10 ヒーローの心情
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「太郎…行くぞ…」
2人はその場から逃げようとした
「なんで逃げるんですか…!どうせ貴方達もあの社長と同じように私達を騙そうとしてたんじゃないんですか?どうなんですか?」
「そんなことは一切無いです!」
「でも、実際にお金を騙し取る行為に加担してるんですよ」
「それについては謝りたいです。でも、本当に知らなかったんです」
タッタッタッ!
「知らなかったじゃ済まないですよ。ていうか逃げないで下さいよ!」
太郎達はその場から逃げてしまった
タッタッタッ…!
何とか逃げ切った2人…
タッタッタッ…
「はあぁ…はあぁ…はあぁ…怖かった…」
「これじゃあまともに外も出られねぇ…本当にどうすればいいんだよ…」
一方obeyはというと…
「ヒーロー全員、苦しい状況のようですね…」
obeyとcombinationの2人は、heavenの敷地内で引き続き研究などを行っていた
トコトコ…
すると、heavenがやってくる
「obey、君にはしてもらいたいことがある」
「してもらいたいこと…それは何だ?」
「この町の人どもを全員殺すんだ」
何故heavenがこのような命令をしたのかというと、残りの1人の小悪魔を解放させないためだった。悪魔の力は魔法石を介して解放する。だから、魔法石を持つ人全員がいなくなれば解放できなくなるのではと考えていた
社長には案があった
「それをするためには…もうちょっとだけ、悪魔の力を分けて欲しいんだが…いいですか?」
「何故だ?」
「その悪魔の力で、この力をmeteorの力に変えるんです」
「ほぉ…分け与えたら代わりにやってくれるんだな」
「それなら悪魔の後継者も…楽に済む話だな。じゃあやるよ。ほら」
heavenの能力である譲渡を使い、自身の悪魔成分を再び社長に渡した
グググ…!
社長の身体に悪魔の力の成分が入っていった
「うあっ…!ぐうっ…凄い…!力が湧き出てくる!heavenこれならやれそうだよ」
そしてobeyは自身の研究室に戻った
「obey様…身体、大丈夫ですか…?」
「あぁ…大丈夫だよ。しかし、それっぽいこと言えば簡単に悪魔の力が手に入るんだな」
「自ら望んで悪魔の力を…」
「そうだよ。それでは早速、meteorの力をつくるとするか」
そして数時間後…
社長はmeteorの力を創りあげた。
そして社長はどこかへと行こうとする
「どこか行くんですか?まさかもうmeteorの力使っちゃうんですか?」
「いや違う。ちょっとあいつに呼ばれてな。まぁmeteorを放つ予定時間までには帰ってくる」
「分かりました」
そうして変装した社長が向かった先は、おしゃれなカフェだった。するとテラスには謎の男Aが座っていた
「待たせたね。ちょっと予定があるから早くしてくださいね」
「予定?そんなのどうでもいいんだよ!エレメントはどうしたエレメントは!約束と違うだろ!」
「正体もバレやがって…!」
謎の男は相当怒っている様だ
「ごめんね。悪魔の力っていうものを手にしちゃったからね。しかもエレメントをゲットしたらお前に渡すって約束だったけど、別にそんな事無かったんだよね」
「普通に手にしたら自分で使おうと思ってたし、でも悪魔の力をゲットしたからエレメントはお前にやってもいいよ」
「ふざけやがって…!」
「何の力も無いお前が俺に勝てると思うか?」
「くそがよ…」
謎の男Aは手も足も出ず。そうしてそのカフェから走って出ていった…
「金返せよ!!ふざけんな!」
ヒーローギルドの外には数多くの国民がいた
彼らはみんな苦情を言っている
そして氷グループでは、班長のザードまでもが姿を消してしまった…
「俺らいったん集まった方がいい」
そうして双炎は今残っているヒーロー全員を集めた
「俺らがまだここに残っているということは、まだ希望を捨てていないからだろ」
「落ち込んでいてはいけない」
「でも、」
「でもとかいらない。今まで通りヒーローとして国民を守っていけば、いつかは信用してくれるから」
「それまではきついかもしれないけど、私達、頑張りましょう」
「そうですね」
「そうだ」
「そうだそうだ!」
「みんな絶対にやれるから!俺達は最強なんだから!」
そこで、太郎が何かを見つける
「ん?あれって…あの時社長と一緒にいた人じゃ」
謎の男Aはヒーローギルドの中に侵入していた
謎の男Aも太郎達のことに気付く
「あ…あぁ、太郎達じゃないか」
「まさか社長があんな奴だとはな…」
元から正体は知っていたが、ここでは嘘をつく
「貴方は何しにここへ…?」
「そ…そうだな。実は社長の隠れ家的なものが、ここの地下にあるんだよ。あいつの重大な資料とか、あったらとろうかなと」
「本当ですか!それなら俺達も行こう。なにか隠していることがあるこもしれない」
「君達…も?まじで…」
その時だった
ブブッ…
ザァー……
町にある電光掲示板、携帯、全ての画面が砂嵐に切り替わってしまった
「なんだこれ…!」
町中がパニック状態になってしまう
突然のことだったので、太郎達もパニックになる
「逃げるなら…今か」
その隙に謎の男Aは走ってギルド内に逃げていった
タッタッタッ…
そいつが逃げた先は、力の譲渡会の会場
「誰もいないな…よし、ではやるか…」
謎の男Aは、会場に取り残されていた使用されていない魔法石をあさり散らかした。そして何個も手に取る…
「これでできる…完成するまで耐え続けば…」
そして…
ザァー……
少し経つと、画面は砂嵐から、obeyの立ち姿に変わっていく…
「皆さん、今まで騙してごめんなさいね」
「しかし皆さんともこれでおさらば、特に、お前らヒーロー達!!これでお終いにしようか」
「いけ!meteorの力!!」
そういうと、空がだんだんと曇っていった…
すると…
ゴゴゴゴ…!!!!
