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活性化の終結と帰宅

よろしくお願いします


 「鍛練談義もいいけど、そろそろ薬草採取に戻ってくれるかい?私達だけでは、今日中に終わらないからね。」


 すっかり忘れてた。

 騎士達は慌てて薬草採取に戻り、俺とシルヴィアも薬草採取をするが根っこごと抜くのは難しいな。

 そういえば、ガーデニングの裏技でフォークを刺して周りの土ごとえぐると楽なんだっけ?


 土魔法でフォークを作って、裏技通りにやると確かに楽だった。

 シルヴィアにもフォークを作ってあげて二人だけでズルをしながら、速いペースで薬草採取をしていたら当然バレた。


 結局俺は、家族と騎士達全員にフォーク作りに性をだすことになったよ。

 まぁ、お蔭で薬草採取はすぐに終わったけどさ。


 「フォークで薬草採取が楽になるなんて、思わかったわ。面白い位楽になったわね。」


 「そうだな。今回は腰がそんなに痛くはならなかったぞ。」


 「いつもは薬草採取の後は、腰が痛くてマッサージに時間が掛かるものね。」


 もういい歳だからな曾祖父様達は。

 父上達は意外と痛がってないな?

 母上はあまり運動をしてる様に思わないけど、意外と体力も柔軟性もあるんだな?

 曾祖母様の鍛練のお陰かな?


 「よし、薬草採取も終わったね。騎士の何人かでいつもの様に薬師の所に持っていってくれ。」


 「じゃあ、魔法師団と私達は旗の所まで魔の森を吹き飛ばすわよ。巻き込まれない様に気をつけなさい!」


 母上が陣に作った物見に皆で登り、旗を確認したら範囲を決めて大魔法を使っていく。

 父上の大魔法は、風魔法だった。

 円状にドームを作り、中に風の刃を大量に作りだし魔の森の木に魔法を使わせる隙きもなく、ウッドチップに変えて吹き飛ばす。


 お祖母様の大魔法は、闇魔法だった。

 範囲の中の木を、闇魔法で影の中に引きずりこんで一瞬で木を消してしまった。


 お祖父様の、大魔法は水魔法だった。

 魔の森の木を水で囲み込み、水圧で握り潰す様に木を粉砕した。


 曾祖父母達は、火魔法の大魔法だった。

 この二人は圧巻だった。

 巨大な火柱を曾祖母様が中心に作りだして、周りに曾祖父様が火の壁を作り、壁の中に炎の地獄を作りだしていた。

 曾祖父様の魔法で周りに炎が広がらない様にして、曾祖母様の火柱が一気に地面に広がって木を焼き尽くしていく。


 あれだけの火柱を作って、それを広げる曾祖母様も凄いが、その魔法を外に出さない炎の壁を作る曾祖父様もやっぱり凄い魔術師なんだな。


 シルヴィアは氷魔法で、一瞬で魔の森の木を凍らせて次の瞬間、一瞬で粉々ににしていた。

 人や魔物相手に使ったら、氷に耐性が無いと一瞬で死ぬな。

 この大魔法が使えるシルヴィアを殺せる魔物ってなんだよ!

 そんなのが、襲撃して来たら勝てないぞ!


