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森の安全な破壊方法

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 ありがとうございます。


 よろしくお願いします



 最初にすべき事は、断崖にそって海までの森を切り拓いて港町とダンジョン予定地の整備だよな?

 断崖の近くとはいえ、断崖にそってある森は魔の森だ。

 ドラクル公爵領は一応は、魔の森を円形に切り拓いてはいるが綺麗な半円ではなく、長方形の様な極端な楕円形の形をしている。


 理由は単純だ。

 拡げている方から魔物が来たからだ。

 活性化していない時に少しづつではあるが、断崖にそって生えている魔の森も切り拓いてはいるが、圧倒的に人と時間が足りない。

 結果、両端の魔の森を切り拓いくよりも早く魔の森の活性化が起きて、縦に縦に公爵領は伸びていってしまった。


 どうにかしたくても今までは人とは足りていても、戦力が圧倒的に足りなかった。

 どれだけ見慣れている森でも見えているのは魔の森だ。

 たかがゴブリンに見えても、他の場所のゴブリンと比べれば2倍は賢く、十倍は生き汚い。

 騎士団の護衛が付いたとしても樵達は絶対に安全という訳では無い。

 ゴブリンだけならまだいいが、魔の森にはゴブリンだけじゃなく他の魔物も数多くいる。


 断崖の近くは、基本的には小型の魔物しか近付かないが絶対ではない。

 俺が産まれる少し前に、中型と大型の間位ある魔物が竜の道に突っ込んだ事があるらしい。

 当然竜の道の出入口には砦が作られているが、ドラクル公爵領の方の砦は断崖を利用して戦闘をしないで抜けられたらしい。


 結果は悲惨な事になった。

 ドラゴナイツ侯爵領の砦には回避しないで突っ込んだからだ。

 ドラクル公爵領の砦は、完璧に戦いだけの為に作られているから一般人は砦に留まらないですぐに領都に移動するが、ドラゴナイツ侯爵領の砦は半分位は商売の拠点になっていた。


 ドラクル公爵領で仕入れた品物を砦の中で売り、またすぐにドラクル公爵領に戻って品物を仕入れる方が効率的だからだ。

 竜の道を通る事が出来る商人は、ドラクル公爵家がかなり厳しい審査をする。

 商会の大きさ、評判、いざと言う時にこちらの指示にしっかり従うか、商会の護衛の強さや評判、など多岐に渡って調べられる。


 冒険者のパーティーや単独の冒険者が来た時は、いざと言う時は公爵家の指示に従う事をしつこく言われる。

 産まれた時から公爵領で育っているから忘れがちだが、外の人達にとって魔の森の近くで生活する俺達は「頭がおかしい人達」と思われる事は少く無いらしい。


 騎士団の騎士達の奥さん達は、外の産まれの人達がほとんどいない。

 領内結婚が基本だ。

 魔の森の近くで生活する「頭がおかしい人達」の中でも更に「頭がおかしい」のが戦う事が前提の騎士達だと思われていて、王都や他の領地に滅多に無い出張にいくと肩身が狭い思いをして女性を口説くどころでは無いらしい。


