの娘の使える魔法の種類にもよるが、戦争を起こせば勝てるんじゃないか?」

「いや、そんなことよりも彼女が他国の味方につく可能性も、、、」


室内がざわめきだした。


(分かってはいたが、、、)


魔法というのはあくまでも空想だったもの。

それが突如、現実で使えるとなれば話は別。

魔法が使える!すごい!だけでは済まされない問題なのだ。


「、、、ていうか、梶原さん。国にはもう連絡したんですか?」


話し合っていたのにも関わらず、はっとした顔をして1人が聞いてきた。


「いや、まだだ」


「何やってるんですか!?彼女そのものが国全体を左右するようなものなのですよ?」


訴えかけるように騒ぎ立てた。


「そんなことは十分わかっているつもりだ。

だが、エリスが国に渡れば兵器として使われるか監禁され実験をされるかの2択だ。

この世界に来たばかりで何もわからない人間に、しかもまだ未成年の子に、そんなことできる訳ないだろう。」


誰もが言い返せなかった。

ここには、子供を持っている刑事の方が多くいる。

梶原の子供を思う気持ちは全員分かっていたのだ。


「ですが、、、!こんな重大なことを隠していたことが政府側にバレれば、ここにいる全員ただではいられませんよ。」


(警察学校からの長年の付き合い、本当は梶原がなんと言うか、なんと言ってくれるか分かっていた。だが、聞いたのだ。その決意を見るために、、、)


「その時は、全ての責任を俺が持つ。

だから、隠していてくれないか?」


梶原は立ち上がると机を両手で打ち付け、言った。


(責任を持つと言っても、連帯責任で退職をしなければならないかも知らない。家族を守らないといけない、、、なのに)


「分かった。あの娘のことについては全て梶原刑事に任します。よろしくお願いしますよ。みなさんもいいですよね?」


「はい。」


(これで、いいんだ。彼にあそこまで言わせたんだ、反対なんてできる訳ない。)


「、、、っありがとう。」


梶原の心からの叫び。

それは、長年の友に向けるものだった。

物語に出てくる隠キャは可愛いんだよ。

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