13 怒りのロック
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「heaven様!太郎達はもうすぐで死にます。とくとご覧あれ!」
太郎は諦めずに技を放つ
「風と電気で…はあっ!疾風迅雷!」
シュバッ!
太郎は猛スピードで走る
「ほぉ…そのレベルなら追いつける」
シュバッ!
同じスピードで並走する妬み…
「何だと…?このスピードを並走できるなんて…!はっ!はあっ…!」
「ふっ、はっ!」
バンッ!
太郎は攻撃をくらってしまう
ドサッ…
「エレメントもこんなもんか」
トコトコ…
するとそこへ、双炎から逃げてきた恨みが来る
「妬み、双炎が進化した」
「双炎が進化か…それならここであれを使おうか…どうする?」
「別にいいよ。どうせ最後はこうなるんだし」
「ならやるか」
何やら、妬みと恨みは何か秘策をもっているようだ
「あいつらが合体してしまえば本当に誰も勝てなくなってしまうぞ。ハッハッハッ!まぁ別にいいか」
heavenは不敵な笑みを浮かべている
「いくぞ…合体!」
「はっ!」
妬みの力、恨みの力の魔法石は互いに合体しあう。するとたちまち巨大な姿へと変わっていく。そして彼らはその巨体に飲み込まれてしまう
「グアァァア!!」
野太いその叫び声は、人々を恐怖させる
「でかしたぞ2人とも!まずは太郎達を倒しそこからは何百もの魂をもってこい」
「タイムリミットは30分もないだろうな。ハッハッハッ!」
ドンッ!ドンッ!
妬みと恨みは自身に繋がった神経を通じて、その巨体を動かす
そこで、苦しみからheavenに連絡がくる
「岩井を………」
「ほぉ…でかしたぞ苦しみ」
その連絡とは…
ヒュンッ!
バァンッ!
「ぐあっ!」
岩の防壁を貫通した酸性弾が岩井に当たってしまった…
「岩井さん!酸性弾が…!」
「まさか…俺が…」
ジュワァ……
岩井の身体がだんだんと溶けていく
「こんなんで死ぬなんてな…情け、ない…」
「そんなこと…岩井さん!やだよ…!どうすればいいんだよ!」
「俺に気をとられてたらお前もこうなってしまう…そうだ…」
岩井の身体はもう胸より下がない。そんな中ロックに手を伸ばし自身の岩の力を渡す
「俺の分も戦ってくれ」
「何でなんだよ…!どうすれば助かるんだよ!」
「助かる方法は…そんなのは…な…」
シュウ……
岩井は完全に溶けきってしまった…
「うあぁぁあ!!!許さない!絶対にお前を倒してやる!」
怒りで溢れているロックは岩井の力を吸収し、進化する
「超鎧化!!」
ガシッ!ガチッ!
「何だその姿は…」
ロックは何百個もの岩に包み込まれる。岩井の分の魔力を追加したその姿は縦5m、横3.5m程の大型ゴーレムへと姿を変えた
「そんな姿になったって…溶かせばいいだけだ!はっ!はっ!」
ヒュンッ!ヒュンッ!
ジュワァ……
少し溶けはするものの、そのゴーレムの装甲の密度、分厚さのおかげでロックには届かない
「この厚さならいける…!見てて下さい岩井先輩!オラァ!!」
ドシンッ…!ドシンッ…!
ゴーレムの重い足音が地面に響く
「俺は酸性弾をうつことしか出来ない……こうなった場合の対処はどうすればいい…!」
ドシンッ…!ドシンッ!
「そうだ…逃げれば…!」
ドシンッ!!
「お前はもう終わりだ!」
ガシッ!
ロックはそのゴーレムのでかい手で苦しみを掴んだ
「ぐぅ…が、がぁ…!」
ロックは力強く握った
「うおぉぉあ!!オラァ!!」
ブチブチ…!ガガガ…
「酸…性…があぁぁあ!!」
ブシャア!!