 騎士達も、結婚したとしても公爵領から離れるつもりは無いし離れたら王家の勧誘が凄くてすぐに出戻って来る。

 元々王家から逃げて来ている騎士達も少くないしな。

 一度母上の実家の領地に恋人が出来た騎士がいたが、すぐに王家から横槍が入った。


 その騎士の恋人を、王城の使用人にしようとして実際にほぼ命令の様な打診があった。

 歳を取ってドラクル公爵領には来れない両親の為に、恋人の領地である母上の実家で騎士になろうとしていた騎士を恋人を王城で働かせる事で引き抜こうとしての策略だった。

 その時は、公爵家専属医師を派遣して両親を安全にドラクル公爵領に連れて来る事で事なきを得た。


 それからは、騎士達もドラクル公爵領の外に恋人が出来たら説得してドラクル公爵領に連れて帰る様になったから失敗したらそこで一生お別れだ。

 だから、騎士達の奥さんはどうしても公爵領、公爵領育ちの女性になってしまう。

 ただ、魔力が多いい事がいいのか公爵領は基本的に美男美女が多い。

 言い方は悪いが、見た目がそんなに悪く無ければ性格が自分と合うだけでいいから結婚率は意外と高いんだよな。


 それはともかく、今は殱魔騎士団もいるし魔術師団の大勢いるから一気に海まで直線で突っ切れるだろう。

 土魔法で5メートル位の高さの壁を断崖を利用して、コの字に正方形の様にして魔の森から隔離して母上に大魔法を使って貰えば一気に木は無くせる。

 無くなった木の場所にハーブの種を撒きながら、生き残った魔物を討伐すれば早く安全に魔の森を切り開ける。


 切り開いたら、魔の森側の土壁を伸ばして同じ様に正方形を作り、断崖と魔の森側の土壁と繋がっている土壁を壊しまた母上に大魔法を使って貰う。

 この繰り返し一直線に最短で海までは、魔の森を切り開ける。

 ただ、気を付けないと魔の森側の土壁を魔物が壊したり飛び越えて来たりするから注意が必要になって、警戒の為に人が多く必要になる。

 昔は出来なかった力業を極めた様なやり方だ。


 前の世界で、問題はマンパワーで解決する会社はブラック企業を呼ばれていたから、公爵家のこれでブラック領地の仲間入りかな?

 出来ればホワイト企業にしたいが、まだまだ魔の森が近過ぎて上手くはいかないな。

 世知辛いぜ!!


 父上達に説明して許可を得ないとな。

 また、俺は非難されるのかな?

 今回はユナ様からのご褒美だから平気かな?

 平気だといいな!


 「という訳で、母上と殱魔騎士団、魔術師団の協力が欲しいのですが許可を頂けますか父上?」


 「いやいやいや!!『ユナ様からご褒美を貰ったから母上と出掛けて来ます。』じゃ、許可なんて出せないよ!後、港町計画なんて聞いて無いよ!」


 「何か言う度に非難されるので、ギリギリまで計画とかは相談しない事に決めました。領の為になるのですから許可を下さい。ありがとうございます父上。」


 「ありがとうございますじゃ無いよ!まだ許可してないよ!マリーも何とか言ってくれよ!」


 「ユナ様のご褒美を受け取るのに私の力が必要なのねシルバー?」


 「はい、母上じゃ無くても何とかなりますが母上がやってくれるのが一番助かります。」


 「わかったわ。久しぶりにシルバーが頼ってくれたのだもの、協力するわ。」


 「ありがとうございます母上、父上。」


 「だから!ありがとうございますじゃ無いよ!マリーもなんで了承してしまうだい?!」


 「私とシルバーがいない間ミラの事はよろしくお願いしますねエド。」


 「そうか!今は両親もお祖父様達もいないから、ミラを独り占め出来るのか…。わかったよ許可するよシルバー」


 なんかキリッとしてるけど、父上を絶望に落とすとしようかな!

 散々俺を非難したんだ。

 やり返してやる!


 「許可ありがとうございます。ただ、将来港町はミラに任せる事にしてますからミラも連れて行きますよ?許可!ありがとう!ございます!父上!」


 ハッハッハッ!ザマァ!


 「ちょっと!聞いて無いよ!だったら……」


 「ドラクル公爵家当主が一度出した許可を私的な理由で取り下げたりしませんよね?ミラに嫌われても知りませんよ?」


 ハッハッハッ!ザマァ!ザマァ!

 父上が萎れていくのを見ながら執務室から出ていく。

 これで、問題無く魔の森を切り拓いて港町を作れるな。

 港町と新しい領都とダンジョンが出来れば、ハーフ達をドラクル公爵領に呼べる基礎が出来るな。

 ハーフ達とダンジョンで、残り3年でどれだけ領地を盤石にできるかな?

