育成と二年後
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神官は5年前から、育てているから問題無いけど商人はそうそう簡単に育たないよな?
商人に必要なのは、まずは目利きだよな?
次に、交渉と価格設定の見極めか?
後は、計算能力だよな?
利益が大きくならばなるほど、税金なんかの計算が面倒になるし、間違えたらそれだけで商会が潰れるもんな。
信用も信頼もすぐに消し飛ぶ。
う〜ん、うん!他にも色々あるだろうしこれは無理だな!
こういう時は、先達に丸投げしよう!
商人だって歳を取れば引退するだろう。
いつの時代、どこの世界でも、引退した年寄りは煙たがられるものだろう。
そういう老人達を集めて、弟子を取らせてみよう。
商人になりたがっている孤児達もいるだろうしな。
問題は、複数の元商人を師匠にすると元商人同士が喧嘩を始めないかなんだよな。
師匠同士が喧嘩をすると、弟子同士も喧嘩を始める事が多い気がするからこれは避けないといけない。
でも、元商人には自分がこうやって成功したという実績とプライドとブランドがある。
これが厄介なんだよな。
上手く師匠の教えを、弟子同士で話し合い、すり合わせてくれればいいが、反発し合うと商会が分裂して公爵家の意向が通らなくなると困る。
一番いいのは、金で性格が変わらない様な子達だ。
その子達が仲のいい関係なら尚の事いいだろう。
でも、金で性格が変わらないと解るのは実際に金を大量に得ないと分からない。
金と権力は、最初から持って生まれれば年を取っていく中で、こいつは駄目だと解る様になるが、生まれた家が貧しく成長してからそれを持つと固執しもっともっと更に更にとなっていく方が多いい。
それが、公爵家と同じ方向を向いていればいいが、自分に自分にになっていくと間違いなく敵対関係になる。
元々公爵家の意向を通す為に作る商会と敵対関係になったら、公爵家は全力で叩き潰さないといけなくなる。
そんな事になったら、それまでに出している利益よりも遥かに損失の方が上回る。
更には、公爵領を出て行った先でも成功させる事が出来るように最初から俺達が鍛えている事から、出て行った先でも敵対関係が維持されたら公爵領の外で商売がしづらくなる。
いずれは、港町を作って海運の貿易も考えているから公爵領の外にこれ以上余計な敵はいらない。
この問題は深刻な事だから、父上になんとかしてもらおう。
父上の方でも対策してもらって、俺の方は師匠になる御老体にしっかりと言い聞かせておこう。
もしもの時は、家族が行っている商会を潰すと脅しも掛けておこう。
本当はこんな事はしたくないが、この問題だけはそれを曲げてでも釘をぶっ刺す必要がある!
これで商人の問題は解決したと思っていいだろうな。
神殿の作りは、朝起きたら机の上にありましたわ、ってシルヴィアが持って来た図面があるからその通り作ってしまえば問題無い。
育てた神官達は。
「この子達を神官に育てるから、何か必要なスキルがあれば付けておいてくれ。」
って、屋敷に作ったユナ様の石像に言っておいたら神官のスキルを覚えた後に、誠実というスキルを覚えていた。
神官が、誠実ならあんなに悪趣味な神殿に悪改造もしないだろうし腐る事も無いだろう。
商人の方には、誠実のスキルは数人はいてもいいけど全員になると他の商人に喰われるから余りいらない。
さてはて、出来れば殱魔騎士団の完成と街の完成と同時に商人の完成もしてくれるといいんだけどな。
殱魔騎士団副団長のクラインは、正直殱魔騎士団の他の皆がスキルをオフにして鍛練したらすぐに、殱魔騎士団の中では弱い部類に入ると思ってけど、二年経っても殱魔騎士団最強の座を誰にも譲らなかった。
殱魔騎士団騎士団長のロールにすら、最強の座は譲らない。
スキルに頼っていたとはいえ、長年騎士をし続けて経験豊富なロールのスキルをオフにしての鍛練に付き合う事で、ロールの経験を盗み続けた結果だろうな。
それに、スキルをオフにしての鍛練はクラインが7年、ロールは2年だ。
スキルをオフにして鍛練して、スキルをオンにして鍛練をする。
この繰り返しの鍛練は、どうやら年数を経験が上回る事が難しいらしい。
クラインには実は強さによる殱魔騎士団の統率を期待して無かった。
人となりがよく魔物を恨む気持ちが、ドロドロした物では無く、自分と同じ人を作りたくないというある意味さっぱりした恨みだったし、人に頼られた時に出来ない事ははっきり出来ないと言う所があったから選んだ。
シルヴィアが、未来で強くなっていると言ってはいたが王都の武術大会に本当の強者は出ないから、そんなでも無いだろうと決めつけていた。
でも、クラインの強さは才能では無く地味な努力をひたすら続ける所にある。
基礎をひたすらに鍛え、ひたすらに無駄を排除し、ワザとカッコいいだけの無駄な動きをも鍛練する。
戦闘においては、無駄を排除した方が当然いいが、無駄を排除し過ぎると動きが単調になり、自分より観る事に長けて動きが速い者には絶対に勝てない。
そういう者に勝つには、意表を突く動きが必要になる。
無駄を排除した動きが基本の者が、急に無駄が多いいカッコいいだけの剣を使い始めたら間合いを測るのが途端に難しい物になる。
人もそうだが、魔物も強くなればなるほど思考力が格段に良くなる。
だからこそ、無駄しか無い動きと無駄が無い動きを完全に使えるクラインは殱魔騎士団最強の座にい続けている。
魔法師団は、この2年で壊滅したよ。
魔法師団に現在在席してるのは、2割程度しか居なくなった。
全ては、曾祖母様とシルヴィアのせいだ。
魔法系のスキルをオフにしての鍛練を二人で競う様にしていたある日、二人がスキルをオンにして模擬戦をしだした。
そして、曾祖母様が急にシルヴィアに対して大魔法を放った。
しかも連続でだ!
