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4/7

DEEP BLUE

レビュー執筆日:2019/12/1

●変わらぬ良さを持ちながらも、少しずつ違う姿を見せていく9mm。


【収録曲】


1.Beautiful Dreamer

2.名もなきヒーロー

3.カルマの花環

4.Getting Better

5.夏が続くから

6.21g

7.Mantra

8.Ice Cream

9.DEEP BLUE

10.君は桜

11.いつまでも

12.Carry on(Album ver.)


 前作から約2年半ぶりにリリースされた9mm Parabellum Bullet のアルバム。今作からは彼らなりの「二面性」を感じられました。その一つ目は、「9mmというバンドの変わらぬ良さ」という点でしょう。歌謡曲的なメロディの分かりやすさは相変わらずですし、『Getting Better』のBメロにおけるデスボイスや『Mantra』の一気に駆け抜ける展開等、これまでと同様にインパクトのある要素も多数組み込まれており、聴いていて爽快感すらあります。


 そして、もう一つは「これまでに比べて明るさを感じられる歌詞」でしょう。『Ice Cream』のようにドロドロしたものを強く感じられる曲も無いわけではありませんが、個人的には『Beautiful Dreamer』の「夢だけで 生きられる 生きもの なんだろ」や『DEEP BLUE』の「青春を一生塗り重ねてく」、『いつまでも』の「降りそそぐ光が いろあせる前に 誓うよ」のようにポジティブな感情をつづったものが印象に残りました。また、『君は桜』は彼ららしい激しいサウンドが炸裂さくれつする楽曲でありながら歌詞はストレートな卒業ソングとなっており、一見組み合わせが悪そうですが、テンポや展開の速さが「あっという間に過ぎ去る時の流れ」というものを上手く描き出しており、意外とマッチしているのではないでしょうか。


 「メロディやサウンドから感じられる従来通りの良さ」という面と「歌詞から感じられる新しさ」という面を合わせ持った本作。そう考えると、9mmというバンドは一見変わっていないようで、実のところ少しずつ変わっていっているのかもしれません。


評価:★★★★★

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