生きたい私の戦い
友人にジャンルが違う
と、怒られたので
ジャンルを異世界【恋愛】に
明日の10時位に、変更します
よろしくお願いします
『私』が六回も殺された事が書かれたノート。
何回か読み返して気付いた事は、『彼女』の名前がわからない事だ。
何度、夢を思い出しても名前がわからない。
『彼女』の名前は何度も聞いた筈なのに、思い出せない。
モヤモヤするけれど、諦めるしかない。
顔は覚えているから、会えばわかるわよね。
それよりも、切実なのは六回もある夢のどれが私の未来かと言う事。
殺される相手が分からなければ、対処のしようがないわ。
『私』が殺された理由は。
あの男は他国に機密情報を売っていた国家反逆罪、脳筋は騎士団の乗っ取り、ナルシストは嫉妬、暗殺者は『彼女』への『私』の態度?冒険者は『彼女』の身の安全?商会の息子は『彼女』の利益を守る為?な筈よね?
これで合ってるのですわよね?
問題を一つ、一つ潰していくしかないわね。
騎士団の乗っ取りはドラゴナイツ侯爵領の出身者があの男の護衛騎士になる事、お父様に頼ればなんとかなるかしら?
王城がきな臭いから、足元を掬われないように侯爵領出身者は王城から遠ざけて欲しいと言えば協力してくださるわ。
ナルシストの嫉妬は、どうしようもないわね。
いえ、一年生の時から夏季長期休日にドラクル公爵家のヴァイオレット様の元で鍛錬すればリタ達も三年生の後半には魔術師になれる可能性がありますわ。
嫉妬が私だけに向かなくなるわ。
リタ達も嫉妬の対象になってしまうけどそこは、私が上手くコントロールしましょう。
暗殺者、冒険者、商会の息子は『彼女』と関わらなければ、私と『彼女』の接点はなくなり私に敵意を向ける事もない筈だわ。
問題はあの男の国家反逆罪、どんなに違うと言っても意味がないわ。
あの男は腐っても王太子、きっと止めようした大臣達もお父様と同じで殺されたか、幽閉されたのでしょう。
そうだわ!
学園には特別卒業試験がありますわ!
2年生の内に卒業してしまって、一年間領地に帰ればいいのよ!
特別卒業試験に合格する程優秀なら王妃教育も一年間位受けなくても大丈夫、と交渉すればいいのですわ!
これしかありませんわ!
学園が始まるまでにお父様を説得に成功して王城に、侯爵領出身者は王城に近付けない様にしてくれましたわ。
更に、「きな臭いならお前も領地に戻す」と言ってくださったわ。
だから私の第二の計画である、特別卒業試験に合格して一年間領地にいる事も賛成してくださったわ。
ただし、2年間首席でいる事が条件でしたわ。
無理です!不可能です!
ジークフリート様がいらっしゃるのに首席等取れませんわ!
王家は私を領地に返す気がないのですわね?
条件を聞いたお父様から、意味をなさない文字の羅列を「覚えろ」と渡されましたわ。
入学までの半年で必死覚えたら、ステータスに「記憶」のスキルが出ましたわ。
お父様に
「あれは、何だったのですか?意味をなさない文字の羅列を覚えただけで、記憶のスキルを覚えましたわ」
「ククッ!奴らに何故奴が優秀なのか聞いたら、奴がそれを持って来て『コレを覚えたら記憶のスキルを覚えた』と言って『シルヴィア嬢にも覚えさせたほうがいい』とくれたんだよ。」
奴らはドラクル公爵家、奴はジークフリート様ですわね?
王城では誰が聞いているかわからないから用心の為にお父様が今決めた簡単な暗号ですわ。
「記憶のスキルは覚えられる者が少ない、僕は完璧に覚えたが記憶は覚えなかった。記憶があれば計算以外で奴に劣る事はないだろう?シルヴィアお前は私の可愛く優秀な娘なのだから。」
「勿論ですわ、お父様。それに私は計算が一番得意ですもの。」
お父様の言葉は何より私を勇気付けてくれる。
大丈夫私は死なない!