「何あれ…」
「隕石が…降ってくる…」
「キャアーー!!!」
逃げ惑う国民達…
ヒュウーー……
降ってくる隕石は1つだけではない。何個も無数に降っている
バーン!バーン!
ビルが倒壊してしまう…
「こんなの…ひどすぎる…!」
そう言いながら走っている人
その人が空を見上げると、ちょうど真上に隕石が…
「い…隕石…や…やだっ…!」
その瞬間、太郎が駆けつけた
シュンッ…!
バァーーン!ガガガ…!!
「今のうちに…早く…」
「ヒ…ヒーロー…?」
「私は、貴方達を見捨てたりしませんから!早く行って下さい!」
「あ…ありがとう…ございます…!」
太郎のおかげでその人は逃げることができた
他のヒーローも、助けに向かう
バンッ!
「うおぉぉお!」
ガガガガ…!!
「隕石なんか、ぶっ壊してやる!うおぉお!」
「私は、あの時苦情を言っていたのに。なのになんで…?」
「苦情…?別に聞こえなかったこら気にするな…」
「ま、いいから逃げろ!ここは危ないから」
「ありがとう…ございます!」
タッタッタッ…
その人も逃げることができた
バーン!バーン!ボガーーン!!
しかし、ヒーローギルドは隕石の攻撃をくらい破壊されてしまう
ボガーーン……
そうして遂に、崩れ落ちてしまった
「うわぁーーーんうわぁーーーん」
泣き叫ぶ赤子。1人置いてかれてしまった様だ
するとその子供の真上には隕石が…
ゴゴゴゴ!!
「うわぁーーーんうわぁーーーん!」
トコトコ…
「ロック、お前はあの赤子を…」
「岩井先輩、分かりました!」
シュバッ…!
ロックは走ってその赤子をしっきりと抱きかかえた
バッ…!
「はあっ!」
バコーーン!!
岩井は空高く飛んで隕石を破壊する
「みんな!隕石の欠片を回収しろ!」
岩井の後輩達は落ちてくる隕石の欠片を回収した
アクアも後輩とともに隕石を止める
回復以外の各グループは、班長の指揮通りに隕石を止める
そして、ヒーローのおかげで隕石の被害は最低限に抑えられた
怪我を負った人は、ギルド横に隔離されている避難シェルターに避難させられた。そこでは回復グループの全員が怪我をした人を診ていた
「双炎先輩、怪我人を3名連れてきました」
「ありがとうな。かがり」
「俺はシェルター外の様子を見てるから、その人と一緒に中に入っておいてくれ」
「分かりました」
双炎の後輩であるかがりは、シェルターの中へと入っていった
そんな中、meteorの力が大した成果も出さずに終わってしまい、obeyは不思議がる
「何故だ…あのmeteorを完封するだと…?」
「あまりにも予想外過ぎた…だがいいアイツが向かっているはずだから…」
そのアイツと言うのは…
トコトコ…
「双炎…みぃつけた」
避難シェルターに向かっていった人物はcombinationだった。彼は双炎を見つけるとすぐに…
「洗脳!はっ!」
洗脳のエスパーをとばしてきた
「っ…!?」
その攻撃に気付いた双炎はすぐに避けた
「あっぶねぇ…ふぅ…この攻撃はもしかすると」
「そうさ。俺だよ」
「みんなよくmeteorを耐えられたな。さすがに尊敬しちゃうかも」
「まじでふざけんじゃねぇぞ…」
双炎は火の力を使った
「来るのか…?近づいてくるのか?洗脳やっちゃうけど大丈夫?」
「くそ…」
「エスパーをどうにか避けたり、剣で弾いたりできれば、その間に間合いを詰めていけるんだが…」
双炎は脳内でそう考えていた
しかし…
「まぁ、俺から行ってやるから、そんなの関係ないけどね。はあっ!」
combinationは剣を取り出した。そして、
カンッカン!
キンッ!カンッ!
双炎は負けじと対抗する
ボワァア!!
「この燃え上がる剣でお前を切り刻む!オラァ!!」
バンッ!バンッ!
ザザッ…!
「ぐあっ!」
「ふぅ…やられっぱではいられないな…」
そしてcombinationは右手を双炎に向けた。そして…
「はあっ!」
彼はエスパーをとばした。しかし…
シャキンッ!!
双炎は剣でエスパーを切った
シャキンッ…
「あと十秒はとんでこないな…」
タッタッタッ…
「今のうちだ!オラァ!!」
バンッバンッ!
「ぐはっ!ぐあぁ!!」
バタッ…
「ぐうぅ…中々にいい攻撃だな。でもな、俺も進化してるんだよ…!」
彼がエスパーを放ってから、まだ十秒も経っていない。だが、彼は右手を双炎に向け、エスパーを放つ体勢をとった。
それも、combinationは独自の進化を遂げ、エスパーのクールタイムがないようになっていたからだ
「この時を待っていた。終わりだ!はっ!」
ヒュンッ…!
ブサッ!
「ぐはぁ!なんでだ…すぐに…うてるだと…?」
「これも全てはwizardの時の恨み…あいつの分もしっかりと殺さなければな…」
「命令する。避難シェルターの中にいる奴らを全員殺せ、1分もかからないうちに殺すんだ!!」




