第1話 転生
僕の名前は横山 健士。ラノベが好きなごく普通のありふれた男子高校生・・・だったはずなのに───
───なんだこれぇぇぇぇ!!!!!
僕自身あんまり事態を理解出来てないけど何が起こったかと言うと───
「おーいたけしー!こっちこっちーー!!」
「ちょっとまってー!信号がまだ赤なんだって!」
キキー
は???おい、何が起こったんだよ、まさか死んだとか言わねぇよな!?
「おい、たけし!大丈夫か!?」
「キャー!ひき逃げよー!!」
周りが騒がしいな...こんなに意識がはっきりしてんだから大丈夫に決まってんだろ。なんでそんな悲しそうな目でこっちみてんだよ...!
って、だんだん意識が・・・
───と、そんなこんなで目が覚めたら自分の身体がロボットになってた訳だが・・・
おかしくね!?!?
えっ、普通異世界転生とかってもっと魔法とか剣とかファンタジーな世界に転生するんじゃないの!?
なんで重武装してるの???機械なの???
「意味がわかんねーーー!!!!!」
まったく理解出来てないのに何故か頭はクリーンだし、なんでこんなに冷静なのか自分でもわかんないけど、
「とりあえず辺りを見て回るか...」
ガチャコーン
なんか、ロボットがロボットを作ってる工程をみるのってなかなか面白いな。
ていうかロボットが作られてるってことはここはロボットの生産工場?ってことは人間がいたりするのか?
なんで人間が存在するのにロボットの身体になったのかますます意味がわからなくなってきたぞ。
おっ、この世界で初めての人間発見だ。
うーんでもこの姿って見つかっても大丈夫なのか?
この世界の常識がわかんないけどロボットが話したりなんの命令もないのに勝手に動いたりってなんか怖くね??
とりあえず身を潜めて会話を聞こう。
「大佐、まだこんな戦争を続けるおつもりですか!?
今我々が目を向けるべき問題は宇宙からの侵略、食糧問題の解決、小人化などなど無限に存在するのにたかが小国一国との戦争のためにこの現状から目を背けるおつもりですか!?」
「少佐、貴様に何がわかる。いいからお前たちは私の命令に従っていれば良いのだ。」
ふーん、なるほどなるほど小人化っていうのがなにか分からないけど問題が山積みな戦争中の軍内部で総意がばらばらな軍国って感じか?
あれ?ここに軍人がいるなら機械は戦争に使われてるってことになるよな?
もしかして僕、また死ぬ!?
それは嫌だ!バレないようにここから抜け出してやる!
気分で書いてるのでいつ次話が投稿されるか分からないです。
申し訳ない...