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力の代償  作者: チョコ
7/24

7 新展開

次の瞬間insectの身体は謎の力によって巨大化してしまう

「グガァァァア!!!!」


 ガガガガ…!!!!バーーン!!




 

その頃ヒーローギルドでは…

「大丈夫ですか!」


「は…い…」


「早く救急室に運んで!」

回復グループのみんなで、爆破被害者の救援を行う



爆破の起きた現場では…

 タッタッタッ…

走ってきた岩井は、ロックを見つけた

「おまえ…大丈夫か…」


「一応…この岩の鎧がありますからね…」


「それなら良かったが…何でこんなことに」


「obeyです。あいつは本格的に、俺らのことを殺しに来たんですよ」

「しかも…何故か太郎だけを連れてどこかに行ってしまいました」


「太郎をどこかに…?何故なんだ…」


 タッタッタッ…

アクアが走ってくる。すると、焦りながら言った

「双炎がいない!!岩井、見た?」


「双炎が…?見てないが…」


「大変なことばっかで…俺達どうすればいいんですか…」


「落ち着けロック、」

すると…

 

 ドガーーン!!

 

緑地山の方から大きな音が聞こえてきた

「また爆発か…?」

しかし、彼らが見た光景は予想していたものとは違っていた。


 

 グガァァァア!!!!


 

ここからでも目視できるほどの巨大生物が、急に緑地山に現れたのだ

「何なんだあいつ…」

 

「次から次へと何なんだよ…ていうかあんな奴どう倒せというんだよ…」



 


「ぐ…うあっ!!」

物凄い風量が太郎達を襲う

 

obeyもその風量には耐えきれない…

「何故だ?insectにこんな力は無いはずだぞ…おかしい!何かがおかしい!!」 


 バッ…

obeyは高く飛んだ。そしてideaの力の効果で、大剣を生成する

「何故急に邪魔をしてくる!!」

「お前はこれでぶったぎる!オラァ!!」

しかし…

 

 ブゥン!

巨大化したinsectは腕を大きく振った

 ボンッ!

その大きな腕はobeyに当たってしまう。

そして、obeyはそのまま強く地面にたたきつけられた

 ズドーーン!!


「い…痛ぇ…これは一旦戻った方が…いいかもな…」

「すぐに対策を練ってお前を殺すからな…」

 シュンッ…!

obeyはどこかへと消え去ってしまった



 

するとどこかで、謎の男Aがその光景をじっと見ている

「あの力は何なんだ…?obeyのシールドを貫通して攻撃をくらわせるとは…とんでもないな…」

その光景を見ている謎の男A。彼は関わらないようにとそのまま走って逃げていった




insectが巨大化して数分後…

ヒーローギルド社長はヒーローを集め、一斉にあの巨大怪物のとこへ向かうようにと指令をした


「行くぞ!」

 タッタッタッ!!

各グループは緑地山へと走って向かう


走って向かっていると、道中太郎と双炎に出会う

「双炎!良かった…」


「岩井か…皆あいつを倒しに来たんだな」

 

「社長の指令の通りに岩グループ全員で来たが…倒すのはそう簡単な問題ではないな」 


 

氷グループ班長のザードもやってくる

「社長の指令通りやるだけだ!みんなやれるな」


「はい!」


「行くぞ!」

 バッ!

ザードは後輩を連れて率先して戦いにいった


 

「グゥ…?」


「ブリザードスラッ…」


「グガァァァア!!!!」

ザードの姿に気付くとすぐに戦闘状態になる巨大insect

「ガァアア!!」

 バンッバンバンッ!


 ボガン!ボガーン!

その勇姿もむなしくザード達は惨敗してしまう

 

電気グループ班長のソニックも、後輩を率いて向かう

電気の能力を使い超スピードで接近

「オラァ!!」

 ズサッ!ズサッ!ズサッ!

「オラァ!!!!」


しかし…

「ググググ……ガァ!!」

 バチバチバチ!!

巨大insectは自身の身体から紫の雷をほとばしる


 バーーン!!