お父様も殺させない!
私は生きたい!
覚悟を決めて入学試験に挑んだ私は、見事にジークフリート様と両者満点で首席入学をはたしましたわ。
ジークフリート様には、話しかけられないので、入学式の首席入学生の言葉の時に、目線でお礼を告げる。ジークフリート様は少し笑って頷いてくれた。
入学してすぐ、あの男達は『彼女』話しかけていた。
三年生の『私』の時程、囲んではないが一緒にいる時を多くのみる。
仲間達も、最初は顔を顰めていたが私が一切気にしないで、勉強と魔法にせいを出していたから気にしなくなりましたわ。
夏季長期休日が近付き私は、仲間達にヴァイオレット様の指導を受けて欲しいと、お願いしました。
半分の令嬢は辺境で魔物も少なくない領地ですので、むしろありがたいと喜んでドラクル公爵領に私が書いた手紙を持ってヴァイオレット様に学びに行ってくれました。
夏季長期休日の間に私は、王妃教育を今までの倍のペースで進めましたわ。
記憶のスキルは本当に優秀で、王妃教育が苦にならなくなりましたの。
夏季長期休日から帰って来たリタ達は『私』の時と同じ位に、魔法が使える様になっていましたわ。
どんな鍛錬をしたのかしらヴァイオレット様は。
秋も冬も勉強、勉強、鍛錬、鍛錬の日々を過ごした結果、一年の最後には魔術師になれましたわ。
魔術師に成った事を先生に話した時のナルシストの目は狂気がやどっていたのを私は見逃さなかった。
すぐにお父様に報告して、リタ達にも話しました。
お父様はすぐに魔法師団長に会いに行き
「息子にどんな教育をしている!僕の娘が魔術師に成ったと知って、殺さんばかりに睨んでいたぞ!僕達侯爵家に宣戦布告でもする気か?受けて立つぞ!」
と、魔圧をしながらも脅しをかけた下さいました。
魔法師団長もマズイと思った事でしょうね。
私は次期王太子妃、その私を殺さんばかりに睨むとは王家に喧嘩を売っているのと変わらないのですわ。
リタ達は私が、危ないのではないかと心配してくれましたわ。
私が、
「皆も魔術師になれば私だけを標的にはしないと思うわ。だから、頑張ってくださいませんか?」
と言うと、皆はより一層魔法に力を出して下さいました。
私は仲間達に恵まれているわ、と少し涙が出ましたわ。
一年生もジークフリート様と同率で首席になれました。
我らが公爵家のジークフリート様と見えない絆の様な物が出来た気がして嬉しいですわね。
2年生に上がって、ますますあの男達は『彼女』に構う様になりましたわ。
時折『彼女』は私達の方を見ている気がしますが、気付かないフリをして『彼女』から距離をとり続けました。
2年生の夏季長期休日が終わり皆が帰って来たと思ったら、ヴァイオレット様も御一緒でして驚きましたわ。
「シルヴィア嬢も私の弟子なのだから、この子達だけでは不公平でしょう?」
と、歳を感じさせないお可愛らしい笑みを浮かべられましたわ。
私から、ドラクル公爵家に接触は出来ないけれどヴァイオレット様が直々に来られたのに無下にしたらその事の方が問題になるから問題なくヴァイオレット様に師事できて嬉しかったですわ。
新年までドラクル公爵家の王都にある屋敷にいて私にもリタ達にも魔法の鍛錬をしてくださる事になりましたわ。
流石にドラクル公爵家の屋敷には行けないから、リタが
「我が家の屋敷を使ってくださいまし、屋敷は広くないですけどしっかりとした、訓練場がございますので」
と、場所を貸してくれたので、学園が終わったらリタの屋敷によって魔法をヴァイオレット様から教わり、王城に帰る日々を過ごした。
時が経ちヴァイオレット様が公爵領に帰る日が来ました。
