救世主になんてなりたくなかった……

一人の青年が自分の罪を償うために自ら命を絶った。すると、女神という存在にあってしまう。
彼はそのまま死ぬことを望んだが、女神はそれを無視して、異世界に転移させた。

しかも、その世界は【死】が存在しない不死の世界。

彼が貰った力。それは殺しの力。【死】のない世界にとってはそれは救世主に他ならない。だが、彼は気づいていない。その力の存在を。力には必ず条件が必要。その条件は三つある。

青年は力の存在と正体を知った時、自分の感情を押し殺すことに決めた。