「ぐはぁっ!!」

「ぐあっ!!」


  

「嘘だ…攻撃が少しもはいってないじゃん…」

アクアは絶望する。

しかしアクアのその言葉を聞き、岩井は言った

「攻撃をいれるんじゃなくて…もう魔法石そのものを破壊するのはどうだ」


「攻撃もいれられてないんだよ?どうやってそんなこと出来るの?」



 

「グガァァァア!!!!」

 バゴーーン!バーーン!!

insectは破壊し続ける



  

「アクア、それは1つしかない…あいつの身体の中に入って、腹部まで到着したところで力を破壊する」


「いや待って…身体の中に入る?そんなの確定で死ぬよ…」


「岩の力を舐めるな。俺達の鎧は最強なんだから」

「俺に力を頼んだよ」

鎧の強化のために、後輩は岩井に力を送った。そこにはもちろんロックの姿もあった

「岩井さん、頑張って下さい!」

そうして完全武装が完成される


 トコトコ…

そこへ太郎がくる

「岩井先輩…本当に大丈夫なんですか…」


「ザードもソニックも行ったんだ。何もしないわけにはいかない」

「それじゃあ俺は行くから。太郎達はあいつの注目を引くように行動していてくれ」


「分かりました…!みんな行くぞ!」

岩井以外はおとりとして巨大insectに近づく


 ヒュンッ!ヒュンッ!

 

皆、華麗に攻撃を避ける

風グループの皆は分身を放ちinsectを混乱させていく


「グガァァァア!!!!」

怒った巨大insectは大きな雄叫びをあげた

「岩井先輩!今です!」


 バッ!

このタイミングで岩井は、insectの体内に突入する



 ズサッ!!ブサッ!

岩井はinsectの体内を斬りながらお腹の方へと向かっていく。

内部は酸素が少なくそれに加えて臭い。今にも脱出したいという気持ちを込め、腹部まで向かう


「グガァ…ガァアア…」

巨大insectはあまりの痛さに倒れ込む

 ドガーン!!



 ズサッズサッ!ズサッズサッ!

「うおぉぉおあ!」

酸のせいで岩井の鎧は少しずつ溶けていく

その時だった、岩井は真っ黒に染まった魔法石を見つける。

鎧が酸に耐えるのも時間が限られている。すぐさま岩井はその魔法石を壊しにいった

「くらえ!うおぉお!!」

 ガンッ!

「な…?硬い…」

「まぁいい、それならやり続けるだけ。オラァ!!」

 バンッ!バンッ!バンッバン!

「オラァァ!!」

 

 バキッ!


「よし、ヒビ割れた…!今だ!!」


 バンッ!

 パリンッ!!


その力は破壊された。力を失った彼の身体はみるみる小さくなっていく…

完全に元に戻る前に岩井は体内から脱出した

 スタッ…


  

 タッタッタッ!

「岩井、ホントに倒したんだね!」

アクアが近づいていった

「今の俺は臭いから、あまり近づかない方がいい」


「ホントだ、なんか…漂ってくる」



そうしてみんな歓喜していると、奥の方から何かの集団が…

「私達は社長の命令で来た調査隊です」

「この敵について調べますので皆さんはこれ以上は触らないで下さい」


「調査ですか…確かにこいつの魔法石、他とは違って黒くて硬かったからな…」


「皆さん、それではお疲れ様です」


「あっはい…」 

そうしてヒーロー達は全員、緑地山からヒーローギルドへと帰った。ギルド内の広場は爆発により復旧中、建物内に被害はなかったのでなんとかヒーロー達は安心した



 

 トコトコ…

「調査の様子はどうだ」

社長はinsectの調査を視察しに緑地山まできた

「それがですね…こいつ、insectの力以外に、この真っ黒い謎の力を持っていたんです」


調査隊はバラバラになった黒い謎の魔法石を見せた

「これは見たことがない…」

「もしかすると、新種の力…?エレメントをも越える強い何かを感じる」

 

「何なんでしょうね…」


「私自身もこの力について調べるとしよう」

バラバラになった魔法石の一欠片を持ち、社長は去って行った


 


