表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
20/32

ドラゴンの倒し方は毒殺

よろしくお願いします


 「その話が本当なら、旦那様はスキルをオフにしてるクライン達と、公爵家騎士団は強さだけは同じだと判断という事なの?!」


 「そうですよ曽祖母様。曾祖父様も

 「後は経験だけだな!」

 って言ってましたし。」


 魔の森の実戦は、あれから何回かしている。

 曾祖父様も殱魔騎士団の設立をちゃんと許可している。

 つまり、魔の森で魔物を狩って民を守れる強さがあると認めていると言う事だ。


 「あの人が強さを見間違える事は無いわ。それだけ魔の森で戦い続けてきたのですもの。そのあの人が、スキルをオフにしている騎士を認めたというの?」


 曾祖母様は随分と混乱してるな〜。

 まぁ、スキルをオフにして戦うなんて事は、この世界の住人にとっては絶対にありえない事だからな。

 でも、そろそろ正気に戻って欲しいな。


 クライン達がかなり押し返してるから、このあとどうすればいいか教えて欲しいんだけど?

 クライン達そろそろ、石壁の向こうにまで行きそうなんだけど?


 「ヴァイオレット様、私達はこれからどういたしすか?陣を前に進めますか?」


 シルヴィアが曾祖母様を正気に戻そうと話かけているのに、曾祖母様はクライン達を食い入る様に見ていてシルヴィアに気付いてないよ。

 そんなに驚く事なのかな?

 それ程曾祖父様を信頼しているという事なのかな?

 曾祖父様が強さを見間違えた事が信じられないようだな。


 「曾祖母様!大丈夫ですか?!正気に戻って下さい!俺達ではまだ指揮は出来ませんよ!」


 「ええ、ええ、もう大丈夫よ。石壁の向こう側がどうなっているかによるけれど、私達も前に出るわよ。」


 「前に出るのですか?魔物の数がいつもより多いいのですよね?俺達が前に出て邪魔になりませんか?」


 「いいえ、数が多いいからこそ前に出ます!私の部隊は大半が魔法使いです。後詰めや撤退の時に全力で魔法を放って騎士達を掩護する為に前に出ますわよ。」


 「どの辺りまで、前に出ますか?私達は足手まといになってしまいますわ。」


 「ふぅ〜。もう隠さないでいいわ。貴方達も強いのでしょう?クライン達と一緒に鍛練していたのなら、貴方達も同じ位強くて当然じゃないの!」


 バレてる!

 確かに一緒に鍛練していたけど、多分クライン達より俺達の方が強いと思うけどね。

 俺達は愛し子だしな。


 「いざという時は私達が全力で大魔法を使うわよ。3人が連続で大魔法を使えば大半の魔物は吹き飛ばして時間を稼げるわ。」


 「分かりましたわ。シルバー様、私達もスキルをオンにしましょう。いざという時にスキルがオフでは、オンにするときにすきができますわ。」


 「分かったよ。じゃあ前に行く前にスキルをオンにして素振りもしておいたほうがいいかな?」


 「そうね、素振りはしておきなさい。自分の強さはしっかり把握しておかなきゃ駄目よ?」


 曾祖母様に頷いて、スキルをオンにして刀を振るう。

 スンッ!

 えっ?!「ブンッ」じゃなくて「スンッ」って何?!

 素振りの音じゃないだろ!

 ていうか、自分で動かすより速く体が動いたんだけど?!

 スキルってこうゆうものなのか?

 なんか違くないか?!


 シルヴィアの方も「スンッ」ってなってるよ!

 高速思考使わないと素振りが見えないんだけど?!

 えっ!俺もああなのか?!

 おかしくないか?子供の体でこんな動きは出来ないだろ!

 出来たとしても、体がバラバラになるぞ!