ロックはその手で苦しみを握りつぶした。そして、苦しみの力までも粉々に破壊した…
「はあぁ…はあぁ…酸性弾に触れる前に脱出するとしよう…」
急に多量な魔力を使ったことでロックに疲れが見える
そして、酸性弾に触れる前にロックはゴーレムの装甲から脱出した
そしてロックは、ここからでも目視できる程の大きさの妬みと恨みの合体した姿を見かける
「戦いはまだ終わってない…」
ロックは急いで向かった
heavenは岩井の死を聞き、楽しんでいる様子…
「聞け太郎…!今この瞬間岩井は死んだ」
それを聞いた太郎達…
今までロックと一緒にいたアクアは絶望。太郎も絶望し、下を向いてしまった
「ハッハッハッ!最高の顔だ、本当に傑作だよ!やはり俺らは倒せない。諦めるしか無いんだよお前達は」
ドシンッ!ドシンッ!
「heaven様見てて下さい!あいつらを今から踏み潰してやりますよ!」
「あぁ…終わらせてくれ!」
すると、太郎の身体から黒い霧が溢れ出ている…
太郎の声色が変わり、heavenに言った
「なぁheaven…君のその余計な一言のおかげで、私は解放することが出来そうだよ」
「解放…?お前は…」
「そうさ…俺だよ。出でよ、hellの力!」
バァーーン!!
太郎はだんだんと禍々しい姿へと変わっていく…
太郎、いや、hellはheavenにめがけて走っていった
ビュンッ!シュバッ!
バァーーン!!
heavenは全く予測できなかった。
そのまま太郎の一撃をくらってしまう…
そしてheavenはその攻撃をくらい
バンッ!
自身が作っていた破滅装置にぶつかってしまう。そのせいで装置は破壊…中にある魂は全て空へと旅立っていった
バランス型のheavenとは違い、力に特化されているhellは、その力でheavenを圧倒する
そうして攻撃に追いつけないheavenは、巨大化した妬み達の後ろに逃げた。そう、彼らを盾にするつもりだ
しかしそんなのは関係ない、hellは技を放とうとする
「所詮heavenによって造られた手下だ…簡単に殺してやるよ。くらえヘルインパクト!!」
ゴゴゴ…
hellは自身の足に悪魔のエネルギーをまとわせた
シュバンッ!
「heaven様をお守りするぞ!」
妬み達は自らheavenの盾になろうとしている。そして…
バーン!!!
ガガガ!!ギギギ……
耐える。彼らはhellのキックを手で抑え続ける。だが、
「ぐっ…うぁ…ダメだ…ダ…メだ!」
バゴーーン!!
hellはその巨大な身体を突き破った。
ちょうど突き破ったところの体内には妬みがおり、その攻撃のせいで妬みの下半身は吹き飛んでしまう
「ルト!!お前下半身が…!」
恨みは、妬みが「人間だった頃の名」を言った
不思議なことに、一時的に昔の記憶を取り戻す彼ら…
「ガル…?なんだよ……その見た目、ていうか…なんか俺もう…ダメかも…」
そして妬みは死んだ
妬みが死んでしまったことによって、巨大化は解除される
そして、恨みは高いところから身体を地面に激しく打ちつけてしまう
バチンッ!!
「ぐはあっ!うっ…うぅ…!誰かに…誰かに助けてもらおう……」
そうして恨みはひとけのありそうなところに歩いていった…
そうしてhellは、突き破った勢い劣らずheavenに襲いかかった
heavenも負けじとくらいつく
ガガガ…!!