 

 次の日…

社長は謎の魔法石の調査に没頭していた

そんな中、社長の携帯が鳴る

 プルルル…プルルル…

「もしもし…はい…」

「広場集合で、ではまた」

社長は誰かと会うためギルド内の広場へと向かった


 

 トコトコ…

社長は広場に着いた

「まだ来ないか…早すぎたか」


「あれ?社長じゃないですか」

そこには太郎がいた

「何してるんですか」


「少しの間、人を待っていてね。ところで、太郎は何をしているんだ?」


「広場の復旧の様子を見に来ました。何かあったら手伝おうかなって」


「それは偉いな」

「まぁ…襲撃事件があっただろ、少しの間休みだしゆっくりしてるといいよ」

 

 トコトコ…

すると、社長の待っていた人が広場に到着する

「お!ちょうど待ち人が来たよ。それじゃあ!」


「はい、それではまた」

「しかし…社長と一緒にいるあの人、誰だろ。まぁいいか」


 

社長の待ち人、それは謎の男Aだった

「謎の力について少し分かったことがあるんですよね」


「それはありがたい。ゆっくりと中で聞くとしよう」




一方で…

「丁度休みで祭りも無くなっちゃったから…俺達だけで祭りしちゃいますか!」

岩井は巨大insectを倒し気分はご機嫌。見学会で楽しめなかった分、色んな人を集めて会を開いた

「岩井、調子乗りすぎな」


「さすがにあれ倒しちゃったらね~」

「ていうか、ザード来てないな」


「ザードはこういうの乗り気じゃないもんね」


「絶対仲良くなれると思うんだけどな~そう思わない?岩井」


「そーは思わないけどな」


「私も思わないわ」


「まぁ俺ら、あの時活躍してた零達みたいに日々精進してかないとな!」


「懐かしいな」

過去活躍してた零達とは、4人グループの氷の力を使う男達のこと。無敗の英雄達として昔有名だったが、突如消息不明となってしまったのだ




次の日…

再び社長は調査隊を派遣させる。派遣させた場所とは、例の謎の力について知っている人が住んでいるという村…

調査隊を派遣させている間、社長は外へと出て、どこかへと向かう。

そしてその場所とは、謎の男Aがよく出入りするR廃墟

そこの2階には図書室があり、様々な本、そして力についての情報があるそうだ…

 


 トコトコ…

そして社長はそのR廃墟に着いた

2階に上がるとそこには広い図書館があった。どんな本でも選び放題

 

 天使と悪魔、

 世界のリセット、

 天国と地獄、

 数学Ⅴ、

 私の日記、

 

手に取る本の全てが興味深いものばかり、その中で社長はほこりまみれの「私の日記」を読み始めた


………………

2039年6月16日

もう少しで完成する。これさえあればきっと世の中は進化するはずだ


………………

 

 ペラペラ…

「完成までの日記か…?読み進めてみるか」

 ペラペラ…

「悪魔の力…?」


………………

9月6日

私は取り返しのつかない物を創ってしまいました。悪魔の力。封印はしたものの、あいつは必ず封印をといてこの世界で暴れることでしょう


………………

 

「封印はした?この世界で暴れる…どういうことなんだろうか…」


 バンッ!

誰かが勢いよく入ってきた

「君、これ以上は知らないでおいた方がいい」


「誰だか分からないけど、そう言うわけにはいかないんだよね」


「それなら分からせてやるよ」

そういうとその男は黒い魔法石を取り出した

「殺す!」

そう言うとその男は黒い霧に包まれ、姿を変えた


「お前も…?」

「くそ…仕方ない、やってみせるしかない!!」



 


その頃調査隊は、ギノ村という、悪魔の力について知っている人が住んでいる村に着いた

「グレンという人を知りませんか?」


「グレンさんなら、あそこの家に住んでいますけど、何ですか?あの人…何かやらかしたんですか」


「いいえ、そういうことではないんですよ。まぁとにかく、居場所を教えていただきありがとうございました」


「はぁ…?」



 コンコン…!

「グレンさん…いらっしゃいますか?」

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