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四
これがともやさんとの出会い。
正直、女子高生のうちに誰かの愛人になるなんて思ってなかった。
それでも、私は今の関係をやめるつもりはない。
「高校は楽しい?」
「うん。面白い子ばっかりだし。それとね、わたし来年の部長になることが決まったんだ」
「すごいじゃん!」
「ありがとう」
そういえば、ともやくんに褒められて照れてる場合じゃないんだ。
「あのさ、ともやくん。言うか迷ってたんだけど……」
彼のコーヒーを飲む手が止まる。
「私、彼氏と別れたんだ」
「それは、どっちから?」
「向こうから。お前、俺のこと好きじゃないだろって言われて何にも言えなかった」
告白して来たのも向こうで別れを告げるのも向こうで。
それでも正直引き止める気にはなれなかった。
「そっか……」
アイスティーに移る私の顔は、すごく情けない。
彼氏にフラれた寂しさからか、それとも、ともやくんの表情が曇るのに気づいてしまったからか。