 数日後にはシルヴィアも実家から帰って来るし忙しくなるな!


 「ミラ、シルヴィアが帰って来たらお出かけだぞ。」


 「お兄様何処に出かけるの?ドラクル公爵領以外の場所にはまだ私はいけないし、この街の目ぼしい所には皆が連れて行ってくれたよ?」


 「街の外だよ。港町を作る目処が立ったから魔の森を壊しに行く。」


 「森林破壊に私を連れて行く気?!」


 「母上の大魔法が見れるし、殱魔騎士団や魔術師団の戦いが見れるぞ。この世界は魔物がいて危険だから戦闘は早い内に見て、色々な覚悟を決めた方がミラの為だよ。」


 「この世界はそんなに危ないの?小説とかでは街の中は安全じゃん?」


 「ミラ、考え方が逆だ。」


 「逆?」


 「この世界は言うならば、サファリパークだ。しかも、人がいる所だけに檻がある様な物だ。街の外はライオン、チーター、ハイエナ、みたいな肉食獣が人よりいると考えた方がいいぞ?」


 「街の外はそんなに危険なの?!」


 「当たり前だろ?しかも象みたいなライオンのクセに知能は人と同じかそれより狡猾な魔物も多い。一部の特殊魔法しか回復魔法も無いから、怪我をしたらそのまま死ぬ事も多いらしいぞ?ドラクル公爵家は薬草が大量にあるからポーションがある程度気軽に使えるが、ドラクル公爵領の外では怪我=死だよ。」


 「そんなに危険なのに、私を外に連れ出すの?」


 「将来ミラが暮らす街を作りに行くんだから、場所や周りの危険は知っておいた方がいいと思ったし、たまには屋敷や街の外に出たいだろ?どうしても嫌なら連れて行かないが、俺とシルヴィアと母上はいないしお祖父様や曾祖父様達もいないから父上と二人きりで暇潰しをする事になるぞ?」


 「お父様と二人きりでも大丈夫だよ?前の世界のクズ共とは違うから。」


 「いや、父上は仕事をしていてミラはひたすら淑女教育を受ける事になると思うが、大丈夫か?」


 「それは嫌!勉強は嫌いじゃ無いけど、息抜きが出来ないでただひたすら勉強なのは嫌!外は怖いけど一緒に行く!」


 ミラは勉強がしっかり出来るが、ひたすら自分のペースではなく人のペースで勉強を強要されるのは前のクズ共を思い出すのか嫌う傾向ある。

 正直貴族にはあまり向いて無いから、珍しい物や人が多く集まるだろう港町はミラのストレス解消にはピッタリだろう。

 後は、結婚相手がミラといい感じに合えばこの世界では幸せになれるだろう。


 前の世界では、忍者になって悪い奴らを影から影に殺して回りたい、なんて言っていたがこの世界ならお祖父様に鍛えて貰えばなれるかもしれない。

 港町はミラの街になるから、多少の無理無茶も通るしな!

 今はこの程度が俺の出来る精一杯だな。

 この先何が起こるかは俺にも分からないし、ミラを出来るだけ竜の道から遠ざけるにはこれが一番だろう。


 魔の森がある公爵領の海も、魚系の魔物がいてしかも強い。

 戦争になっても、海からの襲撃はないだろうと思っている。

 船は元の世界の船を素に、こちらの世界しかない素材を使えば海で漁や貿易も安全に出来るだろう。


 前の世界みたいに、自然破壊がどうこう言ってくる輩もいないから海を改造してしてまえばいいしな。

 しかも、海の改造は魔法を使えば楽にできるだろうしな。

 いずれ必ず俺達には苦難が待っている。

 ミラの協力も必要になるだろうが、出来るだけ危険の中心にはいて欲しくない。

 港町をミラの思い通りに作れるとなれば、ミラも港町からそうそう離れようとは思わないだろうしな。

 思わないといいな〜。

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