登場人物プロフィール/用語集
こちらはミラージュ・メモリアを読んでくださる中で、覚えておくとより作品を楽しんでいただける内容となっております。
◆ アーク・セレスティア(主人公)
•年齢:17歳
•性格:自由を求める反骨者。激情的だが心根は優しい。
•能力:他者の記憶との共鳴《感応型》
•背景:自分の記憶に空白があり、それを取り戻そうと《エクスファリア》を彷徨う
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◆ セラ・ミレイユ(ヒロイン/共鳴者)
•年齢:17歳
•性格:冷静沈着で理論派。情の深さを隠している。
•能力:記憶の断片を解析する《共鳴型》
•背景:かつて弟の記憶を失う悲劇を経験。アークの良き理解者。
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◆ ディラン・クロウ(《ノクターン》副指揮官)
•年齢:26歳
•性格:飄々とした皮肉屋。元研究者らしい知識派。
•能力:複数人の記憶を統合する《リンクインパクト》
•背景:元の研究者で、今はレジスタンスに所属。
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◆ リノア・ヴァレンシュタイン(記憶喪失の少女)
•年齢:16歳
•性格:天真爛漫だが内に空虚を抱える。
•能力:不明(記憶世界が彼女を守る)
•背景:アークが仮想領域で出会う存在。正体は「集合記憶体」。
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◆ フェリクス・ナインハルト(ノクターンの戦闘員)
•年齢:19歳
•性格:熱血漢で直情型。義理堅く、仲間想い。
•能力:感情記憶の物理強化
•背景:元は軍学校の優等生だったが、友人の記憶を奪われ反乱に加わる。
•役割:アークの兄貴分的ポジションでチームのムードメーカー。
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◆ ノエル・シエル(メモリア整備士)
•年齢:15歳
•性格:内気で繊細。だが記憶に関する技術は天才的。
•能力:記憶粒子の可視化・修復
•背景:現実世界では喋るのが苦手。仮想世界でのみ生き生きと動く少女。
•役割:記憶再構成システムの開発を担当。アークたちの戦いを支える頭脳。
◆ アルマ・レイヴン(記憶管理機構エージェント)
•年齢:20代前半(実年齢不明)
•性格:冷徹で理知的。感情を排除して任務を遂行する。
•能力:記憶遮断
•背景:かつては記憶保護者だったが、任務の中で多くを切り捨ててきた。
•役割:アークたちに何度も立ちはだかる宿敵であり、“記憶の番人”としての悲哀を背負う。
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◆ ニナ・アークレイ(《ラグナ》の一員)
•年齢:外見17歳(実年齢不明)
•性格:感情に乏しい無機質な少女。
•能力:記憶削除
•背景:記憶の操作によって人格の大半を失っている。実はセラの過去と深い因縁がある。
•役割:冷酷な敵として現れるが、終盤で人間性を取り戻すか否かが物語の鍵となる。
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◆ ザイロス(記憶改竄実験体/《ラグナ》首領)
•年齢:不明(肉体は仮想構築体)
•性格:哲学的で人類全体の進化を語る理想主義者
•能力:記憶世界の再構築を使用可能
•背景:かつてユリスと思想を共にしていたが、記憶の「再定義」に走る
•役割:アークが最終的に対峙する“記憶そのものを支配しようとする男”
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◆ ユリス・メナグリア(失われた英雄)
•年齢:死亡時19歳
•性格:誠実で信念を持った記憶の守護者
•能力:感情を具現化する《エモーションギア》
•背景:多くの人の記憶に今も生きる。物語終盤、エコーメモリアとして登場し、アークへと記憶を継承する。
•役割:物語の象徴的人物であり、アークが理想とする存在。
舞台・設定集(ver.1)
● 仮想記憶領域
•高度な量子記憶装置によって構築された、人類の全記憶が保存される仮想次元
•個人の意識は仮想体として接続でき、記憶の取引や編集が可能
•記憶は「メモリア粒子」として視覚化・操作可能
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● 現実世界との関係
•人類の8割が日常的に《エクスファリア》に接続するようになった未来
•現実での記憶喪失=仮想領域での記憶改竄が常態化しつつある
•現実と仮想はリンクしているが、仮想での死=精神的破綻の危険性もある
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● 組織と陣営
•記憶管理機構:記憶の秩序を維持する名目で支配を強化
•レジスタンス《ノクターン》:自由な記憶世界を求めて反抗する集団
•黒衣の契約者:禁断の「記憶の書き換え能力者」たち。失われた過去を武器に変える
用語説明
エクスファリア
仮想記憶領域。人類の記憶が保存され、意識接続できる次元。
メモリア粒子
記憶が視覚化・物質化されたもの。能力の発動源にもなる。
メモリアルユーザー
記憶と感応し、力を引き出せる特異体質者。
記憶遮断
特定の記憶を一時的に封鎖する能力。精神的な副作用がある。
ラグナコード
世界記憶構造を書き換える最終手段。代償は自己存在の消失。
エイドメモリア
記憶を具現化し、剣や銃などに変える戦闘技術。
設定・用語の深掘り(ver.2)
パーソナル・メモリア
個人の純粋な記憶。自己同一性の中核。改変・削除は強い精神的副作用を伴う。
シンクロ・メモリア
他者との共有記憶。共通の体験や感情を記憶融合させたもの。チーム戦闘などに応用される。
エコーメモリア
既に消えたはずの記憶が何らかの残響として現れる状態。亡き者の記憶などがこれに該当。
● 仮想領域の構造
•多層構造型記憶次元:記憶の深度に応じて階層が存在する
•表層:日常的記憶(学校、家庭など)
•中層:感情・人間関係に結びつく記憶
•深層:トラウマや忘却された真実、他者とリンクできない個人核の記憶
•階層移動には強い精神的抵抗と、「記憶の共鳴者」の存在が必要
● メモリアルアビリティの分類
想起型
自身の記憶を再現・強化して能力に変換する(例:カイの武器化)
感応型
他人の記憶に触れて力を引き出す(例:アーク)
改竄型
他人の記憶を操作・削除・編集する(例:ニナ)
共鳴型
仲間と記憶を同期し、同時思考・連携能力を得る(例:セラ)
書換型
記憶世界そのものを変える禁忌(例:ラグナコード)
長い設定をご一読いただきありがとうございました。