1/1
日常の崩壊
時刻は二時を少し過ぎたぐらいだろうか。誰かが自室に近づいてくる音に気付き目を覚ました。親は泊がけで旅行に行っており誰もいないはずなのにおかしいなと思い「誰かいるの?」と恐る恐るドアを開けた。しかし、そこには誰もいなかった。彼は、「なんだ、僕の勘違いか。」とち小さく呟き、ベッドに戻った。それから数分ぐらいたったころ今度はドアの向こうに人の気配を感じた。彼はその気配の正体を暴くため立ち上がろうとした。その時彼はある異変を感じた。体がピクリとも動かないのだ。その事に焦りを感じ足掻いていると『ギイー』というドアの開く音が聞こえた。幸い目は開けられたので確認してみるとそこには、見たこともないような化け物が武器らしきものを構え立っていた。彼が覚えているのはそこまでだった。