楽しかった日々も今日で終わりですわね。ヴァイオレット様は私達に
「一度だけ、例の『彼女』を見たけど、気を付けなさい貴女達!アレはなにか良くないモノの気がするわ!絶対に近寄らず、目を離さない様にしなさい!ジークにも言っておくわ!」
ヴァイオレット様にも『彼女』が普通には見えなかったらしいですわね。
私達はしっかりと頷き、ヴァイオレット様は満足そうに笑い領に帰って行きましたわ。
2年生の終わりが近付き、リタ達仲間の令嬢のヴァイオレット様の鍛錬を受けた者は魔術師に成れたわ。
それを聞いたナルシストは私達に魔圧を仕掛けてきましたの。
私達は涼しい顔をして横を通り過ぎて差し上げたわ。
「魔術師と魔法使いは格が違う」
と言うのは比喩でもなんでもなく事実だ。
魔術師と魔法使いでは、魔力の質と濃度が違うと私は思う。
魔術師の魔圧と魔法使いの魔圧では、纏わり付く感覚が違い過ぎるのよ。
魔法使いの中でも下の上のナルシストの魔圧等魔術師にはないに等しい。
それからもナルシストは絡んで来ようとしたけど、私はそれどころではないのよ。
特別卒業試験が迫っているのよ。
コレを失敗する訳にはいかないのよ!
私の為に!
お父様の為に!
内戦を起こさせない為に!
私はやり遂げましたわ!
特別卒業試験に合格しましたわ!
これで三年生の時は、王都に居ないのだから、冤罪を仕掛けられなくなるわ!
それに、嬉しい事はそれだけじゃなかったわ。
なんとリタが特別卒業試験に合格しましたの!
「私は、シルヴィア様の侍女ですから学園にシルヴィア様がいないのなら私も学園に通う必要はないのですわ。」
リタは化粧でも隠し切れない目に隈を作りながら胸を張っていた。
その、目に隈を作った笑顔が今までで一番綺麗に思いましたわ。
侯爵家に帰って来た!
7年間一度も帰れなかった私の故郷!
馬の鳴き声と遠くに見える緑が深い森。
そして、そびえ立つ魔の森から私達の国を守る絶壁と竜の道。
屋敷に帰ると、弟とお母様が出迎えてくれた。
お父様はこの時期は公爵領に行っている。
ジークフリート様の誕生日があるから、贈り物を親友の公爵様と会うついでに自ら持って行くからだ。
「お帰りなさい!姉さま!」
「お帰りなさい。シルヴィア。」
「只今、帰りました。アーカード、お母様。」
「長旅で疲れたでしょう?ゆっくりお風呂に入って疲れを落としてから、食事にしましょうね。」
「分かりましたわ。お母様、お気遣い有り難く頂戴しますわ。」
「そんなに、堅苦しく話す必要はありませんよシルヴィア、ここわ貴女の家なんですから。フフフッ」
お母様に笑われてしまったわ。
王城では歳上の方に少しでも粗相をすると叱責されるから癖が抜けませんわね。
アーカードはソワソワしてるわね。
物心つく頃には、私はもう家には居なかったから不思議な感覚なのでしょうね。
部屋は私の歳に合う様に模様替えされていたけど、子供の時に大切にしていた物は変わらず部屋に置いてあった。
両親の愛がしっかり感じられて私はお風呂で泣いてしまった。
魔法で目を冷やしてから、服を着る。
私の事を知っている使用人達は笑顔で私の世話をしてくれた。
「お帰りなさいませ、お嬢様」と。
ゆっくりと家の中を見渡しながら食堂に向かう。
変わった所、変わらない所、懐かしさと王城の冷たさを思い出しながら食堂に着いた。
食堂に入り、私の席に座ると
「さぁ、食事にしましょう。今日はシルヴィアの好きな物にしたわよ。家族団欒を楽しみましょう。あの人には悪いけどね。」
「お母様、私の好きな物がわかるのですか?!」
「リタ嬢が、いつも手紙を送ってくれたわ。今日食べた○○が美味しいと言っていたとか、○○の勉強は難しいとか、○○夫人は嫌いよとか、手紙に書いてあったわ。」
