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第二十七話 『アロング・デスタの塔』みんなの能力お披露目

 更に先へ進んでいくと、行き止まりだった。

 しかしその行き止りの部屋には二体の敵がいた。


 『ハザーガッパー・ホーク』

 黒い毛に緑色の瞳の鳥型モンスターだ。

 『ディートテック・レックス』

 紫色の毛で覆われたティラノサウルスのようなモンスター。

 

 『ハザーガッパー・ホーク』にこれと言った弱点という物はない。

 『ディートテック・レックス』は足を斬れば身動きが取れなくなるのが弱点だ。


「俺とアイスとクルクマで『ディートテック・レックス』、他は『ハザーガッパー・ホーク』を頼む」


 皆がそれぞれ応じる。


「『ドゥルラッタ・フリーズ』!」

 先に仕掛けたのはアイスだ。

 敵の足元を凍らせる。


 その呪文で雑魚敵は全身が凍って即死だ。


 けれども敵は、氷を力づくで剥がし、こちらに近づく。

 

「『サーラ・エ・ビーク』!」


 クルクマが唱える。

 敵は全身を鎖でつながれたようにその場で暴れる。

 『サーラ・エ・ビーク』は拘束のスキルだ。


 その隙をついて俺は敵の足元目掛けて一直線。


 しかし敵はすぐに拘束から逃れ、俺を口で咥える。


 よく咥えられるなあ。


 そんなことを思う余裕はあった。


 剣を敵の顎の部分に突き刺すと、敵は悲鳴を上げて俺を離す。


 そのままの勢いで、俺は敵の足を切りつけた。

 しかし一度では傷がつく程度。

 深く、歩けなくさせる傷はつかない。


 二度目の攻撃を仕掛けようとした時、今度は予想外の所から攻撃が来た。


 青い雷撃だ。

 俺はそれをくらって、敵の下に倒れる。

 『ハザーガッパー・ホーク』の攻撃だ。


 『ディートテック・レックス』が足元の俺を踏みつけるように足をあげる。


 その瞬間、俺をすっぽりと覆うような氷が現れる。

 敵はそれを踏んだが、壊れない。


 俺はアイスに感謝しつつ、そこから再度、攻撃をしかける。


「『魔法付与:邪竜炎殺黒炎弾』!!」

 

 剣が赤黒く燃える。

 鈍色の中に、炎が閉じ込められているように見える。


 魔法付与は試したところ、一つの道具に対して一つの魔法しかかけられない。

 邪竜炎殺黒炎弾は、威力は高いが、汎用性に欠ける。

 剣を振って遠隔攻撃というのが出来ないのだ。


 しかし、その分、一撃の威力は大きい。


 俺は上がっている方とは逆の方の足をそれで斬った。


 敵の足に触れ、傷を作る。

 その中に炎が飛び出すように侵入していく。


 敵の茶色い足は真っ赤になった。

 そうしてそのまま腫れあがり、最期には

 パアンッという爆発音を出して弾け飛んだ。

 敵の切断面には炎が付いている。


 敵はバランスを崩し、倒れた。

 隙だらけの首を斬り落とし、討伐完了だ。


 時を同じくして『ハザーガッパー・ホーク』も倒せたようだ。

 

 やっぱりこのレベルを複数体相手取るのは結構大変だな。


 俺達はまた、先ヘ進む。

 そうしてまたまた敵に合う。


 今度は七体だ。

 先ほどの『ハザーガッパー・ホーク』が二体、『ディードル・ラット』という小さなネズミが五体。

 

「これは手分けは出来ないな」


 『ディードル・ラット』は厄介だ。雑魚敵の中でも三本指に入る強さだ。

 こいつらは強いところは連携にある。

 魔物にしては珍しく、群れでの攻撃を仕掛けてくる。

 弱点はその小ささだ。

 攻撃を当てさえすれば、倒せる。

 だがそれが難しい。

 その上、敵の血は猛毒だ。

 

「「ホオガアアアアアアアアアアアアアアアア!!」」


 『ハザーガッパー・ホーク』が共鳴する。


 『ディードル・ラット』三体が、俺目掛けて飛んでくる。


 アオイが立ち塞がるが、意味はない。

 簡単にすりぬけ俺の所までやってくる。


 跳躍。

 敵の白い眼が眼前に迫る。

 その時オトギリが横から現れ、三体を短剣で攻撃する。


 敵は地面に付き、ゆっくりと真っ二つに分かれた。

 

 しかし残りの二匹がファラとアイスに飛びかかっていた。

 べルビアナとアオイは『ハザーガッパー・ホーク』と戦闘を始めている。


 二人の首に『ディードル・ラット』がかみつく。


 アイスにかみついた敵は不幸だ。

 彼女は『氷女王のベール』というスキルをレベル1000で獲得している。

 その効果は敵を見れば分かる。

 彼女に触れた敵は、凍り付き、地面に落ちた。

 そうしてそのまま動かない。


 ファラにかみついた敵もまた不幸だ。

 ファラは首から血を出した。

 敵はそれに触れた。

 そうして痙攣し始め、死んだ。


 彼女がレベル1000になった時に手に入れたのは『ディゼット・マゼット』。

 その効果は、一定時間、どんな魔法もMPを気にせずに使い放題というものだ。

 そのからくりは、瞬間的にMPを増大させるというもの。

 つまり、彼女がそれを使った瞬間、彼女の体内のMPは異常な濃度である。

 

 敵はそれを取り入れてしまった。

 あの小さな体ではそれは猛毒であった。


「ガイア・テンペストLv2!!」


 二体まとめて、べルビアナが斬りつける。


 少しずつ、差が現れる。

 みんなと、俺の差だ。


 『キズナ』のバフには俺にはかからない。

 その違いは絶大だ。

 結局今も、オトギリに救われた。


 『キズナ』を使った後の俺は足手まといだ。

 皆は優しいからそんなことを思わないだろうが、本人である俺が一番気にしてしまう。


 もっと、もっと力があれば、と願わずにはいられない。


 そうして数分後、それが決定的になった。

 

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