 それはともかく、俺の番だな。

 範囲を意識して、中心にとぐろを巻いた龍を作りだして、その龍をとぐろを解いていく様に回りながら体を伸ばしていく。

 雷の龍が口で魔の森の木を噛み砕き、自分の体に木を倒して体の中で砕きながら燃やしていく。


 ふぅ〜、上手くいったな。

 小さいサイズの時も難しかったから、大きくなったらもっと難しいと思っていたけど、大きさが変わってもそこまで難しさは変わらなくて助かったな。


 全員で大体3回の大魔法を使って、結構な範囲を消し開いた。

 そこに、魔法師団が風魔法を使いながら薬草の種を蒔いていく。

 この薬草は、取り切る事が出来ないから明日から魔法師団が燃やしていくそうだ。


 魔法師団が燃やす前に、冒険者達が薬草採取をして小遣い稼ぎをするのがお約束らしい。

 これを止めないのは、薬はやっぱりいくらあってもいいし、この時期だけ薬の値段が安くなるから領民が薬を買い込んで貯蓄するかららしい。


 こういう話を聞くと、冒険者は有用に聴こえるが殱魔騎士団やなんでもすぐやる科が揃えば、冒険者ギルドに金は入らなくなり逆に公爵家に金が入る。

 数さえ揃えば、やっぱり冒険者ギルドは寄生虫の様な存在だな。


 そもそもなんで、冒険者ギルドを作る事を最初に許可したんだろうな?

 冒険者ギルドを作る理由があったのか?

 冒険者ギルドの仕事何容や、やり方を聞いたら国の方でやった方がいいだろうに。


 みすみす金のなる木を、国ではなく民間にやらせた理由はなんだ?

 冒険者になった者は、いつ国を出て行ってもおかしくない。

 国民が他国に行ったら困るのは国だろうに。

 しかも、強い国民達だ。

 冒険者ギルドに大事な魔物被害を減らすという部分を委託しているような物だ。


 国防の観点から見ても、強い国民が冒険者ギルドの意向でいなくなるなんてたまったものじゃないだろう。

 冒険者ギルドを調べてわかったが、冒険者ギルドが国から撤退したせいで魔物にのまれた国もある。

 なのに、どこの国も冒険者ギルドを受け入れる。

 影響力のせいにしては、最初の成り立ちがよくわからないよな?


 まぁ、ここで考えてもわからないし大魔法を使って疲れたから、早く帰りたいしね。


 後の事はロール騎士団長を筆頭に、魔法師団や冒険者達に任せ俺達は別邸に寄らずに本邸に帰る事にした。

 本当は、曾祖父様は残らないといけないのだけどミラに会いたいが為に、ロールと殱魔騎士団に仕事を押し付けてたよ。


 「父上、魔道具に馬車を改造したからといって、飛ばしすぎではないですか?領民がいたら戦争だと思いますよ?」


 「何を言うんだい?これは馬車の魔道具の耐久試験だよ?別にミラに早く会いたい訳じゃないよ?」


 「そうよシルバー、お義祖父様の様に仕事を殱魔騎士団に押し付けたりはしてないわ。率先して耐久試験をして仕事をしてるわ。」


 「公爵家当主夫婦が、耐久試験を自らしたら駄目でしょう?速度を落としてくれ!」


 御者に速度を落とすように言うと、父上達が本音を暴露し始めた。


 「待ってくれシルバー!それでは私達が一番最初にミラに「おかえりなさい」って言ってもらえないじゃないか?!」


 「そうよシルバー!私達はミラの親なのよ!それなのにお義祖父様達が私達より先に、「おかえりなさい」をミラに言われるなんて許せないわ!」


 「一応俺も、貴方達の息子の筈なんですがここまで「おかえりなさい」を求められた事は無いですね?」


 「シルバーは、なんていうか勝手に育っていった感があるけど、ミラは今が一番可愛い時期なんだよ!シルバーと同じで、愛し子のミラもすぐにシルバーみたいになるに決まってるんだよ!」