 「貴方達……。それは素振りなの?気付いたら振り下ろされているのだけど?後、音がなにか変じゃないかしら?あの人の素振りは凄い音がするのだけど、貴方達のはとても静かね?」


 「そうですね、俺自身も驚いていますよ。なにか色々変な気がしますが、取り敢えずは問題なく戦えると思います。」


 「じゃ、行くわよ。まずはアルフレッドに合流するわ。」


 部隊の前進は意外な程、ゆっくり進むんだな。

 速歩き程度のスピードだと思ってたんだけど、普通に歩くより少し遅いスピードだな。

 前線の後詰めや撤退の支援なんだから、少しでも早い方がいいと思うんだけどな。


 「アルフレッド、石壁の向こうはどうなっているの?」


 曾祖母様は合流して、挨拶もしないで本題に入った。


 「石壁の向こうまで、殱魔騎士団が乗り込んで行ったので、さっきまでとは違い随分圧力が無くなりましたよ。」


 「今、石壁を前に広げようかと、話していた所ですわ。お義母様がいらしたので、やってしまいましょうか?」


 「そうね、殱魔騎士団が戦っている場所の少し前に、石壁を追加しましょう。それで殱魔騎士団以外の騎士団も戦いやすくなるでしょう。」


 「では、そのようにお祖父様と父上に伝令を出します。」


 父上が伝令に命じると、当然俺とシルヴィアに視線が向けられるよな。

 曾祖母様にした話をもう一度しなきゃいけないのか。

 面倒くさいな、強いんだからそれでいいじゃんか。


 仕方無しに、曾祖母様にした話をもう一度父上達にも話して聞かせる。

 スキルの事になると、やっぱり皆同じ反応をするんだな。


 「シルバーが常識には囚われない考え方をするのは、知っていたけどここまでとは思わなかったよ。」


 「まさか、スキルをオフにする事で更に強くなれるとは、思わないわよ。」


 父上とお祖母様が驚いているのか、呆れているのかよくわからない顔で俺を見ている。

 まぁそれはいいんだけど、母上はどこにいるんだ?

 大魔法を使ったから、父上の側で休んでるんだと思ってたんだけどいないな?


 「マリーは、あそこの物見に登っているよ。遠くを見る事が出来るスキルを持っているからね。海では必要なスキルなんだそうだよ?」


 なるほど、千里眼みたいなスキルを持っているのか。

 確かに海では、便利そうだな。

 陸を見失わないし、鳥山もすぐに見つけられて漁が簡単になるもんな。


 父上達が石壁を作ろうとした、次の瞬間。


 「グルワァァァァァ!!!」


 耳が痛くなる程の何かの咆哮が辺りに響き渡った。

 ヤバくないか今のは!そういえば、


 「ヴィー!未来では公爵家の騎士団は、ほぼ壊滅しているだよね?」


 「そうですわ。騎士団が壊滅してしまった為に、内戦にならなかったのですわ。もしかして!」


 「今の咆哮の奴が原因かも知れない!でも、時期が合わないよね?ヴィーが7歳の時に騎士団は壊滅する筈なんだよね?」


 「そうですわ。しかし、これも影響力のせいかもしれませんわ。私達が殱魔騎士団を作ったせいで、時期をずらしているのかもしれませんわ!」


 「あぁ、殱魔騎士団予想以上に強くなり過ぎてるもんね。俺がいるから騎士団の壊滅は無くなって、別の影響力が出来たのかもしれないね。その影響力が俺の持つ影響力より強いのかもしれない。」


 流石に、俺一人が持つ影響力が、元の世界にいる数十万、数百万の人と同じ影響力を持っているほうが変だ。

 なら、あの咆哮は影響力の反発だと思ったほうがいいだろうな。

 さて、どうするかな?

 あの咆哮の大きさだと、体の方もデカイだろうしな〜。

 殱魔騎士団では勝てないかもしれないな。

 俺とシルヴィアで戦うしか無いかな?


 何かいい方法は無いものかな?

 そうだ!そうだよ!体がデカイなら、この世界で一番強い毒を使おう!

 アレなら確実に殺せるだろう!

