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第十七話 祝 1000レベル(俺が)

 それから一週間、俺は毎日ビルプルデスの塔へ行った。


 手に入れたアイテムはレアアイテムであっても全て売って金にした。

 

 それでも一周する度にマイナスだ。


 俺の金は完全に底をついた。


 今日の晩飯を買って最後。


 でもまあ、いいか!!


 だって



 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−




 ツバキ・ルードレッド 18歳 男 レベル:1000


 HP:1033/4103 MP:0/800


 攻撃力 : 401


 防御力 : 374


 魔法攻撃力:400


 魔法防御力:380


 俊敏性 : 250


 魔 力 : 450


 スキル : 魔法付与:レベル 1


バルド・シャンデリー


      ギルパーミンド


      ファイア・ジュラ―ド


      メーゼ・ド・ラダ


      ギョルトサッパード


      エヌブレイム

      ・

      ・

      ・

ユニークスキル : キズナ


 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−


 きちゃああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!


 皆さまお待たせ。


 レベル1000のギルドマスターこと、ツバキ・ルードレッドです。


 いやあ、長かった長かった。

 

 明日皆に自慢しよーっと。


 ステータスもかなり上がった。

 それに何よりスキルだ!

 

 同じ職業でも獲得できるスキルはまったく違う。

 それもまた個体差だ。


 そして今、俺が手にした魔法付与:レベル 1

 

 これは間違いなく、大当たりスキルです!!


 魔法剣士たるもの、剣に魔法を付与できてなんぼ。

 この魔法付与はようやく俺が一流の魔法剣士になれた証明です。

 

 上位スキルらしく、スキルレベルもある。

 ガべルビアナのガイア・テンペストと同じだ。

 レベルの上がる条件は多分違う。


 俺は久しく使っていなかった腰の剣に手を当てる。


 これは俺が100レベルの時に大金はたいて買ったものだ。


 でも前まではほぼヒーラーだったから使わなかった。

 最近はこのマントに頼り切り。


 危うく錆びるところだった。


 どーしよっかなー。

 明日初使用にするか、今から使いにいっちゃうか。


 迷うな―。


 あーやっぱ我慢できない。


 ビルプルデスの塔に行きます。


 剣でバシュンバシュンと斬ってやるぜ!

 


 という訳で試し斬り。


 一階の『ブートビート・チャメレオン』に相手になってもらう。

 

 ええっと、剣を出して、『魔法付与:ファイア・ジュラ―ド』!


 ファイア・ジュラ―ドは炎と氷の属性を併せ持つ呪文だ。

 けれど、魔法としての威力は弱い。

 せっかくかっこいいのにもったいないなーってずっと思ってた。


 でも今ならなんと! 剣とセットで使えてしまいます!!


 剣身に炎と氷が渦巻く。


 かっけえ。


 回転斬り!!


 くるっと一周。

 剣先から、円周上に炎と氷が飛ぶ。

 敵の胴体にそれが当たり、位置が分かる。

 さすがにこれだけでは威力が出ないようだ。

   

 跳躍スキル『バートバット』で敵の所へ跳ぶ。

 そうして今度は剣の直撃!


 1000レベルの俺の一撃だ!


 あれ?

 

 しかし、敵は倒れない。 


 おかしいな。


 もう一度。


 もう一度。


 もう一度!


 そうして合計十回斬ってようやく倒した。


 あっっっっっっれーー。

 おっかしいなあ。


 もっとスパッと一撃で倒せると思ったのに。


 やっぱこのマントが強かったんだな。

 自分が強くなったと勘違いしてたよ。


 当然か、そもそもここ、A級ギルドがパーティーで攻略するような場所だもんなあ。


 はあ、とため息をついて階段を上がる。


 道中の雑魚敵は『陽獄炎弾』で倒す。


 結局こうなりますか。


 はあ。


 俺の魔法付与もここまでか。


 全部このマントの魔法でいいもんなー。

 めちゃ魔力使うけど。

 

 ん?


 これ、魔法?


 ていうか、魔法付与で使うMPって、付与した呪文とは関係ないな。

 本当なら多分、もっと減ってる感じするし。


 ちなみにMPとHPは感覚で分かる。

 数値として見れるポーションがあるらしいが金が勿体なくて使ってない。


 てことは、このめちゃくちゃMP消費するスキルをお手ごろに使えちゃうわけ?


 試してみるか。


 『魔法付与:陽獄炎弾』!!


 剣身が燃えるような赤色に変わり、その周りを小さな炎の竜が跳んでいる。

 どうやら、成功したようだ。

本作を読んでいただきありがとうございます!!


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