「リタが、そんな事を……。そうでした。リタが来週には我が家に来ますわ、お母様許可をくださいまし。」
「ええ、聞いているわ。部屋ももう用意してありますよ。」
「ありがとうございます、お母様。」
「姉様、リタ嬢は何をしに我が家に来るのですか?」
「リタは、将来私の侍女になるつもりなの。だから、学園に私がいないなら居る必要がないと言って、私の側に居てくれるのよ。」
「リタ嬢は、学園をやめたのですか?!」
「ふふっ。リタも特別卒業試験に合格したのよ私の為にね。」
アーカードは驚いて目を丸くしている。
特別卒業試験は難問だ。
三年生で習う範囲は勿論、それ以上の問題も出る。
それ以上の問題が出るのは特別卒業試験をしないで普通に卒業した貴族達の嫌がらせと言われているわ。
どこにでも、無能はいて優秀な者の足を引っ張る。
リタも侯爵家にきてお父様も帰ってこられて、子供の時以来の穏やかで幸せの日々が続いたある日、あの男の政務が滞っていると大臣の皆様から手紙が届いた。
「不幸の手紙ですわ。燃やしましょう。」
「王太子の仕事は、王太子がすべき物だ。まだ婚約者でしかないシルヴィアがやる必要もないし、やってはいけない事だろう。大臣達には僕から抗議しておく。」
そういえば『私』はあの男の仕事を大臣の皆様に頼まれて手伝っていたわ。
あれも、ある意味機密情報になるのではないかしら?
『私』が殺された理由の一つなのからしらね。
お父様の抗議で大臣の皆様からは、謝罪の手紙がきました。
お父様に確認したら、
「王太子の仕事は政務だ。どんなに簡単な仕事であろうが、一応機密情報にあたる。備蓄や騎士団の規模、魔法師団の規模、国民の数などは戦争とは切っても切れない物だからな。」
王妃教育の中に戦争に関する項目は無いので失念していたわ。
でもこれで、城にはいないし、あの男の手伝いもしていないから機密情報漏洩の罪で冤罪はかけられないわよね。
良かったわ。
季節も冬になり、卒業パーティが近付いてきたある日、王妃様から手紙が届いた。
『王太子の婚約者が、王太子の卒業パーティに出席しないのはいけません。王都に戻り、卒業パーティに参加しなさい。』
要約すると、このような手紙だった。
「流石に無視は、出来ないな。在校生では無いから侍女としてリタは連れて行けるが僕達は卒業パーティには出られない。」
「私は侍女としてついて行きますので、パーティ会場には入れず控室で待つ事になります。」
「リタがついて来てくれるなら、問題はありませんわ。準備が出来次第王都に帰りますわ。」
「僕も王都には送っていく。王太子との結婚の事で、王家と話さないといけない事がある。」
「私はここで、アーカードと一緒に家を守っているわ。」
「姉様、次にお会いできるのは姉様の結婚式ですね。楽しみしています。」
幸せの日々に別れを告げて、卒業パーティに挑む。
あの男はもう私に冤罪はかけられない筈よ。
大丈夫、夢の様にはならないわ。
お父様と別れ、王城で卒業パーティのドレスに着替える。
卒業パーティでは仲間の令嬢達が私を見て、喜んでくれた。
夢の中では卒業パーティが始まってすぐに、『私』は罪問われた。
卒業パーティも終盤、夢は夢でしかなかったのよ。
このまま何事もなく卒業パーティも終わり、私は王太子妃になるのよ。
卒業パーティも終わりパーティ会場から王城の部屋に帰る途中、
「ドラゴナイツ侯爵令嬢、陛下がお呼びです。一緒に、謁見の間に来てください。」
この執事は陛下専属の方だわ。
卒業パーティのドレス姿なのに私を謁見の間に呼ぶ理由は何?