 問題は、相手が死ぬまで俺達が持つかだな。

 いや、やるしかないか。


 「ヴィー、アレを使って毒殺なら、被害もでないんじゃないかな?どう思う?」


 「アレですか?確かにアレなら毒殺出来るでしょうが、口に入れられますか?」


 「それは、大丈夫だよ。地響きも近くなって来てる。やるしかないさ。一緒に戦ってくれるかい?」


 「勿論ですわ。一緒に戦えと言われなくても、一緒に戦いますわ。未来の旦那様!」


 相変わらずこうゆう時は、可愛いな。

 じゃあ、まず相手を見てみないとな。

 それによって戦い方も変わるしな。


 「逃げて下さい!!ドラゴンです!!魔の森の奥からドラゴンが出て来ました!!」


 ドラゴンが出て来るとかホント勘弁してくれよ影響力!

 俺達公爵家はドラゴン討伐の一族だぞ!

 ドラゴンからは逃げられないんだよ!

 逃げたら、王族と無能達が何をやってくるかわかったもんじゃない!

 最悪の相手だな本当に!


 シルヴィアが7歳の時に騎士団が壊滅した理由はコレか!

 ドラゴンが相手だったから、公爵家の皆も騎士団も引く事が出来なくて、ほぼ壊滅したのか!

 父上達の顔を見ても、絶対に引く気は無いのがよく分かるよ!

 そりゃあ、引けないからね!

 引いたら、ドラクルの名に傷が付きまくるからね!


 「殱魔騎士団は急いで下がれ!ここからはドラクル公爵家の戦いだ!我らこそ!ドラゴンスレイヤーぞ!」


 曾祖父様もやる気が凄いな。

 さて、どうやって俺とシルヴィアだけで戦おうかな?

 勝手に突っ込んで行って戦うのが、一番効率的な気がするな。

 シルヴィアを見ると、シルヴィアも同じなのか頷いている。

 よし、行くか!


 シルヴィアに頷き返して、同時に全力で走りだしたが、速すぎるだろ!

 ドラゴンの前まで、そんなに掛からなかったぞ!

 コレがドラゴンか。

 デカイな、なにもかもがデカイ。

 目も、鼻も、口も、歯もデカイ。

 鱗は一枚一枚デカイだけじゃなくて、先端が尖っていて少し触れただけでも斬れたり刺さったりしそうだな。


 「シルバー!シルヴィア!何をしている!戻ってこい!」


 後ろの方から曾祖父様の声が聞こえるが知った事ではない。

 俺は、ドラゴンの目に向かってジャンプをして、伊弉諾を振り下ろす。

 ドラゴンは首を横にずらして目を守って反撃をしようとしたが、シルヴィアが俺に合わせて氷魔法でドラゴンの四肢を凍らせて動けなくしている。


 着地と同時に、ドラゴンの前足に斬り掛かると、伊弉諾が氷に触れる直前に氷が消えて、伊弉諾はドラゴンだけを斬り裂いた。

 打ち合わせもして無いのに、シルヴィアが俺に合わせてくれている。

 戦闘経験が豊富なシルヴィアは、俺に合わせる事なんて簡単にやれるだろうと思って、突っ込んで行ったけどここまで完璧に合わせてくれるとは思わなかったよ。


 とはいえ、伊弉諾は小さいからドラゴンにとっては、ササクレが出来た程度だろうけどな。

 でもそれでいい、もう毒は使った。

 目を斬るふりをして、最初から狙いは口にアレを投げ込む事が目的なんだからな!

 そして、上手く口に入ったからドラゴンはおぞかれ早かれ死ぬだろう!

 後は、シルヴィアと二人で撹乱するだけだ!

 俺達が死ななければ俺達勝ち!

 俺達が死ねば相打ち!

 もう、ドラゴンに勝ちは無くなったんだからな!

☆の評価が貰えるとやる気に繋がります


もしよかったら評価して下さい


読んで下さりありがとうございました

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