極論男・8
ある日本人の金持ちがSNSにこんな書き込みをした。
“私は老い先短い。慰安婦像を破壊した個人、団体に1基1000万円だ”
これに即刻、反応したのが韓国政府だ。
『まことに遺憾』
『日本は犯罪を推奨している』
『日本は野蛮な国』
『謝罪と賠償を求める』
日本政府の官房長官は声明を発表した。
『一個人がSNSにアップした書き込みに、いちいち反応する韓国政府関係者の人格を疑いますね』
SNSに書き込みをした金持ちの老人は一言も韓国が建てた慰安婦像とは言っていない。
韓国は自分達こそ被害者で日本帝国が悪いと叫ぶ。
韓国語で高速道路は【コウソクドウロ】と発音する。
漢字文化に飲み込まれようとしている中でハングルを復活させたのは福沢諭吉の弟子だ。
それと、ベトナム戦争の時に韓国軍は西側に着いて戦ったが、韓国軍はベトナム人女性を性犯罪で蹂躙した。国際条約を反故にしてまで慰安婦を守るなら、韓国政府がベトナム人被害者に公の場で謝罪しないのはフェアじゃない。
テコンドーと性犯罪と売春が国技だ。
――SNSの書き込みから数日後、遂に慰安婦像破壊の第1号が起きた。それは韓国人の男達によるものだった。
男達は拙い日本語で金持ちの老人にSNSでコンタクトを取る。ぶっ壊す時の動画付きだ。
『慰安婦像を破壊しましたよ、約束の1000万円を下さい』
『慰安婦像は1基だけじゃないだろう? 何基あったかな?』
金持ちの老人は札束を10段積み上げた画像を見せる。
『うぉーーー! すげえ!』
『カネならいくらでもある。じっくり眼に焼き付けるといい』
『もっとぶっ壊します!』
男達はハンマー、電動ノコギリ、チェーンソー等を装備して日本大使館前に行く。
そこはカオスだった。慰安婦像を破壊しようとする連中と、それを防ごうと座り込みで慰安婦像を守る団体が犇めきあっていた。
警察も出動して、その暴動を鎮圧してる。
『皆、ここはやめておこう』
『そうだな、日本円で1000万ってことは1億ウォンだ』
『暫くは遊んで暮らせるな、ハハハ』
『1基だけでも十分だな、俺達はオッパだぜ』
数週間後、男達は金持ちの老人にまたコンタクトを取る。
『いつ頃お金を振り込んでくれますか? 我々は器物損壊で捕まり執行猶予で牢屋から出てきました。早くカネを』
『カネ? 何の話?』
『何の話って、1000万円ですよ!』
『画像を見せただろう? ワシは一言もカネをやるなんて言ってないよ。画像を見せるだけだ』
『はぁ!? 騙したな!?』
韓国は大混乱した。韓国政府は事態の収拾をする為に、金持ちの老人の身柄を韓国警察に引き渡すよう日本政府に通達するが拒否された。
金持ちの老人は成り済ましで、正体は16歳の男子高校生だった。札束の画像などネットでいくらでも拾える。
日本人のガキに翻弄され、マジになる韓国人の大人達。
――今日も平和な1日が過ぎていく…………。
と、見せかけて戦争が始まるかもね――――。