天降る剣
そして謎の夢を見た夜ドラーム伯爵領の伯爵家の庭にあるものが突き刺さった
ドゴォォォン
勢いよく落ちてきて突き刺さり少しずつ紫色の光が収束していく
「なにあれ?」と守護獣のカリブと一緒に突き刺さったもののところに来ていた
そしてそれの持ち手を引っ張り引き抜く
そうしてすべてを抜き終わると頭の中に情報が無理やり入ってきた
『きさ…貴様は…だれっ…誰だ』
「私はガーネリア・ペイン・ドラーム」
『初めて…聞く名だ』
『我は宵闇闇の君主である』
「やみのくんしゅ?」
『ああ闇の君主だ』
そうして会話していると
「どうした―――ーネリアちゃーーーーー―ん」
父様恥ずかしい
「うん?…その手に持っているものは?」
「お空から落ちてきた」
「お空からか」
「パパにその剣渡して」
「はい」
そして渡す
ジュゥ
剣が父様の手を焼く
「熱っつ」
『数千度もある我をただの人間が触れるか』
「じゃあなんで私が触れるの」
『お前が特別だからさ』
「このっ剣ごときが」
「大いなる熱界の主よ
その爆熱により周囲もろとも焼き尽くせ!
熱界の主よその力を見せつけよ
死の炎!!」
『ぬるい、ぬるいな』
そして剣から覇気が迸り炎を包み込む
「くっ何なのだこの剣は」
「なぜガーネリアだけが」
「ガーネリアはあの熱を無効化できる?」
「一年前執事が燃えた事件があったがあれがガーネリアがしたことだとしたら」
「ガーネリア少しこの剣かしてくれないか?」
うーんどうしよう
『我をどうにかできるとは思わん』
「うんじゃあいいよ」
そうしてダーネル・ペイン・ドラームは研究棟まで来て待っていた
「ダーネル伯爵様」
「どうなった?」
「あの剣ばらしてみました」
「でどうなっておる」
「材質は、オリハルコン4%、黒ミスリル6%、鉄鋼2%謎の金属が88%でした」
「オリハルコンに黒ミスリルだとっ」
「ええほぼ間違いないかと」
「あの覇気の正体は?」
「暗黒魔術でしょう」
「暗黒魔術?」
「ええ、暗黒魔術の術式が芯材に使われておりました」
「他に留め具には最上位の再生魔術の刻印があり5分もすると再生しました」
「剣が再生だと?」
「ええ再生し周囲の魔力も根こそぎなくなっていました」
「おそらくその手の刻印は呪いでしょうしかもかなり高位の」
「浄化師を頼むか」
「ガーネリア様はこの剣を御せるのでしょう?」
「ガーネリア様に預けておいたほうが安全なのでは? 」
「だがな」
「いっそ竜に与えてみるか?」
「それこそガーネリア様に知れたら激怒するのでは?」
「だがガーネリアにそのまま与えておいてその力が暴発したらと考えてしまうのだ」
『愚か、実に愚かだ』
「「誰だ?!」」
『我が名は宵闇闇の君主である』
「どっ…どこにいる?」
『先ほどまで分解して治ってを繰り返していたではないか』
「まさか邪悪な剣なのか?」
『我は力を完全に制御している』
「どうしますか?ダーネル様?」
「わかったガーネリアに与えることを考えよう」
『よき心がけだ』