シルヴィアも自分を守る為に連続で大魔法を放って対抗した結果、二人は魔術師では無くなってしまった。
魔術師の先は『魔導士』があったらしい。
二人に触発された魔法師団はスキルをオフにして鍛練しては、スキルをオンにして魔法を放ちまくった結果全員が魔術師になってしまった。
いや、いい事なんだけどね?
いい事なんだけど、魔法師団が無くなって魔術師団が出来上がったから明らかに世界最強の騎士団が出来上がったよ!
殱魔騎士団だけでも最強の騎士団なのに、魔法関係でも魔法師団では無く魔術師団になって、ちょっと戦力過多になっちゃったよ!
お蔭で、魔法師団は新人が入る一時的な師団になったよ。
何年も魔法師団にいたら、「アイツは鍛練をサボる信頼出来ない奴だ」と言われる様になるよ。
曾祖母様は世界最強の魔導士の称号に変わっちゃったよ。
最近になって漸く、俺や父上達や母上達が魔導士になった。
まだ、殱魔騎士団も魔術師団も魔導士になった者はいないがいづれは魔導師団が出来るだろうな。
他国には知られないようにしないと、ドラクル公爵家潰しで世界相手に戦争をしないといけなくなる。
最初の内は勝てるけど、俺達の強さの秘密はいずれはバレるから俺の孫の代位ではドラクル公爵家が潰されて無くなりかねない。
せめて後十年は隠さないとな。
街作りの方も順調どころか、余りにも早過ぎる。
一番時間の掛かる城壁は最低でも、一年半以上掛かると思っていたが城壁が出来上がったのは半年だった。
城壁の中に入れる予定の魔道具がまだ出来て無かった。
街が出来上がった順番は、屋敷、堀、城壁、の順番だった。
堀が出来た時に出た大量の土を、魔法では無く魔術で超硬化して更にこの世界で最も硬く重い鉱石であるアダマンタイト鉱石を粉にして混ぜ込んだ。
アダマンタイトは硬く重いだけでは無く、魔法を完全に遮断する性質がある。
ただし、魔法遮断するだけで魔術や魔導は遮断出来ない。
公爵家以外の騎士団や魔法師団には、魔術師が少ないから各国の王都や王城に使用されている。
魔物も、魔の森の魔物以外は魔術級の魔法系の攻撃はしてこないから、今まではこれで良かったんだよ。
まぁ、公爵家が今本気になったら全ての国の首都を陥落させられるけどね。
それはともかく、箱が出来た街は大工達が木を加工している間に、魔術師団が家々の基礎と下水道を着々と作っていった。
お蔭で、大工達が木を加工し終わった時にはすぐに家を作れる様になっていた。
この2年で、街の7割が出来上がっている。
道には街路樹は植えないでおいた。
街路樹は、木の根が地面を壊すし、いくら魔術で超硬化していても下水道にまで木の根を伸ばされたら困るからな。
でも、街路樹が無いと日影が出来ないから夏は暑いし、急な雨の雨宿りが出来ないから歩道にはガードレールと屋根を作った。
ガードレールは前世の世界よりも幅を高くしたし、アダマンタイト鉱石を使って硬くもした。
ガードレールを高くしたのは、人がガードレールを跨いで車道に出れない様にする為だ。
いずれ車を作ってもコレなら安全だろうな。
正直、横断歩道以外で道路を渡って車に轢かれても車が悪い事になる前の世界の法律は嫌いだから、最初から出来なくしてやったぞ!
領法にもしっかりと、横断歩道以外で道路を渡っていて車に轢かれたら、轢かれた方が十割悪い事にしてやる!
ガードレールに車や馬車が突っ込んでも、アダマンタイト鉱石を散布してあるガードレールなら、歩道には被害が出ないだろう。
屋根の方は、公爵領は雪が振らないから雪の重みで屋根が潰れる事も無いだろうし、街の全ての歩道に屋根がついていればその屋根のメンテナンスの仕事が出来るから職業斡旋にもなるから、金は掛かるけど屋根のせいで事故も起きにくいだろう。
雨が降れば、経済にほんの少しだけでも影響が出る。
屋根があれば、それを本当に少しに出来るし商会の荷物の運び入れや、運び出しも楽になる筈だ。
賛否はあるだろうけど、俺は雨の日に学校に行くのが大嫌いだったから押し通したぞ。
後は、この街に住みたいと要望を出した者達にはマイナンバーを作る事にした。
家族構成がすぐ分かれば、公爵領の人口把握も楽になるし、税金も細分化しても問題が少くなるし、密偵や冒険者が入り込み辛くなる。
少し悪い事もあるが、いい事の方が多いいから悩んだがやることにした。
領都以外の場所は、領都の全員が終わったら役人を村々に派遣してマイナンバーを作っていくつもりだ。
ちなみに、マイナンバーはカードでは無くドックタグの様にするつもりだ。
この世界には魔力があるから、魔力識別で偽造が出来ない様にする。
魔力はDNAの様に一人一人絶対に違う。
だから、登録した人と違う人が持ったら色が変わる様な魔道具を作った。
最初は研究員達も、なんでこんなものを?と思っていたが、説明して実際に出来たら有用性に気付いてくれた。
研究員達も随分と成長したものだな。
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