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第三十一話 『ファードラギスの塔』挑戦

 『ファードラギスの塔』はA級のダンジョンだ。

 レベルとしてはビルプルデスの塔と同じくらい。

 

 だからと言って油断は出来ない。

 何といっても『ファードラギスの塔』は歪みが生じるダンジョンだ。

 マップの情報が存在しない。

 しかし敵の種類は少ない。

 雑魚は、『シャーシャスライム』という氷のスライムと、『トル・ヘイル』という二つ首の犬だけだ。

 

 ダンジョンの前には、それなりに人がいた。


 攻略の順番待ちをして、中に入る。

 

 暗い洞窟。

 暑さも寒さも特になかった。


 しばらく進んで、道中の敵を倒す。

 倒して倒して、敵は一匹たりともいなくなった。

 すると、装備している盾とマントが輝きだした。


 だがそれ以上、何も起こらない。

 とりあえずうろうろと歩いてみると、強く輝く。

 その方向へ進んでいく。

 そこは一度通った場所だ。

 しかし、そこには敵がいる。


 輝いていた盾とマントは光となって消える。

 そうして次に現れたのは、敵の手の内だ。

 

 敵は、竜に乗った騎士だ。

 左手に盾、右手に剣。背にはマントをしている。


「これは、強敵の予感だな」


 全員が構える。

 先制攻撃は敵だ。


 赤い竜が俺に向かって炎を吐く。

 アオイが俺の前に現れ、それを防ぐ。


「『キュビック・ルック』!」


 続けてクルクマが魔法を放つ。

 四角い黒のキューブが現れる。

 そこから敵へ向かって黒い弾が放たれる。


 竜に対してそれは効かず、騎士に対してはその盾で無効化される。


 敵が飛び、上空から炎を放つ。

 アオイでも抑えきれず、ダメージを負う。

 しかしその瞬間にファラが回復呪文を唱える。


 べルビアナは跳躍し、お得意のガイア・テンペストを放つ。

 それは敵の足に直撃した。

 

 しかし、全く効いていない。


 それからしばらく戦ったが、手応えというものがない。

 攻撃は通っているのだが致命的ではない。

 

「潮時だ。帰ろう」

 

 MPもつき欠け、俺は提案した。

 下手に足掻いて怪我をするのは得策ではない。

 俺達はこの前の件で一層、慎重になっていた。

  

 

  ☆ ☆ ☆



「気づいたことがある」


 ベルファにて、いつもの作戦会議。


「あの敵の攻略法ですか?」

「ちょっと違う。だが、これが解決できればあの竜騎士も倒せる」

「もったいぶらないで教えなさいよ」

「かねがね思っていたんだが、その、俺達には連携がない」

「連携ならしてるじゃん。ツバキが『キズナ』を使って、ファラがオーバーヒールして、アオイが守って、あとは私とクルクマとべルビアナとオトギリが攻撃」

「そこ!!」

「どこ?」

「だから、攻撃の部分。なんていうか、バラバラなんだよな。個人技っていうかさ。俺達の攻撃って足し算なんだよな。誰かの攻撃がダメなら、他が攻撃。それもダメなら他の攻撃って感じ。工夫がない気がする」

「私も見ててそう思ったわ。アイスがレベル1000になっても、あんまり強くなった気がしなかったし。あんなにカッコつけて強そうな雰囲気出してたのに」

「私、さりげなくDisられてます?」

「そういうこと。本当の強いパーティーならコンビネーション技が卓越してる。才能と才能がピタッと合わさったような。つまり足し算じゃなくて、掛け算にした感じ? それが欲しいんだ」

「でも具体的どうやって?」

「それは……」

「それは?」

「これから考える」


 みなが机から転げ落ちる。


「そこが一番大事でしょ!」

「だって思いつかないし」


「それなら、いい案があるぞ」


 右から、突然声を掛けられた。

 見ればそこには黒肌のガタイの良い男がいる。


「ボブ!」


本作を読んでいただきありがとうございます!!


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