 「今が、今だけが、まだ子供で可愛い時なのよ!絶対に「おかえりなさい」は私達が言われるわよ!」


 「いや、なんていうか、可愛い時期が無くてすみませんでした。」


 「大丈夫ですシルバー様、私は今も昔もシルバー様は最高の婚約者ですわ!」


 両親にいきなりディスられたと思ったら、シルヴィアにいきなり褒められた。

 嬉しいけどなんか悲しい。

 俺が複雑な気分になっている間に、両親は御者に速度を上げる様に言っていたらしい。


 行きとは違い、帰りは異常な早さで帰った。

 両親は飛び降りる様に馬車から降りて、玄関をあけた。

 ミラは両親には目もくれず、俺とシルヴィアに飛び付いて


 「おかえりなさい!お兄様、お義姉様!お怪我はありませんか?大丈夫でしたか!」


 うん、両親の野望はミラによって粉々に打ち砕かられたよ。

 両親は俺達を見て項垂れているから、しばらくほおっておこう。


 「ただいま、ミラ。いい子にしていたか?」


 「ただいま帰りましたわ、ミラ。こちらはなかなかに大変でしたわ。」


 「お兄様達でも、大変だったの?そんな事ありえるの?」


 「かなりヤバかったよ。スキルをオンにしてなきゃ何人も死んでたよ。」


 「シルバー様もかなり怪我をしましたものね?」


 「怪我をしたの?!大丈夫!?」


 「ポーションがあるから大丈夫だよ。ドラゴン相手にあの程度で済んだんだからいい方だよ。」


 「ドラゴン!本当に存在していたの?公爵家を作る為の嘘だと思ってた!」


 ミラ、なんて事を言うんだよ!

 一応ミラも、あのゲームはクリアしているからこそ嘘だと思ってるのかな?

 ゲームにはドラゴンは出て来ないからな〜。


 「ドラゴンはいるよ。ちゃんと倒して来たから、素材は見れるよ。ただ、ハーブの種で倒したから肉は無いけどね。」


 「ハーブで倒したの?!お兄様があれは相当酷い事になるから、生き物には使わないって言って無かった?」


 「生きたままミイラになりましたわ。ただ、最後の花畑はとても綺麗でしたわ。」


 「見たいような、見たくない無いような感じね。でも、ドラゴンの素材は何に使うの?」


 「魔力電池を作る為に、ドラゴンの魔石が必要なんだよ。魔力電池が作れれば、電気の代わりになる筈だ。魔柱があれば、税金と魔税の両方を民から徴収してタダで電気を使いたい放題だぞ。」


 「それには魔道具の普及と、街の整備が必要になりますわ。大丈夫なのですか?」


 「今回の活性化で、新しく作る街の場所の確保が出来たから街ごと作るよ。今の領都は竜の道から近すぎるからね。」


 「なんで竜の道から近いと駄目なの?」


 「この領から、冒険者を追い出したら絶対に密入領する奴が出来てくるから、領都は離れた場所の方がいいし、これから絶対に戦争になるからな。」


 「えっ!戦争になるの!?」


 「この世界は影響力せいで、ヴィーを殺そうとしてるからね。俺が守れば守るほど、戦争のリスクが高まるし、何よりこの国の王家は腐り過ぎてるから他国からもいつ攻められるかわかったもんじゃない。」


 「何度もやり直してますが、他国が攻めて来た事はありませんわ。でもそれは、ある意味影響力に守られている為です。本当なら何度も戦争を仕掛けられている筈ですわ。」


 「この国ってそんなに危ないの?!大丈夫なの?!」


 「ヴィーが生き残ったら、危ないよ。だから、今から準備をし尽くしておくんだよ。」


 「他には何をしないといけないの?」


 「今の神殿を潰して、ちゃんとした神殿に変える事と、断崖にそって森を切り開いて海を手に入れる事は絶対に必要だな。」


 「神殿と海。」


 「そうだよ。神殿と海だ。港街が出来たらミラに領主代行を頼むつもりだから今から勉強しといてね。」


 ミラがキョトンとしているな、ハハハッ。

 港町が出来たら領地でも最重要の一つになる。

 貿易もそうだけど、何よりこの領では取れない塩が作りたい放題になる。

 塩はいつの時代でも生きる為に必要だし、時として武器にも味方を増やす切り札にもなるからな。

 同族に任せる方がいいに決まっているさ。

 将来腐っても、粛清しやすいからな!

☆の評価が貰えるとやる気に繋がります


もしよかったら評価して下さい


読んで下さりありがとうございました

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