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消えたツノジカ―ヒロユキとツノジカ団―  作者: みどりりゅう


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46/53

46. 公園のたたかい(1)

≪よし!ツノジカ団のやつらは展示物におされて、引っこみはじめたぞ!今のうちにどんどんおしこむんだ!≫


 博物館の正面玄関に陣取って、かんだかい声で指示をとばしているのはカムノキヌゲネズミだった。


 真名を手にした彼は自由に動き回る力を得て、自ら陣頭に立ってネズミ団、そして自分に協力してくれる展示物たちに指示を与えていた。そこに


「『ボナパルト』さま。展示物のうち、虫や貝類は動きますが『むかしのいきものコーナー』の大型模型たちなどは、なかなか思った通りには動いてくれません」

 と注進して来るのはヒジカタだった。


 彼がネズミに「ボナパルト」の名をあたえたのだ。


≪くそっ!メソヒップス(古代のウマ)やデスモスティルス(古代のカバ)のやつらだな!名持ちになったオレさまの言うことを聞かない気か!?

 オレさまがちいさいからってバカにしやがって!自分らだって、しょせん1/5 (ごぶんのいち)の再現サイズのくせに、生意気な!かむのを支配したあとで見てろよ!リサイクルショップに売り飛ばしてやるからな!

 しかし『身近な生き物コーナー』の小型の哺乳類たちは動くはずだ!つれて来い!≫


 そんなネズミの熱弁をじっとうかがっていたヒジカタだったが

「――はっ?小型のほにゅうびんですか?ミルクがほしいんですか?」

 キョトンとした顔で、ずれた返事をした。

挿絵(By みてみん)

≪「びん」じゃねぇ!「るい」だ「るい」!とっとと動くように言え!≫ 

 身ぶり手ぶりでなんとか指示をあたえると、ヒジカタをおくりだす。




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