降りてきた時に書いたメモどこ行った?
さてさて今日は疲れが溜まる週の中日という事で。
素直に水曜日といえば宜しかろうと言う声もチラホラ。
それはさておき『今日の電車』
皆さまお待たせ致しました。
男性でございます。
『今日の電車』初の男性でございます。
それでは今日は私が語ってみましょう。
仕事が定時で終わり、いつもの電車に乗った。
いつも通りスマホを開き、時間を潰そうと思っていると、前の席に一人の男性が座った。
見た目は50代。
スーツではなくワイシャツも着ていない。
濃い紺色のシャツの上に紺色のジャケットを羽織っている。
何をしてる人だろう?
私はふと気になった。
ビジネスカバンではなくバックパック。
ずっとスマホをいじっている。
ゲームではない、仕切りにフリック操作してる所を見るとどこかにメールでも打っているのだろうか。
経営者?
手首から見えるGショック風な時計がその意見を薄める。
私の勝手な思い込みではあるが、この人は経営者ではない。
ではなんだ?
謎である。
そうだ!結婚は?
左の薬指には何もはまっておらず、代わりに中指にシルバーの指輪。
結婚している可能性は低い。
この人は謎である。
………
だーもうっ!
記念すべき男性一発目がこれかい!
誰だお前は!?
完全な八つ当たり。
私の力が足りない事を見事に責任転嫁する。
じつは探偵とか?
んなわけあるか!
せめてスーツを着ててくれ!
会社員の方が話が広げやすい!
チクショー!
いつか完璧に捌いてみせる!
名前は田中正造。
私の力が足りないせいで、活かしきれなかった…
覚えてろよ、田中
いつかリベンジしてやる!
そういやあの時書きまくったメモ、どこいった?
読んでくださりありがとうございます。
宜しければこちらもご覧下さい。
3月だというのに未だにトレンチコートにマフラー。春はまだまだ先のようだ。
そんな事を考えながら渡辺は今日も電車に揺られていた。
会社に行くのがこんなに億劫なのは、このぎゅうぎゅうに詰め込められた満員電車のせいではなかった。
東京に出てきて約5年。ほぼ毎日通勤で使っているこの満員電車は慣れたもの。
では何故会社に行くのが億劫なのか。それには理由があった。
続きは『シロツメクサ』よりお願い致します。
ご意見、ご感想お待ちしております。
また宜しくお願い致します。