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6/7

TIGHTROPE

●従来通りの曲調でありながらも不思議とマンネリ感は無い、「安定の傑作」。


【収録曲】


1.Hourglass

2.One More Time

3.All We Need Is Summer Day

4.白夜の日々

5.淡雪

6.Tear

7.タイトロープ

8.Spirit Explosion

9.泡沫うたかた

10.煙の街


 約3年ぶりとなる9mm Parabellum Bulletの新作アルバム(前作のようにバンド名に合わせて9月9日のリリースとはなりませんでしたが)。前作では歌詞に関して明るい方面にシフトした彼らですが、今作は「いつまでも いつまでも 凍えているよ」(Hourglass)や「綱渡りをしようぜ ビルとビルの隙間で」(タイトロープ)、「僕たちは水の底で 生まれてすぐにこわれる泡」(泡沫)のように、ダークな雰囲気のものが目立つ印象がありました。


 曲調に関しては、「激しくもメリハリの付いたロックサウンドと歌謡性の強いメロディを組み合わせる」というおみのパターン。ただ、どの曲も従来のものに引けを取らないほどのインパクトを持ち合わせており、不思議と「マンネリ感」はありません。また、『All We Need Is Summer Day』では爽やかさを強調させていたり、『Tear』は全編サビのような構成になっていたり、『Spirit Explosion』はメタル調のインストナンバーになっていたり、『煙の街』は終始重苦しい雰囲気で進めていったりと、曲ごとに分かりやすく変化を付けており、良い意味での「器用さ」というものも受け取れます。


 最初のギターフレーズから最後のスネアドラムまで、相変わらず聞き逃せない要素で満たされたアルバム。少々妙な表現になりますが、まさに「安定の傑作」という言葉が似合う作品になっているのではないでしょうか。


評価:★★★★★

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