しかしheavenは、hellの猛攻を耐えきることはできなかった
「ぐあっ!」
バンッ!バーン!
hellの一撃をくらってしまう
「ぐはっ…!このままでは…」
そうしてheavenはどこかへと瞬間移動をし、消え去ってしまった
heavenが瞬間移動した先は、妬みの亡骸がある場所…
「こんな…姿に…」
そうしてheavenは、壊れかけた妬みの力の魔法石をそっと胸に寄せ、目を閉じた。
その時は何故か、声色が優しくなった気がする…
トコ…トコ……
ふらふらとした足取りで恨みはどこかへと向かっていった
「ぁ…誰かがいる…よし、助けて…くれるはず……」
恨みの目線の先にはヒーローが…
「誰か…!助けて下さい!私の名前はガルと言います!!お願いします!」
その声を聞いたヒーロー達は恨みの方を振り向いた
しかし次の瞬間、ヒーロー達はそれぞれ力を使って銃を生成、そしてその銃を構え始めた
「あいつは…!悪魔の手下の1人!今のあの状態なら俺らもやれるはずだ!」
「なんで…銃を…?ただ…助けて欲しいだけなの…に」
「でも…何もしてこないぞ…?」
「当たり前だろ、あいつの身体はボロボロだ。動けるわけがない。だからこそ!今俺らがここで仕留めるんだ」
カチャッ…
「撃てぇ!!」
ババババ!!ババババ!!
ブサッ!ブサッ!
とんできた弾丸は恨みの身体に突き刺さる
ブサッ!ブサッ!
「何…で……」
ババババ!!ババババ!!
バッ…!
「やめろ!!」
そこにheavenが現れる。現れたと同時にheavenはヒーロー達に回し蹴りをくらわせる
バゴンッ!
「ぐはあっ!」
その攻撃をくらい、ヒーロー達は全員銃を手放し、吹き飛んでいった
そしてheavenはすぐに恨みの元へ駆け寄る
タッタッタッ…
「大丈夫かガル!大丈夫か!」
「零…だよな…そうなんだよ…な」
「そうだよ!!そんな変な姿してたってお前の事はしっかり覚えてるよ!」
「俺も、ルトと…同じところに行くから…やっと…楽になれるから…」
「お前何言ってんだよ!!行くなって!」
「俺ら…なんで…こんななんだろうな…」
バタッ…
恨みは死んでしまった…
「ガルーーー!!!うあぁぁぁあ!!」
「はあぁ…はあぁ…まただよ!また俺の仲間が死んでしまった…」
負の感情に溢れた零は、再びheavenとして操られることとなる…
そうして、heavenはもっていた妬みの力、恨みの力を自身の身体に吸収させた。再び声色が変わる
「はいはい…遂に死んだのね……吸収したことで強くなれた気はするが…まだhellを倒せるかは怪しいところ…」
「そうだな…苦しみの力も奪うとしようか」
heavenは自身の力を使い、苦しみの位置を探す
「多分死んでるなよし、俺の力の一部となってくれよ…そのために育てたんだからさ」
トコトコ…
heavenは苦しみのところに向かった…
……………………
「グガァァア!!」
hellはheavenを見失って苛立ち始める
「破壊してやる!」
ボンッ!バゴンッ!
「グアァァア!!」
「太郎…どうしちゃったの…」
後ずさりするアクア
タッタッタッ…!
「アクア!いったいこれはどうなってるんだ…」
双炎が走ってやってきた
「分かんない…太郎が悪魔の力を…!」
「太郎が…?そんなのあり得るかよ…!でも俺が止めてみせる!オラァ!!」
タッタッタッ…!
「双炎ダメ!行っちゃダメ!!」
双炎は太郎を止めるために走った。
「なんか来たぞこっちに…」
hellは鋭い目で双炎の事を見る
「くらえ炎竜王!」
「ヘルインパクト!」
バーーン!!
両者の攻撃がぶつかり合う
しかし、双炎は押し負けてしまう…
「ぐはぁっ!!」
バタッ…
「うっ…ぐ……」
タッタッタッ…
するとそこにロックも合流する
「いったい…何が起きているんですか?」
「太郎が暴走してしまっているの…だから今双炎が止めに行ってる」
「何してんだよ太郎!」
タッタッタッ…
ロックは走り、太郎を止めに行った
「超鎧化!オラァ!!」
バシーン!!
「また邪魔が来やがったか…!オラァ!!」
バンッ!バンッ!