嫌な予感がする。
私は、私に出来る事をすべてやったわ。
これ以上何をどうすればいいの?
グルグル、グルグル、思考が悪い方にと傾いていく。
執事が謁見の間の扉を開ける、血の匂いがする。
倒れてるあの人は!
「お父様!!何故、お父様が!こんなことに!」
お父様が血だらけで謁見の間の床に倒れいてる。
何故こんな事になっているの!
私は国家反逆罪をかけられるような事から、全力で逃げたのに!
あぁ、お父様が、お父様が死んでしまった。
「シルヴィア・ドラゴナイツ、貴様の父親は他国に機密情報を売っていた。貴様も王城に住み、父親を助けた事は明白だ!大人しく捕まれ!」
あの男が、『私』の様に私を殺そうとする。
私が逃げたからお父様を標的にしたのね!
弁解も無しにお父様を殺し私も殺そうとしているのね!
何故この様な事を!
私は抵抗せずに、地下牢に入った。
「何故この様な事を、なされるのですか?王太子殿下。」
「誰が貴様の様な、化け物と結婚等するものか。王妃教育を完了させながら、特別卒業試験に合格し、魔術師でもあるだと?貴様が一生俺の隣にいるだと?ふざけるな!」
『私』はここまで嫌われてなかった。
私が逃げる為にした事が私を殺すなんて思わなかった。
「それに、貴様が俺の婚約者でいるうちは、俺は愛する『彼女』と結婚は出来ない。お祖父様のせいで浮気は絶対に許されない!貴様は、優秀だ。貴様より『彼女』が優秀であることは示せない!だったら、貴様を消すだけだ。」
ここでも『彼女』が出てきますのね。
記憶のスキルを持つ私が、唯一名前を覚えられない『彼女』
この男も他の男達も、『彼女』の名前を呼んでいる人は誰もいない。
私の失敗は『彼女』をちゃんと見ていなかった事なのかしら?
それとも、『彼女』に好意を持っている者をちゃんと見ていなかった事なのかしら?
『彼女』は一体何者なのかしら、『彼女』と深く関わり合いのある男は皆、『私』を殺し、今は私も殺される。
私が逃げても、『彼女』に関わりのある男が私を殺しに来る。
きっとこの男じゃない他の男も私を殺そうとしていたのね。
ただこの男が一番速く私を殺しにきただけなのね。
その後は、夢で見た通り処刑台に連れて行かれた。
最後は『私』のように、王妃として死にたいわ。
『私』の言葉を借りることにしましょう。
私は『私』の言葉をギロチン台で言いギロチンに首を斬り落とされた。
カハッ!!なんで私は生きてるの?
首を擦るとしっかり繋がっている。
ここは王城の机の椅子??
周りを見渡すと、夢の事を書いたノートが開いてあった。
最後に書かれていたのは、『私』が病で死ぬ未来だった。
私は勢い良く立ち上がり鏡に自分の全身を写す。
十四歳の頃の私だわ。
時間が戻っているの?
白昼夢を見ていたの?
私はまだ生きてるの?
疑問が浮かんでは答えが出ないで消えていく。
もしかして!
六回繰り返すの?!
あの男に殺されたから、今回は脳筋に殺…さ…れ…る?!!
もしそうなら、まだ!あと!5回ある!
どれか一つでも殺されない未来を掴み取れば、お父様を助けられる!
私も死なずにすむ!
あと5回、やるしかないわ。
やるしかないのよ!!
途中まであの男の時と同じに行動し、部分的に殺して来る相手によって変える。
これが私に出来るすべてだ。
王太子の婚約者からは絶対に逃げられないのだから。
王家を潰そうにも、ドラクル公爵家は万全になるにはあと5年はかかるわ。
ドラクル公爵家に頼れないなら他の仲間達に頼ろうと思ったけど、御旗になるにはドラゴナイツ侯爵家ではドラクル公爵家の代わりにはなれないから無理ですわ。
あと5回。なんとしても、やり抜いて未来を変えてみせますわ!
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